福岡県道21号福岡直方線(ふくおかけんどう21ごう ふくおかのおがたせん)は、福岡県福岡市博多区から、同県直方市に至る主要地方道(県道)である。沿線には自動車関連工業が集積する宮若市や脇田温泉などがある。また直方市から国道200号などを利用して福岡市と北九州市を連絡可能であるため、国道3号の渋滞を避けてこちらを通る大型車も多く、交通量は多い。ほぼ全区間に亘り山陽新幹線と並行している。沿線の宮若市・直方市と福岡市とをほぼ直線で結んでおり、福岡 - 北九州間の最短経路として機能しているため、これら自治体と福岡都市圏を往来する車両の大半は当線を経由している。なお新犬鳴トンネル周辺は山間部となっており、冬場は積雪や路面凍結がある。犬鳴ダムの建設に伴う、付け替え区間がある。犬鳴峠旧道にある犬鳴隧道(旧犬鳴トンネル)は現在は閉鎖されており、バイパスとして建設された新犬鳴トンネルしか通行できない。宮若市ではバイパスが整備されている(ただし旧ルートはバイパス全通後も当線県道指定から外されていない)。起点の福岡市東区内では大型車の通行が事実上困難な程の商店街沿いを通らなければならず、国道201号などへ迂回して福岡市街および直方方面に向かう事例が多い。当県道上の多くの区間でJR九州バスが福岡市と直方市を結ぶ路線バス(直方線)を運行している。ただし、一部の区間は当県道上から外れている。福岡市福岡県土整備事務所管内直方県土整備事務所管内福岡市・粕屋町福岡市博多区の千代交差点が起点である。起点から約100mの間はパピヨン通りの一部で、北西に向かって進むが、千代3丁目交差点で右折し、北東に向きを変える。箱崎地区に入り九州大学病院の前を経て商店街の中を通り抜けるが、この商店街内には一方通行の区間がある。商店街を抜けて右折し東側に進み、箱崎駅の下をくぐり宇美川を渡り、700mほど進んだところにある交差点で左前方に向きを変え、再び北東に進む。国道3号博多バイパスを渡り、福岡流通センターの西側を通り、都市高速道路4号線の下をくぐり多々良川を渡る。若宮地区の住宅地内で東側に向きを変え、山陽新幹線の下をくぐり、粕屋町に入る。粕屋町では町の北端部を東西に通る。香椎線を踏切で越え、川を渡り再び福岡市に入る。北東に向きを変え、九州自動車道の下を通り久山町に入る。久山町町の南西端にある深井交差点で県道35号線と交差し、2kmほど進み、久山町の中心部にあたる久原交差点を通る。久原交差点から2kmほど進み中心市街地の北端にある山の神交差点を抜けると犬鳴峠越えの区間に入り、急勾配やカーブのある山間部となる。山を上ったところにある新犬鳴トンネル内で宮若市に入る。犬鳴峠越えはかつてヘアピンカーブが連続する狭い道であったが、新犬鳴トンネルが開通したことで解消された。新犬鳴トンネルの手前で右折するとこの旧道へ入ることができたが、現在は柵で封鎖され監視カメラが設置されており、無断での立ち入りが認められた場合は警察への通報が行われる。宮若市新犬鳴トンネルを抜けて下り坂となる。宮若市側では犬鳴峠越えの旧道はすべて閉鎖されている。下り坂を下りきり、脇田温泉の北側を通る。そして5kmほど北東に進み、市内の福丸を通る。福丸の約1.5km東側にある芹田大谷交差点で宮若市の中心市街地内を通る旧道と中心市街地より北側を通るバイパスに分かれる。かゆだ橋交差点で旧道とバイパスが再び合流し、鴨生田池を渡り直方市に入る。直方市北東に向かって2kmほど進み、JR九州直方運輸センターの前で突き当たり右折し、南に向きを変える。100mほど進んだところにある交差点で南西に向きを変える。この交差点を左折すると県道467号線に入り、直方市の中心部に通じる。南西に1kmほど進んだところで交差点を左折して東進し、住宅地の中を通り筑豊本線・平成筑豊鉄道伊田線の下をくぐり抜け、国道200号との交点である勘六橋西交差点で終点となる。
出典:wikipedia
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