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JR九州303系電車

303系電車(303けいでんしゃ)は、1999年(平成11年)に登場した九州旅客鉄道(JR九州)の直流通勤形電車である。筑肥線の下山門 - 筑前前原間の複線化が完成し、2000年(平成12年)1月22日に実施されたダイヤ改正による列車の増発に対応するために製造された。福岡市交通局空港線に乗り入れることを前提に、運輸省令・普通鉄道構造規則に基づき地下鉄等旅客車として設計され、トンネル内での非常時脱出のため前面には貫通扉を有している。103系1500番台は地下鉄線内でも車掌が乗務しているが、本系列はATOを搭載したことにより、地下鉄線内でのワンマン運転が可能となった。複線化開業時に製造されたのは6両編成2本(編成番号:K01・K02)で、後に2002年(平成14年)9月20日のダイヤ改正に伴う運用増加分の補充として、若干の設計変更がなされた6両編成1本(編成番号:K03)が増備された。2015年(平成27年)現在、6両編成3本(計18両)が唐津運輸センターに在籍している。車両の製造メーカーは近畿車輛である。JR九州が開発した車両としては初の直流電車である。デザインは水戸岡鋭治が手掛けており、基本的な構造面では同時期に製造された815系に準ずる部分が多い。車体は前頭部が普通鋼製でガラスで覆われている。車体はツートーン工法によるビードレスの軽量ステンレス製で、福岡市交通局の車両や103系1500番台に合わせた片側4扉の20m車体である。前面は直線を基調に、非常用貫通扉を正面から見て左へ寄せたデザインとなっている。非常用貫通扉はプラグドアとなっている。また、前面および側面の行先表示器はLED式、側面窓は固定式で、熱線吸収・UVカットガラスである。塗装はステンレス部分を無塗装とし、扉と前頭部はJR九州のコーポレートカラーである赤色に塗られている。前面は黒色に塗装されている。台車は軽量ボルスタレス台車のDT405K(電動車)とTR405K(制御車)を採用している。地下鉄区間に多数存在する勾配や高い加速度に対応するため、4M2T構成となっている。電動車はモハ303形とモハ302形の2両1ユニットとし、モハ302形に静止形インバータ (SIV) と空気圧縮機 (CP) を搭載している。K01・K02編成の主変換装置には2レベル制御の日立製作所製のIGBT-VVVFインバータ制御装置を、K03編成は東洋電機製造製のIGBT-VVVFインバータ装置を搭載している。このため音の違いが分かる。パンタグラフはシングルアーム式であり、集電電流の関係上モハ303形とモハ302形に各2基搭載されている。起動加速度は3.2km/h/sである(K03編成のみ3.5km/h/s)。主電動機は部品の共通化を図ることと地下鉄区間内で高負担にさらされることを考慮して813系に搭載しているMT401K形を採用している。ブレーキは回生・発電ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキを採用しており、3両単位での遅れ込め制御を行っている。高MT比率となっていることによるM車による粘着余力を活用するため、Tc車は路面ブレーキのみ設置しディスクブレーキを省略した。これによる路面消耗の均等化を図るために各車均等遅れ込め制御方式を採用した。電化開業当時より列車本数が増加していることもあり、本系列は103系と異なり回生ブレーキ装備としているが、列車本数の少ない筑前前原以西における運用での回生失効に備えて発電ブレーキも併設しており、架線への回生負荷が無い場合での架線電圧の急上昇を検知して、発電ブレーキに切替わるようになっている。そのため、モハ303形には発電ブレーキ用のブレーキチョッパ装置とブレーキ抵抗器を搭載している。マスター・コントローラーは815系に類似したワンハンドル式である。保安装置はJR線内で使用するATS-SK、福岡市地下鉄内で使用するATCとATO、誘導無線を搭載している。なお、筑前前原駅以西でのワンマン運転には対応していない。また、JR九州の他線区で導入の進むATS-DK形は『設置対象外』とされおり、装備しない。車内は壁面がシルバーメタリック調で、妻面が木目調、床はグレーを基調に四角い黒点柄のデザインで防音仕様となっている。貫通扉は防音ほろの採用により基本的には省略されているが、地下鉄区間走行時の風の吹抜け対策として2・3号車と4・5号車間には貫通扉を設けている。幅は815系の1000mmから1100mmへと拡大された。座席はすべて方持ち式のロングシートとなっており、一人分ずつ区切って設置している。これによりデザイン面でのアクセントを与えている。車端部には車椅子スペースを1箇所設け、各扉上にLED式案内表示器とドアチャイムを設置している。案内表示器は、K01・K02編成では813系・815系などと同様のJR九州一般車の標準仕様のものであったが、K03編成では路線図タイプのものとなった。K03編成のものは福岡市交通局2000系に従来から設置されているものとは違い、筑肥線内でも通常通りの案内が表示されるようになっている。冷房装置は815系向けに開発した単相インバータ式の装置を搭載している。トイレは当初設置されていなかったが、2003年(平成15年)に車椅子対応の大型のものがクハ303形に取り付けられた。トイレ設置工事はJR九州小倉工場で行われた。各車両には運転席と繋がる非常通報装置を3個設置している。西唐津側からクハ303形 - モハ303形(100番台) - モハ302形(0番台) - モハ303形(0番台) - モハ302形(100番台) - クハ302形の6両固定編成となっている。100番台の電動車にパンタグラフを設置している。車両番号の下1桁は揃えられている。全車唐津鉄道事業部唐津運輸センターに配置されている。製造当初は地下鉄線内でワンマン運転を行うことから日中は主に福岡空港 - 筑前前原・筑前深江間の列車に多く使用される運用に固定されていたが、305系の予定本数が揃ったため、2015年3月14日のダイヤ改正以降は305系と混運用となっている。K02編成は「筑肥線SUGOCAデビュー」のラッピングを施して運行していたことがある。車両の全般検査・重要部検査は、福岡市交通局の姪浜車両基地で行われる。

出典:wikipedia

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