恩田すみれ(おんだ すみれ)は1997年1月から3月にフジテレビ系で放送された刑事ドラマ『踊る大捜査線』及びその劇場版の登場人物。演じた女優は深津絵里。以下、『踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!PERFECT BOOK』p. 40 より所属は青島俊作(演:織田裕二)と同じ刑事課だが、青島が所属する強行犯係ではなく隣の盗犯係である。世代が近い上に、警察官としては青島の「先輩」にあたるため、その気安さからか青島のことを「青島君」と、同期か年下のように呼び(実際は青島の方が3学年上)、しばしば青島と同じ事件の捜査にあたっている。「刑事はヒーローじゃない。公務員。」、「警察署はアパッチ砦じゃない。会社。」と青島に語り、「サラリーマンとしての刑事」の現実を教えた存在の1人。 正義感溢れる女性刑事で、特に女性や子供など弱者が巻き込まれる事件には徹底的に立ち向かう。かつて(1994年、テレビシリーズの開始から約3年前)ストーカー野口達夫に作中のアニメのキャラクターである「ピンクサファイア」に似ているという事でつきまとわれ、野口を逮捕する事はできたもののその際に腕に傷を負い当時していた婚約を解消してしまっていた。またこの事件で男に自分の後に立たれる事に恐怖を覚える事になる。このような経験から、女に暴力を振るう男を異常に敵視する傾向がある。また、相手が上司だろうが決して媚びない意志の強さを持ち、本庁幹部だろうと建設省(当時)事務次官だろうと間違った事は絶対に許さないという信念を持つ。以前本庁に在籍していた際にお茶汲みなどをやらされた事をずっと根に持っている様子。強行犯係の青島とは様々な事件を経て固い絆で結ばれている。色気より食い気という様に美味しいものに目がなく、又出世や昇進試験といった事も興味はない。スチュワーデスと偽って合コンに参加したり、「男運がない」「忙しくて美味しい物が食べにいけない」など色々愚痴はこぼすも、警察官という仕事に対してそれなりに生き甲斐を感じている。設定の上では「本人は東京出身だが、両親は現在は九州在住」。『秋の犯罪撲滅スペシャル』に於いて深津の出身地の方言である大分弁で父と電話で会話するシーンがあるが、実は演出スタッフがすみれの本籍地が東京である事をすっかり忘れていた明らかな演出ミスであり、のちに亀山千広プロデューサーが「両親は共に大分県出身で、東京で知り合い結婚。東京在住時にすみれを出産(従って本籍地は東京都)。家では大分弁を常時使っていたので彼女も大分弁を覚えてしまった。現在その両親は仕事の都合で大分に戻っている」という修正設定をファンの集いで語った。「ストーカー犯の野口に負わされた大きな傷が右腕にあるため、夏でも半袖を着ない」という設定があるにもかかわらず『踊る大ソウル線』では半袖を着ており、傷跡も無かったが、これは正規の続編というより、2002 FIFAワールドカップ記念のドラマ形式の韓国情報番組であるため、重視されなかったと思われる。また『踊る大ソウル線』内ではおぼつかない包丁捌きを披露し料理の不得意さを露呈した。『THE MOVIE2』にて国見昇により拳銃で撃たれて重傷を負うが、幸い命に別状はなかった。入院時、病院内で窃盗犯を捕まえ、五日後には元気に動き回り、食事を一日五食摂り、売店の菓子パンを買い占めたらしい。また『THE MOVIE1』との5年間の間に6つの都県にわたる大規模なスリグループの検挙により、警視総監賞を授与されている。『THE MOVIE3』では青島が警部補となり強行犯係の係長に昇進した(直属とは言わないまでも自分は部下の立場となった)にも関わらず、以前と変わらず「青島君」と呼んでいる。自身の健康について悩む青島を気遣い、またそのために仕事に支障を来した青島を叱咤したりと、青島との関係は相変わらず。しかし終盤で青島の部下に対して涙ながらに「青島君の遺志を継ぎなさい」と悲壮に叫ぶなど、その心中には確かな何らかの想いがあるように描写される。『THE FINAL』では前述の負傷に後遺症が残っていることが判明し、体力の限界を感じ退職を考えた。連続での放送時には色々なバリエーションのコートが用意されていたが、以降は刑事っぽいグレー、または白っぽいコートしか着なくなった。また初期に登場した赤いコートは深津絵里の私物である。すみれは他にもジャンパーやカーディガンを羽織る事も多い。人物設定などを収録した公式出版物
出典:wikipedia
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