岡崎 京子（おかざき きょうこ、1963年12月13日 - ）は、日本の漫画家。1980年代から1990年代にかけて、作品性に優れた多くの作品を発表、時代を代表する漫画家として知られた。しかし作家活動の頂点にあった1996年（平成8年）に交通事故で重傷を負い、この事故による障害を持ったため、作家生命を事実上絶たれた。休筆後も才能を惜しむファンの支持があり、過去作品が断続的に復刊されている。東京都世田谷区出身。下北沢の理髪店の娘として生まれる。高校時代から橘川幸夫編集の投稿雑誌『ポンプ』等にさかんにイラストや漫画を投稿。妹ともに表紙を飾ったこともある。他、ミニコミ誌「リサイクル・サークル」内にイラストを提供。モチーフの多くはNew Age Steppersなどニューウェイブバンドであった。この頃、音楽家集団京浜兄弟社の加藤賢崇、常盤響、岸野雄一らと交流。跡見学園女子大学短期大学部在学中、友人の同人誌への投稿作品が、メジャーミニコミ誌『東京おとな倶楽部』に転載されたものが、雑誌 『漫画ブリッコ』編集者であった大塚英志に評価され、 1983年（昭和58年）、『漫画ブリッコ』（白夜書房）にてデビューした。1980年代から1990年代にかけて、サブカル誌、漫画誌、ファッション誌などに（新しいタイプの女性漫画家として内田春菊、桜沢エリカ、原律子ととも一般誌で紹介される。）岡崎の作品では、映画、小説、音楽、現代思想書などからの引用が多用され、また同時に、岡崎の漫画表現を考察する本や雑誌も多数出版されている。岡崎の作品 『ヘルタースケルター』は、2003年（平成15年）度文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞、2004年（平成16年）第8回手塚治虫文化賞・マンガ大賞を受賞した。岡崎のアシスタントを務めていたことがある漫画家には、安野モヨコ、よしもとよしとも、マユタン、千里唱子、坂本大三郎らがいる。また後のアートライター工藤キキもアシスタントだったことがある。結婚後の1996年（平成8年）5月、自宅付近で夫とともに大型四輪駆動車によるひき逃げに遭い、自力で呼吸できないほどの重傷を負った。一命は取り止めたが意識障害も続き、創作活動の休止と長期療養を余儀なくされた。1998年（平成10年）には角川書店が岡崎の家族の承諾を得て、『UNTITLED』を刊行したが、そのタイトルは編集部と家族の話し合いによって決定されたものである。事故から14年を経た2010年（平成22年）5月、かねてからファンであり親交のあった小沢健二の音楽ライブに車椅子姿で訪れた。2012年1月、『ヘルタースケルター』の映画化に際して、事故後初の岡崎本人によるコメントが発表された。2015年には、初の大規模個展「戦場のガールズ・ライフ」が東京・世田谷文学館で開かれた。友人による近況報告

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