巨勢山古墳群(こせやまこふんぐん)は、古墳時代中期前葉に室宮山古墳(室大墓)が築造されたことを契機として終末期に至るまで、奈良県御所市(ごせし)の巨勢山丘陵に約700基が築かれた日本国内最大級の群集墳である。群形成のピークは後期中葉にあるという。2002年12月19日国の史跡に指定されている。2009年11月、史跡指定地内に所有地を持つ秋津原ゴルフクラブが、文化財保護法で定められた現状変更許可申請を文化庁に提出せず、無許可でゴルフ場の拡張工事をした際に山の斜面約5400平方メートルにわたり掘削を行い、少なくとも4基の古墳が破壊、内2基は半壊されていた。その後、奈良県警の捜査によって故意の破壊であったことが判明し、文化財保護法違反(現状変更)の疑いで「秋津原ゴルフクラブ」(御所市)の前支配人(60)と法人としての同ゴルフクラブの運営会社「秋津原」(同市)、工事を請け負った建設会社社長(66)は奈良地検に書類送検された。前支配人は当初、「どこからが古墳か分からなかった」と不注意による工事だと述べていたが、奈良県警の事情聴取に対し、最終的には「古墳があり、前の会社から図面で引き継ぎを受けていた」「許可をうけないと工事できないと知っていた」と供述を変え、建設会社社長も「工事の途中で許可がないことが分かった」と話し、共に故意に工事を行ったことを認めた。市教育委員会は「史跡巨勢山古墳群復旧委員会」を設置し復旧方法を検討する。
出典:wikipedia
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