はげ山(はげやま、禿山、兀山(こつざんとも))とは、草木が生育していない山、人為的行為により、植生が破壊されて荒れ果ててしまった山、自然的要因で荒れ果ててしまった山。放火や人為的行為により植生の更新が上手くいかないと結果として山は荒れ果てて、結果として「毛(樹木)」が無くなってしまう。人為的ではなくとも乾燥や寒冷などの過酷な気象条件下で樹木の生育が困難な地域にある場合にはその地上に植物群落が発達しないが、そうでなければ植物群落がその表面を覆う。日本であれば森林で覆われるのが普通である。森林で覆われていない山を毛(木)で覆われていない頭をハゲというのになぞらえてはげ山というのである。いわゆる高山の場合、木が生えないのはある意味当然であり、また険しい山頂が普通なので、あまり禿頭のイメージを持ちづらい。普通は森林に覆われている低い山のなだらかな山頂が森林に覆われていないものがはげ山と言われる。山全体がハゲの場合もあるが、山頂付近がハゲである例が多い。花札の芒を別名で坊主というのも、なだらかな山頂のススキ草原を禿頭に見立ててのものである。山は植物群落によってその表土が抑えられているので、僻地のはげ山を除き、人口密集地など高度な土地利用が行われている地域の上流部で発生した場合には、流出土砂による天井川の発生、港湾の埋没、土砂災害の発生など地域経済に深刻な影響を及ぼす。対策として、治山事業などによる植林事業が行われている。気候的な問題などではげる必然性のなさそうな山において、はげる場合として、以下の様なことが考えられる。自然的な理由ではげるには、一時的なものと永続的なものがある。一時的なのは何らかの理由で植生が激しく破壊された場合で、再び落ち着いた地表で遷移が進んでゆくので、当面は樹木が出現しない場合がある。これに対して永続的な例は、何らかの理由で遷移の進行が阻害されている場合である。以下の様な場合がある。人為的な理由ではげ山になる場合もある。むしろ普通に見られるのはこちらである。特別な事情がなくても、山頂部に高い木が育たない例は多い。山頂部は水が不足しがちで、また風当たりが強く、そのため温度の低下も招きやすい。そのため、標高が高くなくてもより高い標高に出現する植物が見られたり、低木や草原になりやすい。これを山頂効果という。また森林が生育する限界地的場所を森林限界と呼ぶ。日本では、かつて生活に必要な薪、木炭等の生産を目的に森林が乱伐、放置されてできたはげ山を含む荒廃地が全国に多数存在した。1894年、志賀泰山(東京帝国大学農科大学教授)の論文によれば、森林面積のうち木に覆われている面積は30%、残り70%は赭山禿峰(しゃざんとくほう)であると言及している(ただし、当時の状況から正確性には疑問が生じる余地がある)。また、過去の具体的なはげ山の面積については、1946年から1947年にかけて行われた全国調査による数字があり、はげ山の面積は国有林7,282町歩(他に崩壊地14,874町歩、地すべり787町歩、海岸砂地11,140町歩)、民有林28,832町歩(他に崩壊地183,284町歩、地すべり20,007町歩、海岸砂地30,950町歩)が計上されている。代表的なはげ山は、次の通り。
出典:wikipedia
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