擬ベクトル(pseudo vector)は座標の反転に対し符号が変わらない(向きが反転する)ベクトル。擬ベクトルのことを軸性ベクトル(axial vector)とも呼ぶ。反対に座標を反転して符号が反転する(向きが変わらない)ベクトルを極性ベクトル(polar vector)と呼ぶ。空間反転とは空間座標の三成分の軸をすべて反対向きにすること。P を空間反転とすると、A=(A,A,A) を極性ベクトルとすると、空間反転によって次のように変換される。変換してもベクトルの方向は同じだが、各成分の符号がかわる。これをパリティが負であるという。B を極性ベクトルとし、A と B の外積を L とする。L は空間反転で L = A × B になる。L は空間反転しても符号が変わらない。これをパリティが正であるという。空間反転で L は方向を変えてしまう。このようなベクトルを擬ベクトル、あるいは軸性ベクトルと呼ぶ。擬ベクトルは鏡像変換(空間の一成分を反転)によっても方向を変える。一般に "n" 回の鏡像変換で極性ベクトルの成分の符号は formula_7 変わり、軸性ベクトルの方向も同じだけ変わる。空間反転は 3 回の鏡像変換と等しいので擬ベクトルは方向を変える。
出典:wikipedia
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