LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

MOTHER (ゲーム)

『MOTHER』(マザー)は、任天堂が1989年7月27日に発売したコンピュータRPG。日本国外でのタイトルは『EarthBound Beginnings』(アースバウンド ビギニングス)。糸井重里がゲームデザインを手掛けるMOTHERシリーズの第1作目。1989年に任天堂からファミリーコンピュータ用ロールプレイングゲームとして発売された。オリジナル版の発売は国内のみだったが、2015年にWii U バーチャルコンソールとして海外でも配信が開始された。開発はパックスソフトニカとAPEが手掛けた。RPGが中世ヨーロッパ風の剣と魔法の世界を冒険するものがスタンダードだった当時としては数少ない、現代世界を舞台にしたRPG作品である。任天堂にとっては初のコマンド式RPGだった事もあって意欲作として発表された。今作の舞台は現代、アメリカ合衆国にあるとされる架空の地域。田舎町・マザーズデイの街はずれに住む主人公の少年が、自宅で起きた怪奇現象の原因を探るために旅立ち、道中出会った仲間と共に「何か」に歪まされたものたちと戦いながら国中を冒険し、8つに分割されたメロディを発見していくストーリーが展開される。糸井らの書き出す特徴的な台詞回しや要点はあえて伏せプレイヤー各々の想像に委ねる作品性、多くのゲーム作品のBGM作曲に携わった田中宏和とミュージシャンの鈴木慶一のタッグが手掛ける独特なBGMの数々、地方によった自然が表情豊かに描かれるマップ、現代の世界観に併せて幻想的な世界観を織り込むといった特徴的な作風など、これら他にない斬新さが今作の魅力であり、その後のシリーズ、特に『MOTHER2 ギーグの逆襲』に継承される大観的な要素の大半はここに大成している。発売当時放映されたCMでのキャッチコピーは「"エンディングまで泣くんじゃない。"」「"名作保証"」などと書かれていた。前者は糸井のものではなく、一倉宏が手がけたフレーズである。糸井重里は「ゆっくり、物語を読むように遊んでください」という趣旨のことを話している。1994年には本作の続編に当たる『MOTHER2 ギーグの逆襲』が発売されている。2003年にはリメイク版として、『MOTHER2』とカップリング収録された『MOTHER1+2』が発売された。海外で開発されながら最終的に未発売となった海外版ROMデータが流用されており、海外版にのみ収録が予定されていたエピローグの部分も併せて収録されている他、グラフィック、テキストにも多数変更点が見受けられる。2015年6月15日、海外において『EarthBound』の発売が同年6月5日をもって20周年を迎えたのを記念してWii Uバーチャルコンソールから本作の海外版が公式にリリースされた。海外版タイトル名は『EarthBound Beginnings』。同時に国内版のバーチャルコンソールの配信も開始された。6月15日の早朝よりE3 2015の一環で生放送された『任天堂ワールド・チャンピオンシップ2015』の冒頭で、糸井重里 本人の口から発表された。徒歩による冒険が基本であるが、上下左右のほかに、十字キーの上下と左右を同時に押すことで斜め方向にも移動することができる。これを使わないと通り抜けられない場所がある。徒歩のほか近現代的な乗り物が多く登場し、移動手段として利用できる。ゲーム中盤からは汽車を利用して移動できるようになるほか、場面によって飛行機・戦車・ロケット・ボートに乗ることも出来る。通過するのに何らかの条件を満たす必要のある場所が少ないため、出現するモンスターの難易度などを考慮しなければ、ストーリーに沿わずあらゆる場所へ自由に進むことが可能である。また、別の場所に瞬時に移動する方法としては、アイテム「パンくず」を使う方法とPSI「テレポーテーション」を使う方法がある。本作では町とフィールドがマップを別々にすることなく、同じマップの中に収められている。モンスターに占領された場所やイベントを除き、町エリア内ではモンスターとの戦闘は発生しない。町には住人がおり、話すことができる。町にある建物のうち、上部が丸いドアと、看板のあるドアは入ることができる。町にある店・施設は一般的なRPGにあるような道具屋や武器防具屋などではなく、デパートやホテルなど現代にあるような施設となっている。「デパート」ではフロアにより異なる商品を売っているほか、アイテムを売ることができる。「ハンバーガーショップ」ではHP回復効果のあるオレンジジュース、フライドポテト、ハンバーガーを売っている。「ホテル」では宿泊費を支払いHP・PPを全回復させることができる。「病院」では有料でステータス異常を治したり、HP0のキャラクターを蘇生したりできる。小さな町ではデパート・ホテルの代わりに「雑貨屋」「宿屋」がある。ほかに、市役所、学校、ライブハウスなど、町ごとに独自の施設がある。町エリア内を外れたフィールドやダンジョンなどでモンスターとエンカウントすると戦闘になる。本作のエンカウント方式は、『ドラゴンクエスト』シリーズなどと同様のランダムエンカウント方式(移動画面で敵の姿が見えない)である。戦闘はターン制で、プレイヤーが手動でコマンドを入力してキャラクターに指示を出すマニュアル方式の他、キャラクターの行動をコンピュータに任せる「オート」モードも使用できる。オートモードではひたすら攻撃するだけでなく、状況に応じて臨機応変に回復や蘇生のPSIを使うこともある。本作では敵側・味方側による先制攻撃がなく、常に素早い者から順番に攻撃する。本作ではラストボス以外のボスキャラクター専用BGMはないが、戦闘時のBGMは敵の種類により3種類ある。たまに敵がまったく無意味な行動をとることもあり、勝手に混乱する敵もいる。敵モンスターの中には蛇やムカデ、野良犬といった動物や、おじさんやおにいさん、おばさんといった人間もいる。敵の種類により、敵との対戦に勝った際のメッセージが異なる。特に人間や動物に対しては「○○はわれにかえった」や「○○はおとなしくなった」などで、敵を殺したわけではないことを表現している。殺伐とした感じのゲームにしたくないとの制作側の配慮からこういう表現になったとされる。本作ではHPが0になった状態を「意識不明」と呼んでいる。各町にある病院で治療費を支払い治療することで蘇生する。また「石の素」を使いプレイヤーキャラクターを石化させる敵もいる。味方全員が「意識不明」か「石化」のいずれかになると全滅し、ゲームオーバーとなる。ゲームオーバーになると、パパからの電話でコンティニューするかどうかを聞いてくる。ここで「はい」を選ぶと所持金が半額になって、PPが0となり、主人公だけ復活した状態で、最後にセーブした場所からやり直しとなる。「いいえ」を選ぶとタイトル画面に戻り、セーブデータからやり直す。また、敵に勝った時は経験値は普通にもらえるが、お金は敵から直接もらうのではなく、倒した敵に応じた金額がパパから主人公の口座に振り込まれ、それを各町にあるキャッシュディスペンサーで引き出すようになっている。本作では剣や魔法の杖などではなく、バット・スリングショット・フライパン・ブーメラン・ショックガン・エアガン・ナイフなど、現代にあるものを武器として戦っていく。バットとフライパンは「ふつうの○○」「いい○○」などのようにステップアップしていく。防具は主に異世界で入手するコイン・腕輪・ペンダントで、鎧・ローブ・盾・兜など、直接身体を覆うものは登場しない。コイン・腕輪は防御力を引き上げ、ペンダントは特定の属性の攻撃によるダメージを半減する。HP回復アイテムとして、オレンジジュース・パン・ハンバーガー・スポーツドリンクなどの飲食物や傷薬がある。状態異常を治す薬もあるほか、カプセルで能力値を上昇させることができる。アイテムは現代的なものや不思議な能力を持つものなど様々であるが、まったく役に立たないアイテムもある。一般的なRPGにおける魔法に相当する概念としてPSI(超能力)がある。回復・攻撃・防御など様々な用途のものがあり、レベルを上げることにより使えるPSIが増えていく。本作ではレベルアップと同時ではなく、経験値の量が一定以上に達することで新しくPSIを覚える。マジックポイントにあたる値はPP(サイパワー)と呼ばれ、PSIを使うごとにそれに応じてこの値を消費する。PPはホテル・宿屋に泊まることで全回復するほか、PPを回復させるアイテムや、敵からPPを吸い取るPSIもある。アメリカ(?)が舞台だが、マップ全域に渡り北側を太平洋に接していることや、砂漠に戦争の名残があることなどもあり、あくまで架空の地域である。町の名前はアメリカの祝祭日や記念日の名前から採られているものが多い。イースターからスノーマンにかけては鉄道が通っている、列車に乗っての移動も可能だが、線路の上を歩いて移動することも可能で、途中にあるトンネルも歩いて通り抜けることもできる。また、一定条件を果たすごとに、夢の世界「マジカント」への道が開かれ、そして閉じられる。地名のスペルが2種類あるものはそれぞれ「日本国内版 / 国外版」での表記である。なお、各項目毎に添えられた説明及び解説は、公式ガイドブック「マザー百科」の記述による。ゲーム中では明らかにされていない設定が多く含まれている。主人公の住む町。前町長の「口笛を吹きたくなる町にしよう」というスローガンに基づき行われた施政によって周辺地域が整備されており、農業・観光が盛んな地域である。隣町サンクスギビングのベッドタウンでもある。カーネーションの花はこの町のシンボルマークとも呼べる存在。初期段階では町は戒厳令が敷かれて封鎖されており、自由に他の町に移動することはできない。おともだちの暮らす町。実業家ゴルドリッチ・ダンカンの手によって急速に発展したが、近年ではストリップ劇場「ナンバー1」の建設を巡り町政が紛糾している。町の山間部にダンカン工場をかかえる。高級住宅が建ち並ぶ都市。レインディア駅でおばあさんからおんなのこの帽子を届けてほしいと頼まれる。カゼが流行しており、不用意に住人に話しかけるとうつされることもある。金の採掘で発展した鉱山街。100年ほど前のゴールドラッシュの結果誕生した。現在では銅や錫も産出される。町の中心部はモンスターが徘徊しており、町人は山奥の住宅地に避難している。病院やホテルは営業しているが、ホテルのスタッフはスターマンが化けていて、宿泊するとその後に戦闘になり、倒すとホテルが利用できなくなる。おんなのこが暮らす町。雪国で大陸横断鉄道の終点。カゼをひいた住人が多い。広大な砂漠。東側に遺跡を擁する。かつては遺跡の宝目当てに多くの盗掘者や調査隊がやってきた地であり、伐採の末に枯れたオアシスの跡や、仕掛けられたまま放置された地雷、そのほか先の大戦時の名残などもみられる。地元の伝承では1000年に一度イエス・キリストが再臨する土地と伝えられており、アドベントの名もそれに由来する。各所にある骨には話しかけることもできる。顔のあるサボテンがある。アドベント砂漠の南にある集落。マザーシップに大人たちが連れ去られ、子供だけが残っている。鉄道の終点だが、駅は線路が破壊されて閉鎖されている。イースターとバレンタインをつなぐ道。氷河が長い年月をかけて地面を削り取った結果、迷路のような湿地帯が生まれた。国内唯一のバッファローの狩場。登場するザコ敵はどれもかなり強く苦戦するが、途中にあるピッピの別荘において無料で完全回復できる。工業都市。1950年代には自動車産業が盛んだったが、現在は衰退している。現在では酪農が盛んな一方、若者の風紀の乱れとそれによる少年犯罪、悪徳警官の横行が問題になっている。ラジオではエルヴィス・プレスリーとリッキー・ネルソンが人気。もうひとりのおともだちがボスを務めるストリートギャングである「ブラックブラッド団」、略して「ブラブラ団」が町のあちこちにいる。クイーン・マリーが統治する幻想の異世界。一面にピンク色の大地が広がる。防具が買える唯一の場所。バレンタインの東にそびえ立つ山。標高1,013メートル。頂上までの道のりは長く、強い敵が出現する。糸井重里によるとこのホーリーローリーマウンテンはエンカウント調整を省いたという。大陸横断鉄道の支線。1845年設立。当初はレインディア - ハロウィン間のみであったが、延長の結果1935年までに現在の姿となった。自動車が普及した現在も沿線の住民に愛用されている。全長81.3マイル(およそ130km)。設定上は1日4往復のローカル線だが、ゲーム中は運賃さえ払えばいつでも乗車できる。乗車できる最長区間であるサンタクロース - スノーマンの間59.2マイル(およそ94.7km)の運賃は一人$36。車両は2両編成の気動車。なお、『マザー百科』p.67には参考画像としてアムトラックの機関車が写っているが、これは実際にはである。1900年代の始め。アメリカの田舎町 マザーズデイから一組の夫婦が行方不明になった。夫の名はジョージ、妻の名はマリア。2年ほどして、ジョージはどこからかひょっこり町に帰ってきた。そして誰に今までの事を話すわけでもなく、不思議な研究に没頭するようになった。しかし、妻のマリアは最後までとうとう帰ってくる事はなかった─。時は流れ1988年。場所を同じくして、そこにはジョージとマリアの血を継ぐ12歳の少年が住んでいた。ある日、彼の家を謎のポルターガイスト現象が襲う。少年の勇気はどうにかその場を鎮まらせたが、直後に掛かった父からの電話が少年の長い冒険の始まりを告げるのだった。世界は何者かの手により狂わされつつある。彼の冒険はその何者かの正体を解き明かし世界を救う事である。しかし少年はまだ何も知ることはない。冒険の行く先々で奏でられる不思議なメロディや、少年に似た顔立ちの王女クイーンマリーがおさめる幻想の国マジカント。全てが全て、ある人の遺した世界を救う力なのだと言うことを…。以下の4人がプレイヤーキャラクターとして登場する。主人公以外にはデフォルトネームがあるが、4人とも名前はプレイヤーが自由に決めることができる。本作のBGMは、兼ねてから糸井と深交のあったミュージシャンの鈴木慶一と、当時 任天堂のサウンドプログラマーだった田中宏和の二人が作曲している。数々のゲーム音楽制作をこなしてきた田中が、ゲーム音楽に初めて携わる鈴木を補助する体制で楽曲は制作されており、作中でメインとなる楽曲は主に鈴木が担当している。当時 人気を博したRPG『ドラゴンクエストシリーズ』の音楽はオーケストラ主体の楽曲が中心で構成されていたのに対し、本作ではロックミュージシャンである鈴木のフルプロデュースによりロックが基調となっているのが特徴である。一部のBGMは音楽の教科書にも掲載されるなど、本作を知らない層にも本作のBGMを知る機会があると言える。鈴木と田中は続編『MOTHER2 ギーグの逆襲』においても登板しており、『MOTHER3』では酒井省吾がBGMを担当したが、今作で使われた楽曲もアレンジされ使用されており、両名スペシャルサンクスとして作品に参加している。 ゲーム誌「ファミコン通信」の「クロスレビュー」では合計31点(満40点)でシルバー殿堂入りを獲得、「ファミリーコンピュータMagazine」の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、30点満点中25.50点となっている。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。