『銀色の髪のアギト』(ぎんいろのかみのアギト)はGONZOによる長編劇場アニメ作品。2006年1月7日公開。日本の劇場アニメ作品として初めて中国で公開された。公開当時はアニメーション製作会社としての名前も一般人にあまり知られていなかった。それにもかかわらず大掛かりな企画や宣伝をしなかったため、話題にはならず興行収入的には失敗であった。しかし、制作費が少ないこともあって大きな赤字は出ていない。また、『ラーゼフォン 多元変奏曲』上映の際に公開された、初期の劇場予告での題名は『SPIRIT』だった。300年後の未来、遺伝子操作の失敗によって意思を持った森が、人と都市を襲うようになってしまった世界で、その中でも森と比較的友好的な関係を築けている中立都市でアギトは暮らしていた。そこには、そのような世界であっても力強く愉快に日々を生きる人々の姿があった。アギトは、友人・カインと遊んでいる最中、偶然、ステイフィールド(永久生命維持装置)の中で眠る300年前の少女、トゥーラを目覚めさせた。運命的な出会いを遂げたアギトは、彼女に一目惚れをしてしまう。トゥーラは中立都市に滞在することとなる。彼女とアギトは愉快な仲間達と過ごしていくうちに、互いが互いに特別な感情を抱いている事に気付く。トゥーラは人間世界を再び復活させるという使命を背負っており、アギトと過ごしていくうちに徐々にその決意を固めていく。そして彼女はアギトに、森が人を襲わず、安心して生きられる世界がどれほど素晴らしいのかを語ると、シュナックとともにアギトのもとを去る。シュナックについていった彼女は、自身の父親が作り上げた環境デフラグメント・システム、イストークを起動させ、それによって環境を元に戻そうとする。それはいったん、森の全てを焼き払う事によって、後は環境自体の自然治癒能力によってもとの状態、つまり遺伝子操作の失敗以前に戻そうとするものであった。アギトは、トゥーラを取り戻すため、そして守るため、森から禁断の力を手に入れようと、強化体の儀式を受ける。強化体となった者にはある使命が森より託される。それは、森を護るということ。強化体となった銀色の髪のアギトは、トゥーラとシュナックのあとを追う。二つの相反する使命が交錯するなか、運命の歯車が大きく廻り始める。森は彼らを何処へ導くのだろうか。彼らは、何処へ行こうとしているのだろうか。2006年6月23日にDVDが通常版と初回盤同時発売。Blu-rayが2008年12月5日に発売されている。
出典:wikipedia
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