10回クイズ(じっかいくいず)とはクイズ遊びの一つで、解答者にある単語を10回言わせたあと、その単語が間違った答えになっているような問題を出し、解答者の間違った答えを誘うものである。問題自体は落ち着いて考えれば非常に簡単なものであるが、つい間違って答えてしまう。クイズというよりも、言葉遊びに近いものである。10回10回クイズとも呼ばれる。代表的なクイズとその解答は以下のものである。このクイズには次の三つの要素が現れている。唱える語と誤答は音が近接していて、誤答と正答は意味が近接している。この例では、“ひざ”と“ひじ”はともに体肢の関節を表すという点で意味が近接している。解答者は“ピザ”と唱えた後で指し示された肘(ひじ)を見ると、肘に関連のある多くの語の中で“ピザ”と近接する音を持つ“ひざ”をまず連想し(プライミング効果)つつ、“ピザ”と“ひざ”の音の違いを意識する。このとき、誤答しないように警戒している解答者は、“ピザ”と“ひざ”の音の違いに引きずられないことに気を取られて、肘に関連のある多くの語の中に紛れた正答である“ひじ”を想起しづらくなるのである。次のものは、6人の心理学者と言語学者が考えた、最も間違いやすいとされる10回クイズである。2004年12月8日放送のフジテレビのテレビ番組「トリビアの泉」で紹介された。日本では1987年秋に「鴻上尚史のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)で取り上げられ、翌1988年1月には同番組の番組本「10回クイズちがうね」(扶桑社、ISBN 4-594-00219-6)が出版されたことで一気に流行に火がつき、その後「笑っていいとも!」(フジテレビ)など多くの番組でこの遊びをベースとしたコーナーが作られた。事実上の元祖といえる同番組では、最後の落ちのところで「ち~が~う~ね!」と叫んでから正解を言うスタイルが採用され、これが他の多くの番組でも使われた。ただしブーム自体は1年程度で沈静化した。ちなみにニッポン放送で同ブームの仕掛けに携わった土屋夏彦によれば、当初はオールナイトニッポンではなく「三宅裕司のヤングパラダイス」でこの企画を元にしたコーナーを立ち上げる予定だったが、同番組のスタッフの反応が悪く、たまたま「鴻上~」の担当ディレクターにその話をしたところ興味を示したため、急遽そちらでコーナーを立ち上げることに変更したという。現在では、小中学校で流行っており、自分で問題を考えて他人に出題することも多く、「メキシコシティ」と十回言わせて、「メキシコの州都は?」(正解はトルーカ)ときかれる、知識がないと解けない問題もできている。州都のことを「首都」と勘違いさせるためにメキシコシティといわせるのだが、多くの人は「知らない」など答え、騙す面ではさほど優れた問題ではない。クイズを応用して、卑猥な言葉や解答者にとって失礼な言葉、長い言葉などを言わせるゲームもある。(一般的には最後に「ごくろうさま。」といわれる)
出典:wikipedia
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