求婚(きゅうこん)は、結婚を申し込むこと。プロポーズ(propose)とも呼ばれる。「結婚してください」「結婚しよう」と男性が女性に申し込む、あるいは女性が男性に申し込む。同性結婚が認められている国では、同性相手に求婚をすることもある。求婚は、結婚を決める前の一段階。結納や婚約よりも前の段階で、お互いの結婚の意思の疎通を図る。二人が結婚年齢に達していない、その他二人が法的に事実婚しかできない場合でも行われることがある。結婚は人生において大きな出来事の一つなので、求婚も大きな重みをもつ。女性にとっては結婚と同じぐらい重要でロマンチックなものであると考えられているが、男性には関門の一つだと考えられることが多い(断られる危険があるため)。求婚の方法の一つとして、婚約指輪を渡す方法がある。ただしその前に(指輪なしで)婚約の言葉を誓いあうこともある(婚約を参照)。1970年代には婚約指輪を渡す際に、「給料3か月分の指輪」という言葉が婚約指輪を意味する暗喩として使われたことがある。「給料3か月分」という言葉はダイヤモンド会社であるデビアスが販促のためにCMで使ったことから広く知れ渡った。ほとんどの場合は当人同士が面前で求婚をする。過去には、男性からしか求婚できなかった時代もあった。また、女性の親側から申し込むことは可能であったが、女性自身から求婚することはできなかった場合もある。日本も平安時代から男性から求婚の文を送るのが主流であったし、西洋でも男性から求婚するのが主流であった。しかし、近代以降に女性が活発に恋愛できる時代になると、男性から求婚を待たなければ結婚できないという状態に異を唱え、「自分からプロポーズしてもよい」という考えの女性も出るようになった(実際に自分から求婚したかどうかは別として)。『赤毛のアン』にも「恋人からプロポーズされなければ自分からプロポーズする」と主張する女性が登場する。この主張は、出版当時はかなり進んだ考え方であった。現在では、ストレートな感情表現を好む女性も増え、女性から男性に求婚をすることもおかしいこととは見なされなくなりつつある。例えば、芸能人のいとうまい子は自分から「籍入れてみる?」と提案し、プロポーズを行った。しかしながら、未だに「男性から女性に求婚をするべきだ」という固定観念に捉われている男女が多い。1994年に桂由美が会長を務める全日本ブライダル協会が、6月の第1日曜日を「プロポーズの日」と制定している。プロポーズは個々の事情などが大きく作用するが、なかなか踏み切れずにいるカップルにとってきっかけになれば、という考えから提唱している。また、結婚記念日は覚えていてもプロポーズの日は、特別なイベント(誕生日やクリスマスなど)と重なっていないと忘れられてしまうことが多い。生涯を共に歩みたい旨を伝えた大切な日を思い出す日にして欲しいとの思いも込められている。
出典:wikipedia
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