黒門（こくもん、本名：高根節生（たかね　せつお）、1958年12月 - ）は、東洋占術研究家。福岡生まれ。10代より、奇門遁甲を始めとする各種占術を研究している。中国や韓国の占術家とも交流がある。奇門遁甲と風水を中心に四柱推命や紫微斗数、六壬神課など様々な中国占術を特定の流派に属さず独自の立場で研究する。ラジオ、テレビ、雑誌など各メディアにも多数出演しており、日本を代表する風水の第一人者。2002年に高根黒門の名で『活盤奇門遁甲精義』（東洋書院）を出版し、一躍時の人となる。それまで、奇門遁甲と言えば、佐藤六龍の香草社（日本透派と自称）が有名で、他派のつけいる隙は無かったが、黒門の『活盤奇門遁甲精義』では、透派の奇門遁甲に見られる「立向盤」と「坐山盤」の使い分けに対し、「本来の標準的な中国の奇門遁甲」では「立向盤」「坐山盤」というものはない、と断じた。ただし同書では、明澄透派の奇門遁甲を門派の奇門遁甲と一つであるとして否定はしていない。活盤奇門遁甲精義における作盤方式は、といった特徴を持っているが、これが標準的な活盤方式の作盤法である。このように活盤奇門遁甲精義において、明澄透派十三代掌門の張耀文（張明澄）が台湾で出版した『奇門遁甲天書評註』『奇門遁甲地書評註』（台湾五術書局、1966年）で解説された奇門遁甲は、四庫全書に収録されている遁甲演義等の中国で標準的な奇門遁甲とは異なっていることが明らかにされた。2003年には「日本劉氏奇門遁甲発展協会」を鈴木星翔とともに設立する。中国河南省在住の劉廣斌は劉伯温の22代目の子孫で、劉家に伝わる奇門遁甲を伝承するという。黒門と鈴木ともに劉廣斌に拝師し弟子になったという。「劉氏奇門遁甲／劉氏神数／劉氏派風水」を日本に伝える目的で設立したというが、その内容を講義または出版したという情報はなく、全く中身が不明のため、また、劉伯温の家系が風水師として存続している可能性は、必ずしも高くないという問題から、疑問を持つ向きもあり、早期の内容公開が待たれている。2005年2月21日、日本テレビの「スーパーテレビ」で「密着！！噂のカリスマ占い師」として紹介される。「釘打ち」の開運法を見せ、これは気学の手法ではないか、と一部では顰蹙を買うが、このテレビ出演以後、テレビに多数出演。講座に多くの生徒を集めるようになるとともに、専門の奇門遁甲以外の著書も多数出版している。

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