ラクイラ()は、イタリア共和国中部にある都市で、その周辺地域を含む人口約6万7000人の基礎自治体(コムーネ)。アブルッツォ州の州都で、ラクイラ県の県都でもある。2009年4月には、ラクイラ地震(イタリア中部地震)による大きな被害を受けた。同年7月、復興支援を取り付ける意味合いからラクイラで主要国首脳会議(サミット)が開催された。ラクイラ県北部に位置する。隣接するコムーネは以下の通り。1254年に都市として創建され、当時の名はアクイラ(Aquila, ワシの意)といった。都市の勅許はシチリア王コッラード1世(皇帝コンラート4世)によって与えられた。1861年からアクイラ・デッリ・アブルッツィと称し、1939年から現在の名称となった。市はこの土地にあった多くの村の連合によって創建された。地元の伝説では99の村が集まったという。それぞれの村は都市の中に自分の区画をもち、母胎となった村と結ばれていた。中世以来シチリア王国、後にはナポリ王国の支配を受ける自治都市であったが、短期間教皇領となったこともある。シチリア王国中、パレルモに次いで2番目に勢力があり、経済的にも繁栄した都市であったが、16世紀に衰えた。今日、ラクイラは観光地となっている。16世紀に建てられたスペイン様式の城砦、ロマネスク様式のサンタ・マリア・ディ・コレマッジオ聖堂(ここで教皇ケレスティヌス5世は戴冠し、また葬られた)、ルネサンス様式のサン・ベルナルディーノ聖堂、中世に作られた99の水管をもつ噴水、そしてラクイラの母胎となった数々の村が主要な観光資源である。2009年4月6日のラクイラ地震で大きな被害を受け308人の死者が出た。そこで、イタリア政府は国際的な被災地支援を狙い、同年7月に同国がホスト国となる主要国首脳会議の開催地を地中海の保養地ラ・マッダレーナから急遽ラクイラに変更した。ラクイラには以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。
出典:wikipedia
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