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釉薬

釉薬(ゆうやく、うわぐすり、釉、上薬、)とは、陶磁器や琺瑯の表面をおおっているガラス質の部分である。陶磁器などを製作する際、粘土等を成形した器の表面にかける薬品のこと。粘土や灰などを水に懸濁させた液体が用いられる。粘土でつくった器をそのまま焼いたものは「素焼き」と呼ばれ、表面が粗く、材質の異なる粘土を選ぶ以外には色を選ぶことが出来ない上、水を吸収しやすく用途が限定される。素焼きした陶器の表面に釉薬を釉掛け(くすりがけ、釉薬を付けること)して焼くと、表面をガラス質が覆い、小孔をふさぐために耐水性が増す。また、ガラス質特有の光沢を得ることができ、様々な色や模様も得られる。これは、釉薬の中の長石が焼成時に溶け出してガラス質を形成し、金属成分が熱による化学変化を起こして色を付けるためである。昔の釉薬は、粘土を水で溶いたものに木灰・藁灰を加えたもので、灰や粘土の中に含まれる金属成分によって色が付いていた。しかし、この方法では、望む色が付かなかったり、色むらができたりしてしまっていたため、現在では、あらかじめ金属成分を溶かしいれ、絵具のように用い素焼きの陶磁器に模様を付ける(絵付けと呼ばれる)。木灰については、薪ストーブ・薪を使った焼成窯などから比較的簡単に量を得られる。藁については、20世紀末期から稲の収穫時にコンバインを用いる水田農家が増え、藁をすぐに田に還元してしまうため、入手にひと手間かかる状況になっている。このため、陶芸家の中には、農家と契約し安定的に藁を供給してもらっている者もいる。このような手間をかけて自己で灰から釉薬を作るのは陶芸家のこだわりそのものといえるが、分業化の進行とともに一般的でなくなってきている。陶磁器と同じように釉薬を塗って焼成するものに、琺瑯(ほうろう)がある。ただ琺瑯は陶磁器と違い、下地に金属を使用している。また、陶器が保水性の確保のために施釉(“せゆう”と読む、釉薬を塗る、または釉薬に漬けること)するのに対し、これらの場合は主に金属の酸化を防ぐために行われている。琺瑯の多くは、実用的な鍋や漬け物樽等に使用されており、軽いことなどから多くの家庭で使用されているが、琺瑯は衝撃などで釉が剥がれ落ちることがあり、扱いには十分注意を払わないといけない。琺瑯特性の光沢や色合いを生かして、金属に繊細な絵付けを施し焼成したものも存在している。これは、七宝焼き(しっぽうやき)と呼ばれるもので、実用的な使われ方よりも、女性のアクセサリーや、男性のネクタイピンなどの装飾品として使用されることが多い。

出典:wikipedia

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