日本バプテスト連盟(にほんバプテストれんめい)は、キリスト教プロテスタント系バプテスト派諸教会。埼玉県さいたま市南区南浦和に事務所を置く宗教法人である。ただし、加盟教会によって構成される総会において、意思決定がなされる包括宗教法人という側面も併せ持つ。教会・伝道所に関しては"日本バプテスト連盟の加盟教会・伝道所一覧"を参照アメリカ合衆国の南部バプテスト連盟が、協力して伝道に取り組むために1947年に結成された教会の協力体。第二次世界大戦以前は、米国の米国南部バプテスト連盟が、北部バプテスト同盟(現米国バプテスト同盟)との間の協定に従って、九州を中心に伝道活動を行っていた。米国南部バプテスト連盟の日本での宣教は、大阪から開始された。加盟協会が、九州。特に福岡に集中しているのは、関連学校が福岡県に集中しているからである。第2次世界大戦後は、全国に開拓伝道を展開している。しかし、現在は、東日本においても日本バプテスト同盟(米国北部バプテスト同盟系)を超える加盟教会がある。特に、首都圏を中心に有している。阪神淡路大震災の際には、阪神間(特に兵庫県内)に在る諸教会が甚大な被害を受けた。その後、現地支援委員会を立ち上げ、計7年間にわたる活動が行われた。日本バプテスト連盟の機関誌としては、『バプテスト』誌(A4版、表紙と裏表紙はフルカラー)がある。1950年から発行されており、現在では毎月発行されている。又、教会教育の為の教案誌として『聖書教育』誌を年間4冊発行していて、連盟の教会を初め他教派を含む多くの教会で利用されている。さらに独自の讃美歌集として、2003年に『新生讃美歌 』を新たに発行して伴奏CDを発売する等活発に利用を呼び掛けている。2010年10月現在で、日本全国に325の加盟教会(内48が伝道所)が在る。各個教会の「自立」と「協力」に重点を置き、「協力伝道」の名の下に一致して活動を行っている。日本キリスト教協議会(NCC-J)に加盟しており、キリスト教の教派の中でも伝道活動に熱心な教派の1つである。加盟教会ごとに差があるものの、日本バプテスト連盟全体としては、「世」と「教会」の二元論化や信仰の内面化に対して批判的な立場を採っている。1962年の反ヤスクニ宣言や1988年の罪責告白(戦責告白)に表されるように、現代世界に対するクリスチャンや教会の責任また社会的使命を大切にする方向を目指すとしている。近年には、米国南部バプテスト連盟の保守化の中においてジミー・カーター元米国大統領が名を連ねているCooperative Baptist Fellowship(CBF)との連携を強めていく動きもある。加盟教会の活動においては、「生の全領域」でイエス・キリストを証しする生活のための「全年齢層の教会学校」を標榜しており、子どもの聖書の学習をはじめ青年・成人による共同学習も重視している。又、福音を宣べ伝える具体的な働きとして特別委員会が、靖国神社問題、部落問題、日韓・在日連帯、公害問題、ホームレス、性差別問題、「障害」者等に対し、支援活動を展開している。2002年総会では「平和に関する信仰的宣言」(平和宣言)を採択する等、平和運動に取り組む姿勢を表明している。加盟教会員や特定非営利活動法人は、千葉県市川市や(京都府)京都市、兵庫県神戸市、福岡県北九州市等において、野宿を強いられている人への生活支援活動を行なったと報告している。この支援活動には、他教派のキリスト者や一般のボランティアも参加している。2011年3月11日発生した東北地方太平洋沖地震および東日本大震災では、翌日午前に災害対策本部を立ち上げ、緊急救援物資輸送の準備に取りかかった。3月13日午後、世界バプテスト連盟の緊急救援チーム(BWAid)と共に被災地を訪れた後、緊急救援物資輸送を行った等と公表している。2014年5月24日、東京都目黒区にある連盟の恵泉バプテスト教会において、「憲法フェスティバル2014」が、開催された。洋光台キリスト教会や花小金井キリスト教会、日本バプテスト教会連合の大野キリスト教会からも会員が参加する等、参加者人数は120人に上ったという。憲法9条がノーベル平和賞候補にノミネートされた事に関して、きっかけを作った日本バプテスト教会連合大野キリスト教会会員は、「9条の素晴らしさを「輸出」していくことで、この国から世界の平和を手繰り寄せていく。9条は自分たちだけのものにしてはいけない気がしています。」とコメントをしたという。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。