タントアールは、セガ(後のセガ・インタラクティブ並びに後のセガゲームス)から発売されたゲームソフト。当初1993年に業務用のテーブルゲームとして「セガ システムC2」で発売。後にメガドライブ、ゲームギア、セガサターン、PS2に移植されている。タイトルの由来はミニゲームが「たんと(沢山)ある」ことから。正式名称は『パズル&アクション タントア〜ル』。しかし公式でも「タントアール」と称されており、表記は統一されていない。シリーズ作品の1作目であり、続編には『イチダントアール』、『2度あることはサンドア~ル』、『対戦タントアール サシっす!!』があり、グラフィックは同社のアクションゲーム『ボナンザブラザーズ』で用いられた人形のような明るくポップなデザインを継承している(『サシっす!!』を除く)。なお、このシリーズでは一般的なゲームの「得点」の概念がないため、アーケードゲーム雑誌「ゲーメスト」のハイスコア集計ではいずれの作品も集計開始した月のみに「ノーコンティニュークリア」で集計が終了していた。『ボナンザブラザーズ』の二人組が復活、探偵に扮し(シャーロック・ホームズとジョン・H・ワトスンがモデル)、16種類のミニゲームに挑戦し、脱走犯を追い詰めていくというストーリー。ゲームは4種類の中からルーレットで決定。ルーレットには時おり「LUCKY!!」の文字と3分割されたハートの絵が登場し、選んだ時点でハートを獲得するが、この際選ばれるゲームはランダムとなる(後述)。ハートを3つ集めると、ライフが1つ増える。ゲームでミスをすると手持ちのライフが減り、全て無くなるとゲームオーバー。途中参加、コンティニューも可能で、コンティニューすると制限時間が少し多くなり、難易度が少し下がった状態から再開できる。ステージは全4ステージで、ステージが進むにつれタイムが短くなりノルマが増えるなど、難易度が高くなる。本作は、当時一つのゲームを集中してプレイするのが当たり前であったアーケードゲームの流れを逆手に取り、ミニゲームを連続で短くテンポ良くプレイさせるという、いわゆるミニゲーム集というジャンルを開拓した。これらは普段あまりゲームプレイしない初心者でも手軽で遊びやすかったことから、ライト層を中心に幅広く受け入れられヒットした。本作そのものも続編が3作制作されたほか、これ以降『がんばれギンくん(テクモ)』『ビシバシチャンプ(コナミ)』『おいしいパズルはいりませんか(サン電子)』など、他社からも本作に類似したシステムの作品が制作された。この流れは後に家庭用ゲーム機にも波及していき、現在は版権キャラクターのゲーム化の際に、このミニゲーム集というスタイルが定番としてよく使われている。ただし本作は、後のミニゲーム集よりもオールクリアまでに費やす時間が長めになっている。オールクリアにはおおむね30〜40分を必要とする。一部を除き、全て制限時間がある。各ゲーム名の多くは何らかのパロディである。ルール説明の前にサンプリングボイスでタイトルコールが行われる。ミスをした時点でゲームが終了。ライフが2つ以上あれば、ミスしても次のゲームを選べる。ミスをしてもゲームは続行。クリアできるまで次のゲームには進めない。ステージ間に挿入されるゲーム。ボスの攻撃(ミサイル)をかわしながら、飛行機に乗ったプレイヤーを操作して風船を集める。一定個数(おおむね10個以上)集めるとライフが1つ増える。2人プレイの時は多く風船を取った方のみライフが増える(2人とも同じ数なら、どちらも増える)。ミサイルに当たると一定時間動けなくなるが、その間でも風船に重なれば取ることが出来る。FINAL STAGEで追い詰められた犯人が地図上のどこかに潜伏していて、逃げ込んだ住所が表示される。選択肢として表示される住所は32ヶ所で、間違えた場所を選んだり、制限時間内に発見できなかった場合は「追跡を逃れた」犯人がまた別の場所に潜伏する。同じ場所を制限時間内に発見するとクリアとなる。このゲームをクリアすると探偵と警官に囲まれてボスは逮捕され、子分たちも警察に連行されるエンディングとなる。アーケード版では最後の記者会見でネーム入力となる(PS2版はスタッフロール)。なおこのミニゲームのBGMは続編『イチダントアール』において冒頭でそのまま利用され、『サシっす!!』ではアレンジされて特定のゲームで使用された。フリーモード、コンペモード(メガドライブ)でのみプレイすることができる。フリーモードのないバージョン(アーケード版、セガサターン版)ではプレイ不可。後述のプレイステーション2移植版でのみプレイ可能。どのモードでもプレイ可能。 LUCKY!!を選んだ際に挑戦するゲームはランダムで選ばれるが、業務用では基板のディップスイッチの設定で多少変更されるようになっている(このことは仕様書にも明記されている)。イージー設定(ライフ4でスタート)の場合、16種類のどのゲームも同じ確率で選ばれる。標準設定以上では、迷路・ハット・忍者・スロット・宝石・写真など、比較的難易度の高いものが優先して出るようになっている。ハード、ベリーハード設定であればさらに確率が上がる。
出典:wikipedia
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