『ザ・スクープ』(英称:"THE SCOOP")とは、テレビ朝日(ANN)系列で放送されている報道ドキュメンタリー番組である。1989年から2002年までレギュラー放送され、2002年以降は単発スペシャル番組として放送されている。1989年10月7日、土曜日の『ANNニュース&スポーツ』を発展拡大させた大型報道番組として鳥越俊太郎・畑恵をメインキャスターに『鳥越&畑 ザ・スクープ』(とりごえ・アンド・はた ザ・スクープ)という鳥越と畑による冠番組のタイトルで放送が開始される。当初の放送時間は毎週土曜日の18時からの55分間であった。この頃は特集だけでなく、土曜日夕方のストレートニュースも伝えていた。1990年10月、『ザ・スクープ』とタイトル変更。女性メインキャスターが田丸美寿々(出演開始当時は美里美寿々)に交代する。同時にストレートニュース部分を『530ステーション』として分離、特集に特化した番組となり、このスタイルが7年間続く(1993年4月に進行が三崎由紀に交替)。1995年10月、女性メインキャスターが佐藤紀子アナ(当時)に交代しサブタイトルに『検証ドキュメンタリー』(けんしょう)がつく。また、鳥越はこの頃より日曜日の『サンデージャングル』にコメンテーターとして出演し始める。1997年10月、土曜深夜帯に移動(23:30 - 24:40)。放送時間が今までの55分間から70分間へと拡大される。女性メインキャスターも『サンデージャングル』の麻木久仁子に交代する。1997年9月まで放送されていた『サタデージャングル』の終了に伴って、土曜日のニュースやスポーツを伝えるコーナーを新たに設置。ニュースは岡田洋子アナ(当時)が、スポーツは飯村真一アナ(~1998年3月)→田畑祐一アナ(1998年4月~1999年9月)→不明(1999年10月~2000年3月)が担当。2000年4月、夕方の1時間番組に戻る(17:30 - 18:28)。土曜日の『ANNスーパーJチャンネル』を1コーナー扱いとして含め、そのキャスターとして岡田アナが続投する。スポーツは小松靖アナが担当。また、女性メインキャスターが長野智子に交代する。2000年10月、日曜日19:00台(18:56 - 19:56)に移動しタイトルを『スクープ21』(スクープにじゅういち)に変更。寺崎貴司アナが新たに進行に加わり、また乙武洋匡の取材による新コーナー「乙武スポーツ」が始まり不定期で出演することになる。テーマ曲を松谷卓『Inscrutable Battle』に変更。2001年10月、土曜午前帯(10:50 - 11:45)に移動。再びタイトルを『ザ・スクープ』に戻し、テーマ曲も以前の曲に戻す。ローカル番組扱いとなったため、ネット局が減少する(同時ネット局は北陸朝日放送・瀬戸内海放送・山口朝日放送のみ。ただし、高校野球県大会中継時は休止)。2002年2月、保土ヶ谷事件(交通事故で重傷を負ったと見られる運転中の男性が、通報で駆けつけた警察官にまで車両ごと放置され死亡した事件。事故の詳細については全く捜査がされておらず、行なわれていない司法解剖までした扱いになっていた)追及の特集をはじめる。2002年8月24日、番組終了の方針が打ち出される。番組の存続を求めるシンポジウムが開催。弁護士、大学教授、ジャーナリストが出席。9月28日、レギュラー放送終了。なお司会の鳥越は、同年10月より平日朝のワイドショー『スーパーモーニング』にコメンテーターとして番組終了まで出演し続けた。2002年10月以降、『サンデープレゼント』枠(14:00 - 15:25。2014年より13:55 - 15:20)で1年に5回の単発番組『ザ・スクープSPECIAL』として放送され(全国ネット)現在までに至る。これ以降、警察の不祥事などに特化されシリアス要素が強くなったが、これらの題材は2013年の放送機会削減以降は扱われていない。なお、長野は2012年1月放送分までアシスタントを務め、同年5月放送分から2015年8月放送分までは村上祐子アナが担当した(2015年7月に報道局政治部記者へ異動したため、2015年8月分が最後の担当となった)。単発企画に移行後は「年に5回放送をめど」としていたが、実際には4回、2011・2012年は3回にとどまり、2013年以降は8月第2日曜日のみの年1回放送となっている。8月のみの放送となってからは、第二次世界大戦を扱った内容に特化され、事実上の終戦特別番組となっている。鳥越が2016年東京都知事選挙に出馬(結果として落選)した影響もあり、2016年8月分は鳥越が出演せず、山口豊アナが「ナビゲーター」として単独で進行ならびにロケ先からの取材リポートを兼務する形態となった。なお、2016年8月放送分時点では、上記の番組テーマ曲は番組予告で使用されたくらいで本編内では使用されていない。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。