タスマン海(タスマンかい、Tasman Sea)は、オーストラリア南東部やタスマニア島とニュージーランドに挟まれた太平洋南部の海域。約2,000km四方の大きさであり、面積は約230万km²。水深は最高で5,257mである。オーストラリアやニュージーランドなどでは、タスマン海のことを俗にザ・ディッチ (The Ditch) と呼んでいる。crossing the ditchという言葉で、オーストラリアからニュージーランドへ、あるいはニュージーランドからオーストラリアへ移動することを指す。1642年に来航したオランダの探検家アベル・タスマンにちなんで、1890年に命名された。のちにイギリスの探検家キャプテン・クックも1770年代にタスマン海を探検している。国際水路機関 (IHO) が編集・発行している「大洋と海の境界」1953年版によれば、タスマン海の範囲は以下のように定められている。海域内にはオーストラリア領のロード・ハウ島やボールズ・ピラミッドが存在する。海底地形として、ロード・ハウ海嶺やタスマン海盆がある。最近の研究によると、オーストラリア大陸はもともと現在の倍ほどの面積があり、大陸の東端はケルマデック海溝などに面して広がりニュージーランドなどの島々と地続きであった。その後、オーストラリア大陸の東半分がマントル圧の低下により沈没し、かつてのオーストラリア大陸の東部は現在ではタスマン海となっている。(Scientific American誌)。タスマン海を手漕ぎのボートで横断する試みがある。海流の関係でニュージーランドからオーストラリアへ向かう方が、その逆よりも難しいとされている。1人乗りの手漕ぎボートで横断に成功した事例は2010年3月時点で2例あり、1例目は1977年に63日かかってコリン・クインシーがニュージーランドからオーストラリアへ横断した。2例目は逆にオーストラリアからニュージーランドへ向かって横断したもので、コリンの息子であるショーン・クインシーが2010年に53日かけて横断に成功した。この他に2人のりのカヤックなどで横断した事例もあるが、一方で失敗し行方不明になった事例も過去にある。
出典:wikipedia
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