名阪まる得きっぷ(めいはんまるとくきっぷ)は、近畿日本鉄道(近鉄)が発売している、乗車券と特別急行券をセットにした回数乗車券タイプの企画乗車券である。商品名どおり、大阪難波駅・大阪上本町駅・鶴橋駅 - 近鉄名古屋駅間で特急列車を利用できる。名阪甲特急(主としてアーバンライナーnextやアーバンライナーplusで運用されるノンストップ特急)のほか、名阪乙特急(途中の主要駅に停車)や、伊勢中川駅での阪伊・名伊特急乗り継ぎでも利用できる。途中下車はできない(前途無効となる)。また区間変更もできない。近鉄日本橋駅で乗降する場合は、大阪上本町駅又は鶴橋駅で普通列車・急行列車等に乗り継ぐ。大阪難波駅 - 桑名駅や、大和八木駅 - 名古屋駅のように一部区間のみの利用もできるが、途中乗車・前途放棄の扱いになる。後戻りしない限り、特急列車と普通列車・急行列車等を乗り継いで、鶴橋駅 - 名古屋駅間の各駅(今里駅 - 伊勢中川駅 - 米野駅の各駅)でも乗降できる。難波線・大阪線・名古屋線以外の各駅で乗降するには、分岐乗車する区間の別途運賃が必要となる(特急利用の場合は特急料金も必要)。この回数券はレギュラーシート(JRの普通車指定席に相当)用とデラックスシート(JRのグリーン車に相当)用それぞれに5枚つづりと10枚つづりの計4種類が用意されている。座席クラスと枚数で、細かい商品名がつけられている。大人用のみで、小人用の発売はない。大人用1枚で小人2人が乗車することはできない。近鉄主要駅、阪神神戸三宮駅、主要旅行会社で発売されており、有効期限は購入日から3か月である。難波や名古屋などの金券ショップでは、1枚単位で多量にばら売りされており、入手は容易である。一部券片使用後の残り分の払い戻しも可能で、払戻額は(発売金額)-(正規運賃+料金)×(使用済み券片数)-(手数料210円)。ただし発売時の表紙が必要となるので、ばら売りされたものは払い戻し不可。名阪まる得きっぷ自体は非磁気化の常備券(あらかじめ専用の用紙に印刷したもの)であり、そのままでは改札を通れない。乗車前に特急券売場の有人窓口に提出して座席指定を受けると(特急券自動発売機は使用できない)、引き換えに自動改札機を利用できる磁気化券が発行される。座席指定は使用日の1か月前から行っている。利用期間の制限はなく、ゴールデンウィークやお盆、年末年始でも使用できる。レギュラーシート用に追加料金(大阪難波・大阪上本町・鶴橋 - 名古屋の場合 510円)を窓口で支払って、デラックスシートに乗車することもできる。デラックスシート用でレギュラーシートに乗車することもでき、差額の払い戻しを受けられる(デラックス料金も割引されているので、払戻額は510円より少ない)。伊勢志摩ライナーで運用される列車なら、レギュラーシート用2枚または4枚でサロンカーに乗車することもできる。名阪まる得きっぷ(近鉄サイト内)
出典:wikipedia
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