『犬ガンダム』(いぬ-、MOBILE SUIT DOG-GUNDAM)は、テレビアニメ『機動戦士ガンダム』を題材にした唐沢なをきのギャグおよびパロディ漫画作品。通称「犬ガン」。かつてガンダムエース(角川書店)に連載されていた。単行本は全2巻。登場キャラクターがすべて犬(登場犬物〈とうじょうけんぶつ〉)になっている。そのため、彼らは犬特有の行動に加えて原作よりも「おバカ」・非理性的で本能に忠実な行動をとる。地球連邦は「犬地球連邦」、ジオン公国は「犬ジオン公国」、登場モビルスーツは犬地球連邦側・犬ジオン公国側を問わず日本の郷土玩具や民芸品に全て置き換えられている。その他の兵器も、犬をモチーフとしたものに置き換えられるなど、唐沢の作品にしばしば見られるテーマへの強いこだわりによって構築されている。機動戦士ガンダムの監督であった富野由悠季はガンダムエースのインタビューにおいて、本作を絶賛している。単行本の帯にもコメントをした。本編とは別に、劇場版『機動戦士Ζガンダム』の公開に合わせて発売された増刊号「Ζガンダムエース」ではカミーユ犬を主人公とした『犬Ζガンダム』(いぬゼータガンダム)が、最終回の次の号で特別編として田河水泡の漫画『のらくろ』のパロディである『猛犬連邦軍 あむくろ二等兵』(もうけんれんぽうぐん あむくろにとうへい)がそれぞれ読み切りとして掲載された。基本的にストーリーはテレビアニメ『機動戦士ガンダム』を踏襲して進行するが、途中からは登場犬物がさっぱり死ななくなる。ガルマ犬をはじめとする、原作で戦死したジオン系の登場犬物は全て犬ホワイトベースの乗員となり、逆にリュウ犬やマチルダ犬は犬ジオン軍に救助され、連載が進むにつれて登場犬物はどんどん増えていった。犬ア・バオア・クーでの最終決戦では、第1話で登場したジーン犬やデニム犬といった、それまで救助された描写がなかったキャラクターもしっかり再登場している。ただし彼らについては、単行本化に際しての描き下ろし(犬哀・戦士)で、なぜ再登場できたのかが明らかにされており、結果的には死亡犬が全くいなかったことになる。そして最終決戦は敵味方が入り乱れる大混戦となるが、生きていたデギン犬とレビル犬が戦場に現れて終戦協定が結ばれたことを宣言すると同時に、なんとジオン犬・ズム・ダイクン夫妻も犬ア・バオア・クーに生きて顔を見せる。実は長逗留の温泉旅行で姿を消していたらしい(『犬ガンダム THE ORIGIN シャア犬・セイラ犬編』より)。しかも旅行中に彼らの間に3匹めの子犬ができたことも判明し、丈夫な良い子犬が生まれるようにと、その場の全員が祝福するとともに犬ガンダムに願いを込めて物語は終わる。 収録作品 初出 ※カッコ内はモデルとなった犬※カッコ内はモデルとなった郷土玩具、および民芸品
出典:wikipedia
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