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伊豆沼

伊豆沼(いずぬま)は、宮城県の登米市及び栗原市にまたがる沼である。最大深度は1.4mという浅い沼である。四季を通じて渡り鳥が豊富で、日本最大級の渡り鳥の越冬地であり、マガン(国の天然記念物)、ヒシクイ(国の天然記念物)、マガモ、オナガガモ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、オオハクチョウ、コハクチョウなどが越冬する。これらを観察するために県内外からのバードウオッチングの愛好者でにぎわう。これらの水鳥の生息地として保護するため、1967年に「伊豆沼・内沼の鳥類およびその生息地」として国の天然記念物に指定されている。その後1982年に国指定伊豆沼鳥獣保護区(集団渡来地)に指定されており(面積1,455ha、うち特別保護地区907ha)、1985年に国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」にも登録された(日本で2番目の登録地である)。水質は日本国内でも最悪レベルにあり、決して良いとは言えない。主な原因として、家庭排水の流入、水鳥のフンやエサによる水質汚濁などが上げられる。環境省が2005年12月に発表した2004年度公共用水域水質測定結果では、化学的酸素要求量 (COD) の年間平均値が佐鳴湖(静岡県浜松市)に次ぐ全国ワースト2位となった。ちなみに、隣接する長沼も全国ワースト5位となっている。その後、環境省が2009年11月に発表した2008年度の同結果ではワースト1位となった。伊豆沼には数多くの種類の魚が生息し、漁も行われている。1995年以前の漁獲量は毎年30トン程度あったが、1996年以降3分の1程度にまで急激に落ち込んだ。この間オオクチバス(ブラックバス)が登場、増加し、フナ・コイ類はやや減少にとどまった。激減したのはそれより小型の魚で、かつてはコイ・フナと並んで多く獲れたゼニタナゴなどは1997年以降ほとんど獲れなくなった。生息数は100分の1になったと推測される。原因としては、オオクチバスが在来魚を捕食していることが考えられる。そこで県内水面水産試験場は、オオクチバス用の人工産卵床を開発。2004年からこれに卵を産ませて稚魚になる前の段階で捕獲し、オオクチバスの今以上の増加を防ごうとしている。この試みは「伊豆沼方式」として、外来魚駆除に取り組んでいる他の地域にも広まりつつある。現在、伊豆沼のほとりに民間の温泉施設の建設計画が持ち上がっている。2005年12月、栗原市在住の男性から、県に温泉掘削許可を求める申請があった。その申請に対し、自然保護団体や地域住民は、温泉排水による環境破壊やラムサール条約に基づく国際的な責任を理由に、掘削の不許可を求めた。しかし県は、2006年3月24日に温泉掘削を許可した。その理由を「現在の温泉法では、掘削で地盤沈下や有毒ガス噴出等の『公益の侵害』が予想される場合にのみ不許可とでき、今回のような『温泉排水による環境汚染の恐れ』の場合は不許可の理由に当たらない」とした。その一方で「泉質が周辺の農業用水や生態系に悪影響を与える場合は、十分な排水対策を求めていく」ともした。その後、自然保護団体等から県へ、掘削許可の取り消しとラムサール条約に基づくモントルーレコードへの記載を求める要請書が提出された。現在、県と栗原市・登米市は、環境省に対し問題解決に向け国として主体的な対応を取るよう要請している。

出典:wikipedia

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