安倍鉄道(あべてつどう)は、かつて静岡県静岡市に存在した軽便鉄道路線およびその運営会社である。明治時代末、安倍川沿いで産出される木材を運搬するための鉄道を建設する計画が安倍川周辺の住民の間で生まれ、1916年(大正5年)4月15日、井ノ宮 - 牛妻間9.6kmが開通した。本来の目的である貨物輸送や地元住民の足として親しまれ、一時期は改軌や梅ヶ島温泉への延長、藁科への支線の構想があり、1923年(大正12年)には静岡駅までの延長も計画されたが、自動車の普及によって経営が悪化。安倍鉄道も1926年(大正15年)より井ノ宮-静岡駅間、牛妻-俵沢間の乗合自動車業を開始したが、結局鉄道を延伸することのないまま1933年(昭和8年)10月20日に営業を休止、この間乗合自動車は営業していたが翌1934年(昭和9年)6月16日に鉄道旅客営業を廃止して、乗合自動車事業を山下バスに譲渡。鉄道も11月15日をもって正式に廃止となる。最終の列車には乗客が1人もなかったという、寂しい終焉であった。なお、この路線は開業から廃止に至るまで一度も他の鉄道路線と接続することのない孤立した路線であった。(廃止時点のもの)1930年5月1日改正廃止時点、今尾 (2008) による井ノ宮駅* - 籠上駅 - 菖蒲ヶ谷駅 - 御新田駅 - 役場前駅 - 福田ヶ谷駅 - 下村駅 - 大土手駅 - 門屋駅 - 中沢駅 - 牛妻駅開業にあたり全車両を大日本軌道より購入した。開業後すぐ追加注文し開業年度末より廃止まで両数は変化が無かった。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。