『週刊少年ジャンプ』(しゅうかんしょうねんジャンプ、WEEKLY JUMP) は、集英社が発行する日本の週刊少年漫画雑誌。略称は『ジャンプ』、『WJ』 など。1968年に『少年ジャンプ』として月2回刊誌として創刊、翌1969年より週刊となり『週刊少年ジャンプ』に改名。1968年7月11日に『少年ジャンプ』の名称で同年の8月1日号として創刊。創刊時は月2回(第2・第4木曜日)発売、1969年10月から週刊化された。2003年5月までは毎週火曜日発売、2016年現在は毎週月曜日発売。シンボルマークは海賊マーク(ジャンプパイレーツ)。1995年に653万部という漫画雑誌の最高発行部数を記録した。雑誌キーワードは「友情」「努力」「勝利」。すべての掲載作品のテーマにこの要素または繋がるものを最低1つ、必ず入れることが編集方針になっている。これは同誌の前身とも言える月刊漫画雑誌『少年ブック』の編集方針から受け継いだものであり、元は小学校4年生・5年生を対象にしたアンケート(「一番心あたたまる言葉」「一番大切に思う言葉」「一番嬉しい言葉」)によって決められたものである。2014年9月以降は電子書籍版でも紙媒体と同日配信しており、「少年ジャンプ+」のアプリケーションをインストールすれば有料で購入することができる。紙面を超えた活動にも積極的で、『週刊少年ジャンプ』関連のオリジナルグッズを販売する店舗(ジャンプショップ)やウェブコミック配信サイト(ジャンプデジタルマンガ・少年ジャンプ+)、テーマパーク(J-WORLD TOKYO)、テレビ番組(サキよみ ジャンBANG!・特捜警察ジャンポリス)などを擁している。編集部は小中学生男子を主な読者対象として想定している。現在、読者構成は中学生を中心として小学校高学年から高校生が主であり、『週刊少年マガジン』(講談社)・『週刊少年サンデー』(小学館)・『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)よりも低年齢寄りである。2012年9月時点では男女比が約8対2、年齢層は9歳以下が5.1%、10〜15歳が約63.0%、16歳以上が31.9%となっている。また、集英社広報によると2009年時点で読者アンケートのうち7割を10代が占めているという。創刊時の小学館との関係から、連載作品は建前上はない(全部読み切りで、第○話・終わり、という形式になっている)。基本的に掲載作品はバトル漫画・スポーツ漫画・ギャグ漫画などの少年漫画が主流である。SF・ファンタジーや冒険物、ラブコメディ、社会派・ドキュメンタリー作品なども数多く掲載されている。人気の低下した連載作品はすぐに打ち切りの対象にされるため、10〜20週前後(単行本1-3巻分の分量)で終了となる作品が多く、作品・作家の間で連載枠を巡る激しい生存競争が毎週誌上で起きている。連載一周年を超えた作品などは、本誌連載が打ち切られても他誌に完結編を掲載する場合がある。掲載順はアンケート結果を元に副編集長がその週ごとの雑誌構成を考慮して決めている。上位人気であるほど誌面の前面に掲載される傾向にある。例外的にほぼ毎回巻末に固定的に掲載される作品や、原稿の入稿が遅れたために後面に掲載される場合もある。また、タイアップ商品の広告や関連の企画記事がある場合など、編集の方針などによっても左右される。大半の作品は最終回を掲載順最後尾に掲載される。稀に長期連載を果たした人気作の最終回が、巻頭カラーや巻中カラーで掲載されることがある。週刊漫画誌の場合は、何号かおきに作品を休載させ、作家に休養を与えるケースが多い。また、「作者が大学在学中」「作者が病気療養中」などの特殊な事情がある場合は、通常の週刊連載ではなく、不定期掲載という形で対応することも多いが、ジャンプはごく少数の例外を除いて、作品を休載させることはほとんどないため、連載作家の完全な休日は年4回(合併号がある時期)の数日のみという、過酷なペースで執筆しなければならないとされている(このような過酷さは「幕張」などで描かれている)。現在では、作者の体調不良で年に数回ほど休載するケース(「ONE PIECE」「ワールドトリガー」など)や、幾度の長期休載を続けている「HUNTER×HUNTER」などがある。なお、事前に予告のない形で休載される(ほとんどが作者の急病などにより当該号分の原稿執筆ができなかったものである)場合、本来その漫画が掲載されるページにおいて、「その漫画が休載したこと」「再開予定」をお知らせするページが挟まれる。その次のページに新人紹介ページが挟まれ、さらにその次のページから17〜19ページ程度の代理原稿である読み切りが掲載される。この読み切りは本来載る予定がないためアンケートハガキにも番号指定が無いことがほとんどであり、代原の最終ページのアオリ文などに、この漫画にアンケート投票する場合の番号が指定される。表紙は基本的に連載漫画作品が担当している。表紙に選ばれる作品は新連載や周年を迎えた作品が多い。背表紙も基本的に表表紙の作品が飾っている。連載10周年などを迎えた作品が1年を通じて背表紙イラストを独占することもある。かつては他の週刊少年漫画誌と同じくスポーツ選手やアイドルのグラビアが表紙・巻頭を飾っていた(1970年代後半から1980年代前半までと1990年代の一時期)が1996年以降はほぼない。現代では2色の情報ページなどでスポーツ選手の特集やインタビュー記事が行われている。以下に挙げられている新人契約制度やアンケートシステムに関する詳細は、『少年ジャンプ』草創期に編集長を務めた西村繁男の著した書籍「さらばわが青春の『少年ジャンプ』」内に詳しい記述がある。創刊以来、新人作家を積極的に登用し続けている。これは創刊時に後発の少年漫画誌として、当時の人気漫画家を確保出来なかったためで、連載作家のほぼ全員を新人で揃えることになった。この方針は、週刊少年漫画雑誌で最大部数を誇るようになってからも継承されており、現在でも編集部は新人育成に力を入れている。本誌でデビューした作家は必ず集英社と専属契約を結ぶ。この契約が結ばれている間、作家は原稿料と別に契約料を貰える代わりに、他の出版社での仕事や専属契約終了後を見越した交渉をすることすらできない。各作品の欄外における「○○先生の漫画が読めるのはジャンプだけ!」などの煽りはこの契約によるものである。「ハレンチ学園」の作者・永井豪が他誌でも連載を開始し、危機感を持った編集長(当時)長野規が発案した。「男一匹ガキ大将」を連載していた本宮ひろ志と最初に契約が結ばれた。本誌3代目編集長・西村繁男は集英社退社後に自著で「漫画家に対する執筆保証の項目がない他、契約期間中は他誌との執筆交渉すらできないという点で、極めて編集部に有利な契約である」と指摘している。甲斐谷忍、木多康昭、キユ(現・松井勝法)など、本誌ではヒット作を出せなかった作家が他誌・他社へと活動の場を移して成功した例がある。週刊少年ジャンプは他誌と比較しても、読者アンケートを参考にして編集の方針を定める傾向が強い。アンケートによる評価は作家の実績・経歴に関係なく平等に適用され、「アンケート至上主義」と呼ばれる。このため、一世を風靡した作品・作家でもアンケートが悪いと打ち切られることがある。ただし、アンケート結果が厳格に運用されて全誌面の構成が決定するわけではなく、編集部の販売戦略やデータマイニングも加味して誌面・作品の構成が左右されることがある。アンケート至上主義は「アストロ球団」を連載していた中島徳博の「大御所というだけで人気もない漫画が載っているのはおかしい。アンケートの結果を1週で出すようにして、サバイバルにせよ」という提案が発端だが、提唱者の中島も何度か打ち切りにあっている。真倉翔・岡野剛は「アンケートの結果に基づき作品の内容を変えたり、あらゆる創意工夫が求められ、いつ連載を打ち切られるか、常に心配していた」と言及(「地獄先生ぬ〜べ〜」文庫版)。西村繁男は「アンケートが2位以下の作品はすべて終了候補である」と言い切っている。前述のように、掲載順も基本的にアンケート上位の作品であるほど誌面の前面に掲載される傾向にある。集英社は自らメディア化をすることは少なく、特に映像化に関しては良い条件でオファーが来て初めて映像化する方針を採っている。一方で小説化・VOMIC化などは自社媒体で行われている。人気作品の大半はテレビアニメ化されている。劇場映画・OVAで展開される作品もあり、「ONE PIECE」のように日本国外でも高い人気を誇る作品もある。2011年10月では、実に週に11本の新作アニメが放送された。最初期を除く1970年代までのジャンプ編集部は、作品をテレビアニメで無料放送すると、読者が満足して雑誌・単行本が売れなくなると懸念していた。しかし、「Dr.スランプ アラレちゃん」(1981年放映開始)のテレビアニメ化によって、集英社は販売促進や版権など予想を超える収益を得た。この作品は複数の在京テレビ局からオファーがあり、フジテレビ編成局長(当時)・日枝久は何度も集英社を訪ね、その熱烈な要望に集英社が折れる形でアニメ化を許諾したものであった。これ以後、集英社は自社作品のアニメ化に積極的になる。他誌のアニメ・ドラマ化作品に比べて全日帯アニメが多い。深夜枠で放送された作品は描写が全日帯向けではない作品、放送時には既に本誌連載が終了していた作品が多い。しかし近年は少子化の影響で全日帯アニメ枠が減り、4大キー局でのゴールデンタイム帯放送作品は2006年10月に枠移動となった「ONE PIECE」が最後となった(テレビ東京系列(TXN)では「NARUTO -ナルト- 疾風伝」がゴールデンタイムに放送中)。そのため、2010年代以降は、内容を問わず深夜枠で放送されることが多くなっている。全てのキー局で作品をアニメ化した実績がある。TBSや2000年代以降のテレビ朝日では他の民放と比べ本数が少ない。2010年代に入るとTBSの在阪局であるMBS制作でのアニメ化が増えているが、一部はUHFアニメとしてTOKYO MXなどの地方局やBS11にて放送される作品もある。『ハイキュー!!』や『食戟のソーマ』のように、第1期はTBS系で放送されたのに対し、第2期はUHFアニメとして放送されたりと、シーズン毎のネット形態が異なる事もある。NHKでは2010年に初めてジャンプの新作アニメ作品が放送された。主にテレビアニメの劇場版として放映。『ONE PIECE』『NARUTO -ナルト-』『ドラゴンボール』などシリーズ化したものもある。近年、人気作品の多くは集英社のヴォイスコミック「VOMIC」で展開された。『サキよみ ジャンBANG!』でテレビ放送された作品も多い。FLAShアニメを製作して、インターネット上に配信することがある。1978年に、ビクターから当時の連載作品のイメージソングを収録したLPレコード『スーパー・サウンド・コミックス「少年ジャンプ」』(規格番号はJBX-188)が発売された。また、集英社のドラマCDレーベル「集英社ドラマCD」で展開された作品もある。近年、人気作品の大半はライトノベル系新書レーベル『ジャンプ ジェイ ブックス』でノベライズされている。テレビドラマ化された作品は、昭和期には「ハレンチ学園」 (1970年・東京12チャンネル)、「キャッツ♥アイ」(1988年・日本テレビ 土曜スーパースペシャル内)が放送された程度であるが、平成に入ると2000年代後半から2010年代にかけて数多くの作品がドラマ化されるようになった。主なものとして、「ろくでなしBLUES」(日本テレビ水曜24時59分)、「地獄先生ぬ〜べ〜」・「ど根性ガエル」(土曜ドラマ)、「DEATH NOTE」(日曜ドラマ)、「アストロ球団」(テレビ朝日水曜27時10分)、「ROOKIES」・「こちら葛飾区亀有公園前派出所」(TBSの土曜8時枠)、「風魔の小次郎」(独立放送局ほか)などがある。海外でも同様で、「テニスの王子様」(中国)や「シティーハンター」(韓国)といった作品がドラマ化されている。前述のテレビドラマ「ROOKIES」「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の劇場版のほか、「魁!!男塾」、「テニスの王子様」、「DEATH NOTE」、「ピューと吹く!ジャガー」、「るろうに剣心」、「究極!!変態仮面」、「DRAGON BALL」、「暗殺教室」などが実写映画化されている。「WILD HALF」「NARUTO-ナルト-」など。「テニスの王子様」、「BLEACH」「DEATH NOTE」「るろうに剣心」はミュージカル化されている。「DEATH NOTE」(東京原宿・大阪心斎橋にある常設スタジオヒミツキチオブスクラップ限定)や「ONE PIECE」(2014年は全国のZeppを巡回するライブハウスツアー形式。2015年は全国を巡回する野外ツアー形式)や「暗殺教室」がリアル脱出ゲーム(東京・大阪での常設スタジオ(東京道玄坂ヒミツキチラボ・大阪心斎橋ヒミツキチオブスクラップ)同時開催を皮切りに全国を巡回するツアー形式)化されている。『少年ジャンプ』の編集者は、創刊当初こそ嘱託・アルバイトなどの非正規雇用も存在したものの、現在は基本的に正規雇用(正社員)のみで構成されている。そのため集英社発行の他雑誌はもちろん、総務部や人事部など全く畑違いの部署へと異動することもある。一方で『ジャンプ』系列誌から全く異動がない者もおり、第4代以降の編集長は全て、入社以来一貫して『ジャンプ』系列誌の編集者だった者が就任している。部署内異動や『ジャンプ』系列誌相互間での異動は頻繁にあり、打ち切り・新連載がなくとも、担当が変更になることも多く、結果として漫画家が困惑することもある。実際に、尾田栄一郎は本誌の巻末コメントで、「また担当交代。最低3年はやって欲しいです」と書いたこともある。編集者は漫画家または作品の担当を割り当てられ、その漫画家と一緒になって作品づくりを行ってゆく。編集者によっては連載作品2作品以上担当することもある。持ち込み、未デビュー、次作品制作中の漫画家も担当するため、実際はそれ以上の数を担当する。こういったことから漫画の方向性・内容にも影響を与える大きな力を持つ。『週刊少年ジャンプ』には担当編集者にすべて任せるという伝統があり、編集の方法にマニュアルは存在しない。ある漫画家を引継ぐときも、前任の編集者から今までの編集方法を指導することはなく、引継ぎも一日で終わる。他方で、週刊連載の漫画家の労働環境は過酷と言われるが、編集者・編集部の勤務も多忙を極め、プレッシャーやストレスも多い激務であると言われている。中でも入社以来ジャンプ編集部一筋の叩き上げである『週刊少年ジャンプ』編集長(当時)・高橋俊昌は、2003年東京湾内の船上で行われていた同誌『ONE PIECE』のアニメ映画『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』の製作発表会見の席においてクモ膜下出血を発症して倒れ突然死した。作品づくりの際に漫画家と非常に緊密な関係を築くことから、『少年ジャンプ』の担当編集者をモデルにしたキャラクターが作中に登場することも少なくない。実例としては、「トイレット博士」のスナミ先生(角南攻)や、「キン肉マン」のアデランスの中野さん(中野和雄)や、「Dr.スランプ」のDr.マシリト(鳥嶋和彦)や、「シェイプアップ乱」のマッチ茨木および「ついでにとんちんかん」の茨木氏(茨木政彦)などが挙げられる。前述の2003年に急逝した高橋俊昌をモデルにしたキャラクターを登場させていた(下ネタギャグ要員的なキャラクターにしていた)「ついでにとんちんかん」、「幕張」においては、故人の名誉を尊重するため、該当キャラクターの登場回を文庫版や、ペーパーバック版ではカットしている。以下、2016年10月17日(2016年46号)現在連載中の作品。不定期掲載作品や、短期集中連載も含む。隔週の間を埋めるという目的から創刊の翌年から発行されている。1990年代半ばまでの発行部数は印刷証明付発行部数ではなく、集英社による自社発表である。()は特別定価、あるいはサービス定価。消費税導入以降は税込み価格。年に1回行われる企画年に2回行われる企画毎月行われる企画その他の企画1973年 - 1983年、1997年に行われた。読者アンケートで選ばれた10人の作家が45ページの読切作品を執筆する。掲載する順番はクジで決める。1位に選ばれた作家は海外旅行のプレゼントがあった。また、1位に選ばれた作品の感想文を募集し、優秀な感想文を書いた読者には、作家と一緒に海外旅行に行けるというイベントも行われていた。週刊少年ジャンプだけでなく、他誌でプロとして活動している漫画家全てにエントリー資格があるが、基本的にはジャンプ内での人気投票的な色合いが強いため、通常は本誌に執筆している作家が選ばれている。ただし、読者アンケートの性質上、ジャンプとはほとんど接点のない作家が選ばれる場合もあり、過去には松本零士やあだち充などの作家がノミネートされている。なお、あだち充は2度選ばれているが、「スケジュールの都合がつかない」という理由からいずれも辞退しているものの、そのためのお詫びのコメントとイラストを寄稿している。2015年現在、『少年ジャンプ』は日本国外でも発行され、「ONE PIECE」・「BLEACH」・「ハイキュー!!」・「暗殺教室」などの人気作が翻訳されている。漫画表現の過激さや作者の不祥事により連載作品が打ち切りに至ったり、本誌が回収されたケースがある。それらの原因となった作品とそれぞれの詳細について以下に示す。「ハレンチ学園」(永井豪)が問題となった現象。1968年の創刊号から連載したこの作品の影響で、全国の学校でスカートめくりなどのハレンチな行為が流行したことにより、PTAや教育委員会から猛抗議が来た。しかし『ジャンプ』は漫画表現の多様性という名の下に連載を続行。編集長(当時)長野規は教育評論家の阿部進と連携し、自ら積極的にテレビ番組やPTAの会合などに出向き『ハレンチ学園』を擁護した。この件に関する限りは、編集部はむしろ権力に負けずに連載を続けたことを誇りにしている節があり、『ジャンプ』30周年の時の特集でそのようなコメントが見られた。「私立極道高校(しりつきわめみちこうこう)」(宮下あきら)が問題となった事件。滋賀県近江八幡市とその近隣市町にある実在の5つの中学校名と校章、4名の卒業生の名前や校章を無断で作品内に掲載して滋賀県教育委員会から抗議を受けた。この中学校は被差別部落民が多く通う学校であった。1980年1月29日発行の第9号が回収され、翌週の第10号は滋賀、京都、岐阜では修正したものを販売することとなった。この騒動を受けて、「私立極道高校」は第11号で打ち切りとなった。ストーリーは41話まで連載され、単行本は読み切り版の1話と連載最初の6話を収録した1巻が発売されていたが、事件がきっかけで絶版となる。なお、回収に協力した人には、アドレス帳が送られた。宮下はしばらくの謹慎期間を経て「激!!極虎一家」で連載復帰。「激!!極虎一家」には「私立極道高校」のキャラクターが多数登場している。また、連載から32年後の2012年には、問題となった箇所を修正した単行本が「復活版」として刊行されている。1990年第45号の「燃える!お兄さん」(佐藤正)が問題となった事件。主人公の担任教諭が仕事上の失敗から担任を外され同校の用務員をすることになり、それに対して主人公が「先生ではなく用務員になったのだから何をしても構わない」という理屈の元に、「ただの働くおっさん」「先生じゃなきゃタダの人だからなにをいってもかまわない」「バカ職員」などと侮辱し、その用務員にやりたい放題し、さらにその用務員が過激な方法で反撃する(結局、主人公が用務員にこき使われる立場となる)という内容だった。この号が発売された直後から「用務員をバカにしている」などの抗議が用務員が加入する労働組合(主に自治労)や読者から殺到。自治労大阪府本部が「学校用務員に対し、本コミックは全編において用務員の仕事と存在を否定しており、全国の用務員及びその家族に侮辱を与えている」と抗議し、の五項目を要求。自治労本部、大阪府本部の現場指導者8名、出版社側5名で確認会の場が設けられ比較的冷静に会は進行するも、途中、日教組が抗議に加わり、さらに東京法務局人権擁護部からの事情聴取、マスコミの取材攻勢が続いたため、事態を重く見た本誌編集部側は幾度かの協議の結果、の6点を出版社側が提示して合意に至る。掲載号を集英社に郵送すると、“記念品”として本誌のマークが入ったシャープペンシルが貰えた。回収を行った処置費用は約1億円、回収した部数は約8万部で、本社ビルの地下二階、三階が当該号で埋め尽くされた。なお、その後作中ではこの教諭はしばらく登場しなくなり、後に他の学校の教諭として再登場し、用務員への職種変更はなかったものとされた。その事情は「謎の転勤」と作中の登場人物によって説明がなされた。2002年8月7日、「世紀末リーダー伝たけし!」の作者の島袋光年が児童買春禁止法違反で逮捕された事件。この事件を受け「世紀末リーダー伝たけし!」は打ち切られ、単行本は発売中止となる。また、本誌では1ページを使い編集部からの謝罪文が掲載された。その後、島袋は謹慎期間を経て漫画家として『ジャンプ』に復帰する。「黒子のバスケ」(藤巻忠俊)の関係者らが脅迫された事件。2012年10月以降、「怪人801面相」などを名乗る人物から、藤巻や「黒子のバスケ」の関係者・関係団体などに殺害を予告する脅迫状などが届き、一部ではイベントや販売の自粛も見られた。2013年12月15日、犯人が逮捕されたため終息した。2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で印刷工場が被災し、3月14日発売の15号が被災地を中心に大幅な遅れや未配送となったため、緊急措置として3月23日から4月27日までYahoo! JAPAN特設サイトで本誌漫画部分が無料配信された。3月28日発売の17号も地震による資材と輸送燃料の不足の影響を受けて、発売延期となり4月4日に発売された。物流が混乱している最中、被災地で新刊が入荷未定ながら3月14日に再開した宮城県仙台市青葉区五橋の書店に、山形県まで買出しに行った男性客から3月21日に16号が寄付された。その後、募金箱と共に「少年ジャンプ3/19発売16号 読めます!! 一冊だけあります」との貼り紙を出したところ、停電や未配送により最新刊を読むことが出来ない多数の少年たちが募金して回し読みをした。この出来事が報道されると全国から漫画雑誌約30冊が届き、4月10日の配本再開まで募金と回し読みがされた。この事を知った集英社は、5月に回し読みされた16号を引き取り、額装して編集部に保管した。少年たちの募金約4万円は仙台市教育委員会に贈られ、回し読みされた16号は「あの少年ジャンプ」として、2012年4月22日、第16回手塚治虫文化賞で特別賞を受賞した。以下に挙げるのは、週刊少年ジャンプをテーマに扱ったゲームソフトである。
出典:wikipedia
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