縮地(しゅくち)、あるいは縮地法・縮地術は、距離を縮めることで長距離を瞬時に移動する技能(本来は仙術)である。「縮地」という名前は中国晋代の『神仙伝』に登場する後漢の方士費長房(隋代の同名の仏教学者とは別人)の故事に由来する。道教が盛んな朝鮮半島でも古くから知られており、新羅の時代には唐から新羅まで縮地で移動したという伝説が残っているほか、李氏朝鮮時代の文学『田禹治伝』等の書物に登場する。現代でも商人が下関から韓国まで縮地で帰ったという話が韓国に残されている等、それなりに知られている技術である。北朝鮮のプロパガンダの中では金日成は縮地法の使い手であったとされ、瞬間移動などを行ったとされている。息子の金正日も父同様に縮地法を使えるとされており、実際に『将軍様、縮地法をお使いになる』という楽曲が存在している。近年の日本武術で、瞬時に相手との間合いを詰めたり、相手の死角に入り込む体捌きを、縮地と呼ぶ。伝統武術が同種の技術を「縮地」と呼んだ例は確認できないが、無論、近づいている事を気付かせない移動法等のある意味で「瞬時に接近する」技術や、長い距離を少ない歩数で接近する技術自体はあった。合気道の開祖植芝盛平の逸話に数十メートルの距離を一瞬にして移動したという話がある。開祖の高弟である塩田剛三の著書には、軍人に的の位置に立った開祖を撃たせ、発射の瞬間に距離をつめ、弾が的のあたりに当たる時には撃った兵士が投げられていたという記述がある。以下、仙術としての縮地を「1」、武術の技法としての縮地を「2」とする。
出典:wikipedia
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