勇払(ゆうふつ)は、北海道苫小牧市の字。2011年12月31日現在の人口は2,336人。郵便番号059-1372。勇払は苫小牧市の南東に位置する。勇払平野にあたり、北で沼ノ端、北東で柏原、東で弁天、西の苫小牧港南側で真砂町、苫小牧港北側で晴海町、北西の道路上の一点で柳町、北西でこの他明野元町・拓勇西町と隣接する。太平洋に面する。苫小牧港や工業地帯に近接するため、労働者のための下宿、旅館などが30近くある。サーフィンスポットとしても有名。ただし沖合いのある地点から急に深くなるため注意を要し、また漂着物が多い。町の東側を勇払川が流れている。入植の歴史もあり、かつては栄えていたが、苫小牧市の行政機関が現在の位置に移ったこと、掘り込み港湾の苫小牧港のせいで市内中心部へのアクセスが悪化したこともあり、現在は苫小牧市の中でも一、二を争う小さな町である。一方で、トヨタ自動車、日本製紙、アイシン北海道などの有名企業の工場が軒を連ねる経済的には重要な町でもある。勇払は苫小牧市の南東に位置する歴史深い土地である。アイヌの時代から勇払川は石狩方面への交通手段として使われていた。勇払川からは600年前のものとされる丸木舟が発掘され、苫小牧市博物館に展示されている。また、アイヌの集落跡からは和人との交流を示す通貨や漆器なども発掘されている。比較的早い時期に和人の入植が始まった。この地に過酷な環境の中入植をした八王子千人同心の墓地があり、勇武津資料館も隣接する。江戸時代後期の1800年(寛政12年)には、北方警備の強化を目指した江戸幕府の依頼により、八王子千人同心の中から約50人が移駐して開拓に当たった。(会所が設置された。)明治時代初期にも勇払郡開拓使出張所も設置され、集落の規模こそ大きくはないが地域の要衝となった。しかし1873年に開通した札幌本道(日本初の馬車道)が、勇払の西方に位置する苫細(苫小牧)を経由することとなり開拓使出張所が苫細(苫小牧)へ移転。交通の要衝としての役割も低下し、徐々に衰退した。道南バスが地区と苫小牧駅とを結ぶ路線を運行。勇武津資料館
出典:wikipedia
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