禁野車塚古墳(きんやくるまづかこふん)は、大阪府枚方市の京阪電鉄交野線宮之阪駅徒歩5分のところにある大阪府内最古級の前方後円墳で、前方部を西に向けている。1972年に国の史跡に指定された。この古墳は4世紀末から5世紀初頭に造られたと推定されている。「この古墳にはツチノコが住んでいて、いたずらしようとする者に祟りを与える」といういい伝えが残っている。現在では小さな公園となっている。枚方市は同古墳と周辺の整備をし、史跡公園を作る計画を進めている。 淀川流域前期古墳研究調査団の調査会が、2008年に関西・京都橘・京都府立の3大学と調査団をつくり8月に測量調査を行った。その結果、墳丘全長もこれまでより約10メートル長い約120メートルと判明した。また、前方部がばち形、後円部からくびれ部にかけてのスロープの存在、墳丘幅が最も狭い部分が前方部に存在する、などの特徴が箸墓古墳と共通し、縮尺を調整して測量図を重ねると等高線がほぼ一致したことから、相似墳であると発表した。これによりこれまでに出土した埴輪から4世紀の築造とされてきた禁野車塚古墳の築造時期が、3世紀末から4世紀初めに遡るとみられる。禁野車塚古墳では、ヤマト王権発祥の地である奈良盆地南東部に分布する前期古墳の竪穴式石室と同じ材質(大阪府柏原市の芝山産)の石材が出土していることや丘陵を利用せずに平地に盛り土で造られたという特徴が箸墓古墳と共通していることから、これまでにも初期ヤマト王権と関係のある人物が埋葬された可能性が指摘されてきた。禁野車塚古墳(枚方市HP)
出典:wikipedia
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