『ピーマン白書』(ピーマンはくしょ)は、1980年10月4日から11月22日の毎週土曜日20:00 - 20:54にフジテレビ系(ただし一部系列局除く)で放送されたテレビドラマである。「人生のリセットは可能か?」をテーマにした学園ドラマである。しかし、2パーセント台という著しい低視聴率を記録。1か月で打ち切りが決まり、特番で2週間飛ばされたうえに、第5話までの後に最終話(第9話)を放送して終了。終了後の3週間は特番でつなぎ、飛ばされた第6話から第8話は後日深夜枠で放送された。初回から最終回までの日数はわずか50日。当時キー局製作レギュラー番組としては史上最短記録で、同じフジテレビ系列(ただしこちらは全系列局で放送)の『自信回復TV 胸はって行こう!』(2002年10月 - 11月)まで22年間破られなかった。それゆえに「フジテレビのドラマで歴代最下位」とまで言われた。生徒たちに同行する生物キャラ「エックス」の存在は、学園ドラマとしては極めて異色であった。再放送およびDVDソフト化はされていない。ただし、2005年5月28日から6月3日に行われたイベント「テレビマンユニオンレトロスペクティブ「スゴバン」」内で一部話数が上映、公開されている。校長先生から「おまえたち、小学校からやり直せ」と言われた杉並八中3年3組の生徒25人が、自分たちを受け入れてくれる小学校を求めて旅に出て、旅先でのさまざまな葛藤や人々との出会いを描いた学園コメディ。彼らの味方は、同伴する謎の生物エックス、ラジオDJのふとがね金太、そして連れ戻そうとしたが考えを改め彼らに同伴する担任教師・夏目三太郎のみ。旅の様子は、「サウンドパンチ」の「杉並八中3年3組コーナー」を通じて、杉並八中に残った生徒や教師たちに伝えられる。最終回では教頭が、一流校への進学を目指す残留生徒グループを連れて、脱走生徒を必ず連れて帰るという「毒をもって毒を制す」作戦に出る。教頭と残留生徒たちはラジオ番組を聞いて先回りし、夏目と25人の脱走生徒グループの前に現れる。残留生徒たちによる、脱走生徒の身を心配する涙ながらの説得(本心はカリキュラム変更を恐れているため、演技である)に、脱走生徒たちの心は揺れる。そして、友情に心動かされ、小学校探しも無理であることを悟った25人は帰還を決意しエックスも消滅、旅は終わる。脱走生徒からの電話で旅が終わったことを知ったふとがね金太は、人気だったコーナーの終了を渋った。そこで彼は、生徒たちの旅がまだ終わっていないことにしようと考えた。誰もいない深夜の教室に雪が降る。雪はしんしんと降り、机や椅子に積もっていく。そこに、生徒たちの旅を応援する、ふとがねのDJが流れる。しかし、上記はあくまでも9話打ち切りの物語である。当初は全21話の予定で、残留生徒の裏切りにより帰還するのは第19話で、第20話では進学一辺倒の教育に押さえ付けられた脱走生徒グループの怒りと苦悩を描き、最終回の第21話では、脱走生徒グループと引率の教師らの報復行為である卒業式ジャックが行われるものだった。まず、裏切った残留生徒に対しては、下剤入りの牛乳を飲ませてトイレにカンヅメにした。卒業式では、脱走生徒全員が幼稚園の制服を着て卒業証書を破り、生徒の一人が校長や教頭に対して「僕たちはこれから小学校からやり直します!だから、卒業証書なんて必要ありません!」と清々しい表情でマイクで話した。一方、ふとがね金太のラジオ番組「サウンドパンチ」は、「杉並八中3年3組コーナー」のやらせが発覚して打ち切りとなった。そのラジオの最終回でふとがねが「おれも小学校からやり直したいな…」とぼやくシーンでこの物語は終了する。視聴率は関東地方のもの。ビデオリサーチによる。
出典:wikipedia
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