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ヨンギー・パクパーン

ヨンギー・パクパーン(Younghi Pagh-Paan、朴泳姫、1945年-)は、大韓民国の現代音楽の作曲家。ソウル出身。パーンは琵琶の称号「琶庵」を表す。1960年代までは、現代音楽に関する書物は日本語のものしかなく、まず日本語を覚えることから始まったという。やがてドイツへ留学し、フライブルク音楽大学でクラウス・フーバーなどに師事。現在はフーバーの妻となり、イタリアのパニカーレとブレーメンを往復している。第5回ボスヴィル現代音楽フォーラム第一位、ユネスコ国際作曲家会議第1位などのいくつかの受賞歴があるが、ハイデルベルク賞をアジア人ではじめて受賞したことが大きい。MONTAIGNEからアジア人として初のCDリリースを行ったことが話題となり、1995年に秋吉台セミナーの講師として初来日。武生国際作曲ワークショップにも2001年と2003年の2度招待されている。早期にドイツに渡り独韓の往復を行うことが無かったことから、韓国では長らく主流から外されていたが、最近ではその音楽性が正当に韓国音楽界でも評価され、国際講師として韓国に戻ることもある。旋法的な音組織を多用し、素材を丁寧に変容させて豊かな世界を築きあげるのが特徴。初期にはプロポーショナル・ノーテーションやポリ・テンポなどの複雑な様相が残っていたが、現在は完全に確定記譜で作曲している。寡作だが、その分1つ1つの作品への集中力は高い。オーケストラを数箇所の音源に分割して、別々の音楽が同時進行する大オーケストラのための「SORI(1979/1980)」、SORIの成功を受けて書かれた「NIM(1986/1987)」で名声を確実にした。反戦などの社会的メッセージを折り込んだテクストを使うことも、彼女の個性とみなされていた。全員が小さなパーカッションを担当する2人のクラリネット奏者と笙のための「Ta-Ryong V(1995)」ではクラリネット奏者が爪弾く小型の打楽器を、常に空いた手でさわり、その打楽器の余韻が塗されたなかを笙とクラリネットの線が、持続音で太い音楽性を彩ってゆく。通常の笙の書法は一段で済ますが、複雑な持続を達成するために数段で書かれており、大変至難な練習を強いられる。しかし、聴衆にはその苦労が聞き取られること無く、高音域のドローンの移り変わりを自然に認知できる。この頃から韓国の民族性を強調した音楽性には(韓国語で題名を書くことがあったとしても)拘泥することが無くなっていき、自伝的な様相が深くなる。6人の奏者の為の「U-Mul/Der Brunnen (泉)」は音空間が徐々に広がってゆく様子が耳で聞き取れるくらいに平明であり、現代音楽の持つ難解さをできるだけ払拭する努力が認められる。最小限の道具で、できる限り慎ましくなおかつ強くといった態度が、ドイツで認められた。これ以後、旋法性が顕著となり音場判定のしやすい構成に傾斜する。現在では教職活動と審査員活動が主であり、モンゴルへの出張やアトリエ・ノイエ・ムジークなどの活動も盛んであるが、年2-3作ほどの創作は続けている。長らくの懸案であった韓国の寓話に基づく室内オペラ「月影」も、2006年にISCM音楽祭の枠内で初演された。持続性はかつての作風から変わっていないが、旋律の抑揚が年を経るにつれ間隔が狭くなっており、静かで枯れた印象を与える。2008年の、ヴィオッティ国際音楽コンクール作曲部門の審査員メンバーでもあった。作品はRICORDIミュンヘンから全作が発売されている。パク・パーンはブレーメン音大の教授に付いた後、弟子の受賞にはなかなか恵まれない時期が続いたが、直弟子のトビアス・クリッヒが2013年度のガウデアムス国際作曲コンクールのグランプリを受賞した。

出典:wikipedia

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