関東庁（かんとうちょう、）は、関東州を統治していた関東都督府が1919年に改組され、関東軍とともに成立した機関。関東都督府から、軍事部門が「関東軍」として分離したことにより、民政部門をつかさどる機関として設けられた。本部は旅順に置かれた。1934年に在満洲国大使館関東局と関東州庁に再編された。関東都督は武官が就いていたが、関東長官は武官である必要はなかった。職務権限は専ら関東州の統治に限られた。武官が就任していた関東都督を補佐する文官の事務総長職が関東庁への組織改編後も引き続き置かれていたが1924年12月24日に廃止された。

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