関西おでかけパス（かんさいおでかけパス）は、2008年6月で発売終了した、西日本旅客鉄道（JR西日本）アーバンネットワーク内の普通列車普通車自由席が、一日乗り放題になる前売り制の特別企画乗車券である。なお、本項では以下のものについても記述する。京阪神地区及び和歌山市付近の旅客向けに発売されていたが、2008年6月26日で発売を終了した。前身は、2003年5月1日～5日発売、5月3日～5日のいずれか1日有効の京阪神おでかけパスで、発売日当日の利用も可能であったが、2003年7月19日以降利用分から、利用期間は土休日ダイヤの日で、利用日の1ヶ月前から7日前までの発売となった。2006年1月7日以降利用分から名称が、関西おでかけパスに変更され、利用日の1ヶ月前から3日前までの発売となった。2008年6月26日で発売を終了した。料金は大人が2,000円、こどもが1,000円。利用日の1か月前から3日前まで発売。利用期間は土曜・休日ダイヤで運行される日であった。発売を終了した関西おでかけパスの代わりに、2008年夏には関西夏休みパスが、2008年冬には関西冬休みパスがそれぞれ発売された。フリーエリアが拡大し、関西夏休みパスは関西１デイパスと同じで、関西冬休みパスは関西おでかけパスのエリアに和田岬線が追加された。なお、両パスは特急・急行・新幹線に乗車できない代わりに、平日にも利用が可能であった。料金は大人が2,000円、こどもが1,000円。利用日の1ヶ月前から3日前まで発売。2009年夏から始まったJR西日本と京阪・南海の連携の取り組みとして発売する、JR西日本管内のフリーエリア乗り放題と南海グループ及び京阪グループの列車等の乗り物に乗車可能な1日有効の企画乗車券である。なお、関西1デイ納涼パス以降は山陰本線嵯峨野線の亀岡駅 - 園部駅間がJRのフリーエリアに、秋の関西1デイパス（2010年以降）では新たな連携先として近江鉄道の鉄道路線全線（バス路線は利用不可）が乗り放題区間に、2011年冬の関西1デイパスから和田岬線がJRのフリーエリアに、2012年の夏の関西1デイパスから近鉄グループの乗り物が利用可能路線に追加されている。いずれもJR在来線の特急列車は乗車可能であるが特急券が必要である（新幹線は利用不可）。JR（2010年以降の秋発売分については近江鉄道も含む）の乗車券以外は、付属の「チケット引換券」を指定された場所でチケットと引き換え(南海及び京阪及び近鉄どれか1つのみ、引き換え後は変更不可）が必要。パスとチケットは同一日に使用しなくてはならない。利用期間内にJR西日本の行うスタンプラリーに参加することができる。JR西日本管内の全てのみどりの窓口・みどりの券売機プラス及び主要旅行代理店で購入可能であるが、2012年夏版よりみどりの券売機でも購入可能となった。夏の関西1デイパスはJR西日本の行っている電話予約サービス（決済済み予約のみ）での購入が可能。なお九州ではJR西日本の管轄である山陽新幹線博多駅及び小倉駅で購入が可能。なお、余談ではあるが、JR西日本岡山支社でも岡山・福山周辺エリアが1日乗り放題の企画乗車券（吉備之国くまなくおでかけパス、旧：岡山・尾道おでかけパス）を期間限定で発売しているが利用日の前日までの購入が必要である。また利用エリアの東端の駅が山陽本線が三石駅、赤穂線が寒河駅のため、両方利用する場合は三石駅 - 上郡駅または寒河駅 - 播州赤穂駅の乗車券が別途必要となる。料金は、大人2,900円、こども1,500円。但し、関西1デイ納涼パスと2012年夏の関西1デイパス以降2014年3月31日までの発売価格は大人3,500円、こども1,750円。2014年4月1日以降の発売価格は大人3,600円、こども1,800円、利用日の1か月前から当日まで発売。下記の中で、引換え対象の2～3つのチケットのうち、1つのみ引き換えることができる。近鉄グループ京阪グループ南海グループ北陸地方の主要駅から、京阪神方面へ向かう旅客向けに発売される。関西おでかけパスと同一のフリー区間内の普通列車普通車自由席が、利用開始日より4日間の乗り放題となる。利用日の1か月前から発売している。利用当日の購入ができる。料金は発駅によって異なる。フリーエリア内までの往復はサンダーバードの普通車指定席が利用可能である。かつては、山陽地方・和歌山県南部の主要駅からも、京阪神方面へ向かう旅客向けに発売されていた。加えて、山陽地方からの場合は発駅から西明石駅又は新大阪駅までの山陽新幹線普通車指定席の往復利用が、北陸地方・和歌山県南部からの場合は発駅からフリー区間までの特急列車普通車自由席の往復利用が可能であった。2008年9月27日まで発売され、使用期間は同年9月30日まで。2008年10月1日以降、山陽地方・和歌山県南部の主要駅からの関西往復フリーきっぷの販売は中止している。JR東日本のエリアに属する新潟県内の主要駅から、京阪神方面へ向かう旅客向けに発売された。内容は関西往復フリーきっぷとほぼ同様であるが、以下の違いがあった。2009年3月27日まで（直江津駅発は28日まで）発売され、使用期間は3月31日まで。なお、2009年4月1日以降販売は中止している。関西おでかけパス・関西往復フリーきっぷ・関西フリーきっぷとも共通。路線名は一部愛称で記述。関西夏休みパスは上記に加えて北陸本線の敦賀駅 - 米原駅間、琵琶湖線の米原駅 - 草津駅間、湖西線の近江塩津駅 - 堅田間、草津線全線、関西本線の柘植駅 - 加茂駅間、福知山線（JR宝塚線）の新三田駅 - 篠山口駅間、JR神戸線・山陽本線の西明石駅 - 上郡駅間、赤穂線の相生駅 - 播州赤穂駅間、和歌山線の五条駅 - 和歌山駅間がフリーエリアに含まれる。関西1デイ納涼パス以降は上記・前記に加え嵯峨野線の亀岡駅 - 園部駅間や、和田岬線が追加された。関西おでかけパスを提示すると、割引などの特典が受けられる施設があった。

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