『天地無用! GXP』(てんちむよう ジーエックスピー)は、2002年4月から9月にかけて日本テレビほかで放送された、日本のテレビアニメ作品。天地無用!シリーズ10周年記念作品。天地無用!シリーズテレビアニメ版の第3作目にあたり、企画制作がパイオニアLDCからバップ・日本テレビに移った最初の作品であり、シリーズ最後の地上アナログ放送でもある。これ以前のテレビアニメ2作(『天地無用!』『新・天地無用!』)は梶島正樹による原作とは別設定で作られていたが、本作は梶島の原作に準じたいわゆる「梶島天地」である。OVA版『天地無用! 魎皇鬼』第3期終了時点から約1年後、ギャラクシーポリス(GP)本部と銀河アカデミーにおけるGPメンバー養成学校「GPアカデミー」を舞台とした外伝である。2002年のGXPの放送と2003年のOVA第3期の発売とで作品内の時系列が前後する形となっている。なお、2001年8月に発行した梶島の同人誌のあとがきによれば、「GP(ギャラクシーポリス)の宅急便」という仮題で企画が進められていた。2003年4月より富士見ファンタジア文庫にて『真・天地無用! 魎皇鬼外伝 天地無用! GXP』としてノベライズが開始された。著者・挿絵は梶島正樹TV版では描かれなかったストーリーの補完が行われている。2016年4月に14巻が発売されアニメ版相当の1部が完結した。この巻の最終章より、簾座編として2部が開始された。驚異的な不運を持つ男子高校生・山田西南は、パンクした自転車の修理作業をしているところを、突如現れた美女、雨音・カウナックにGP(ギャラクシー・ポリス)に入らないかと誘われ、その養成機関となる警察学校のGPアカデミーに入学することとなる。GPアカデミーへ向かうシャトルでも持ち前の不運を発揮し、多数の宇宙海賊に狙われてしまう。あわやというところを神木瀬戸樹雷率いる樹雷の艦隊に助けられ、瀬戸にその確率変動の偏りから一目置かれることとなる。本作以外の天地無用!シリーズにも登場する人物は天地無用!シリーズの登場人物を参照。現在判明している4名は、全て瀬戸付きの女官だが簾座連合のスパイである。アニメでは常に瀬戸に付き随って西南たちを引っかき回していたが、小説版では西南の護衛(剣)として西南のGP入学時から関わり、守蛇怪クルーにもなっている。そのため、アニメとは違い、瀬戸やお局に引っかき回されることもある。簾座連合の星は銀河連盟に属さない遠方にあり、銀河連盟との間に海賊たちの勢力圏があり、珀蓮以下4人は海賊たちからの被害を何とかするために樹雷に来て瀬戸の女官となったと小説版『GXP』10巻で火煉が西南に語っている。火煉始め、4人は簾座連合所属国の王女である。便宜上「海賊」と呼ばれているが、銀河連盟や簾座連合に組み込まれていない星系の住民が生活のために略奪行為にあたる行為をしているもので、地球で言う中世北欧のバイキングに近い。その境遇から検挙後の再犯率は、生活基盤が確保できるようになるため低いとされている。GPとはある種の不文律があり、輸送艦をおそった際には荷物を切り離せば乗組員は見逃す。代わりにGP側は荷物にトラップを仕掛けないという慣例が存在している。それにより物資の強奪のみで人的被害を抑え、捕虜は身代金や交換などで解決する傾向になっている。だが、シャンクギルドの様に一族揃って残虐かつ悪質な犯罪行為を行う勢力も存在する。昔はかなりの規模を誇った海賊ギルドであったが、樹雷の討伐によって壊滅的な被害に遭い、ダ・ルマーギルドの下部組織に落ちぶれている。主題歌は当初、2曲とも実験的なダウンロード販売のみとなったが、後にサントラ盤に収録された。月刊コミックドラゴン(角川書店・富士見書房刊)にて連載された。作者はふるの無成。
出典:wikipedia
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