


インターネット崩壊論(インターネットほうかいろん)は、インターネット上のトラフィック増大により処理許容量を超え、インターネットが崩壊すると言われる論である。パロアルト研究所および3Comでイーサネットの設計に携わったロバート・メトカーフが1995年に発表したものが特に有名なものである。崩壊論は数年おきに浮上しており、その原因として過去、インターネットの商用化開始、ネット上のコンテンツの肥大化、ブロードバンド回線の普及などがあげられた。最近ではP2Pトラフィックの増大を受けて崩壊論が叫ばれた。2010年現在、崩壊までには至っていないが、一部の中小のインターネットサービスプロバイダはトラフィックの増大に対応しきれず、業界再編成につながった。2001年にCodeRedが大流行したときに、実際にトラフィック増大によるネットワーク停止・遅延が起きたので、トラフィック増大により破綻する可能性は否定できないが、実際にはトラフィック増大に対応するようインターネットサービスプロバイダや回線業者側で設備増強が行われている上、通常ユーザと比較して異常なトラフィックを流すユーザに対して、帯域制限をかける・インターフェースを閉じるなどして排除しており、本当に崩壊することはないと考えられる。P2P規制でトラフィック抑制がされたが、動画サイトの利用急増とモバイルネットワークの高速化で急激なトラフィック増加が顕著に。
出典:wikipedia
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