カブドットコム証券株式会社(カブドットコムしょうけん、英称:"Kabu.com Securities Co.,Ltd.")は、インターネット専業の証券会社。1999年4月に伊藤忠商事やマイクロソフト他の出資で設立された日本オンライン証券と、同年11月に「イー・サンワ証券」として設立された旧三和銀行系列のオンライン証券会社であったイー・ウイング証券が、2001年に合併した事によりインターネット専業の証券会社として誕生した。なお、代表執行役社長の齋藤正勝は日本オンライン証券の設立を機に伊藤忠商事へ入社し、カブドットコム証券までの経営に関わった人物である。2006年1月1日に、旧三菱東京フィナンシャル・グループ(現「三菱UFJフィナンシャル・グループ」)系のMeネット証券と合併した。株式の上場維持の関係などから、他の三菱・UFJ統合事例と異なりUFJ系列のカブドットコム証券が存続会社となった。三菱UFJフィナンシャルグループが2007年3月と11月の2度にわたってカブドットコム証券へのTOBを発表する直前に、情報を記載したファイルがサーバーにパスワードなしで公開されていたことや、齋藤正勝社長が全社員向けメールで情報を流したことが誘因となって、社員が自社の株式を買い付けるインサイダー取引を行っていたことが判明している。この事件に関し調査していた同社の外部調査委員会は2009年7月17日、調査結果を発表し、本来秘密にすべき情報もメールを使って配信するという情報取扱上の過失を指摘すると共に、社内の「過度のメール文化」、齋藤社長のワンマンぶり及び部下を信じないと言う経営者としての資質に関しても非難する結果を発表した。なお、齋藤社長に関して報告書は、社員へのアンケートに於いて「社長個人の気質としていらだつと手がつけられず、『病院行くまでやれ』、『死んでもらう』、『イヤならさっさとやめろ』などの発言は日常茶飯事的にあり、何か失敗をすると簡単に社内処分が下される」「このアンケートに真面目に答える(真実・感じたことを忌憚なく伝える)こと自体が、恐怖であると強く感じることを付け加えさせて頂く」というかなり突っ込んだ内容であり、これに対して、再発防止策として(1)社長の意識改革(2)ガバナンス体制等の再構築など6項目を勧告した。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。