アフターウォーの機動兵器(アフターウォーのきどうへいき)は、『ガンダムシリーズ』の内、テレビアニメ『機動新世紀ガンダムX』及びその他関連作品の舞台であるアフターウォー世界に登場する架空の機動兵器群(モビルスーツ (MS) 及びモビルアーマー (MA))の概要を記述する。なお、作品内でガンダムタイプと呼ばれる機体については各個別項目を参照。表記は型式番号順。作中では旧連邦軍機、旧革命軍機の呼称が存在する。以下の機体の詳細は個別項目を参照。目次へ移動する旧地球連邦軍の戦闘用ポッド。ドートレスの支援機として宇宙で使用されるが、劇中での描写は極めて少なかった。『機動戦士ガンダム』に登場するボールをモチーフとしているが、キャノン砲は機体下部に存在し、腕部パーツの一部はドートレスと共有となっており手部は独特なクローアーム式マニピュレーターである。機体名の由来はアニメ用語の「同タップ」から。ドータップを水中用に改造した機体。戦後、シーバルチャーがサルベージ作業などで使用した。こちらの腕部はドーシートと共用のパーツを使用していて手部もドーシートと全く同じものである。武装はキャノン砲に替わり4連装魚雷発射管ポッドを装備。漫画『機動新世紀ガンダムX〜UNDER THE MOONLIGHT〜』では主人公リック・アレルが搭乗している。目次へ移動する旧連邦軍の主力量産型MS。第7次宇宙戦争において多数の機体が投入された。汎用性が高く、数々のバリエーションが存在する。多少の改修で地上・宇宙問わず運用可能な他、戦後も残された数多くの機体がバルチャーや企業の警備隊、農村の自警団などによって運用されている。通常のMSならパラシュート等が必要な高度からオプション無しで降下しても、そのまま作戦行動可能なほど機体も頑丈である。新連邦軍においても引き続き主力を務めていたが、次世代機のバリエントやドートレス・ネオの登場により第一線からは退きつつ(バリエントの配備されない僻地などでは主力)ある。新連邦所属機のみビームサーベルが装備されている。基本武装は90mmマシンガン(一部資料及び劇中冒頭の戦中のシーンではガンダムエアマスターのバスターライフルに似た通常型のビームライフルを装備している機体もあるが、詳細は不明)。エスタルド戦ではバズーカを使用する機体も登場した。カラーリングは白を基調とし、胸部のみ橘色であるが、旧連邦の頃よりバリエーションごとに胸部のカラーリングが異なり、また重量も資料によってバラつきが有るがこれは一部は生産年次の違い等による差異であるとしている。(アルタネイティブ社仕様は軽量に作られている等)機体のモチーフは『機動戦士ガンダム』に登場するジム。デザインもジムをモチーフにしているが、特徴的な三つ目の頭部(ガンダムの頭部センサー配置をモチーフに『新機動戦記ガンダムW』のリーオーの意匠を移入した頭部デザイン)により、ジムとの差別化が図られている。なお、機体名の由来はアニメ用語の「同トレス」から。第二次世界大戦時の米海軍の急降下爆撃機ドーントレスともかけている。目次へ移動する旧地球連邦軍の水陸両用MS。背部に可変ピッチ型ハイパースクリューの推進器ポッドを二つを背負う形式で潜望鏡も背部に装着されている。ベース機体がドートレスでありその名残が機体の各所に見受けられる。肩部に魚雷発射管を持ち対空魚雷もここから発射する。腕部は伸縮自在で手部にはクローとビーム砲を装備する。機体名の由来はアニメ用語の「同シート」から。カトキハジメがデザイン。目次へ移動するドーシートの改良機。脚部がウォータージェット推進器になっている為水中適応性が高いが、代わりに陸での適応が下がったため水陸両用機としての機能は薄い。肩部に魚雷を装備する点は変わらないが手部のビーム砲は2連装に強化されている。目次へ移動する第7次宇宙大戦後期、旧連邦軍・宇宙革命軍を問わずニュータイプ (NT) の存在は非常に大きなものとなっており、特に一般兵に与える心理的影響は、戦略的な見地からも無視出来ない程深刻なものとなっていた。事実、旧連邦軍のガンダムタイプや革命軍のベルティゴ、フェブラルなど実戦投入されたNT用の機体も多く、軍のNTへの関心の高さが伺える。それを踏まえて旧連邦が開発したのがNTを抹殺する為のNT専用MSである。本機はその特殊な任務の為、NTの殲滅とコストを度外視した高性能を追求しており、敵NT機のファンネル・ビットを絡め取り無力化する掌内蔵(UTM版では手首内側に設置)型対ビット用ヒートワイヤー、接近戦用のクローアーム(クロー掌基部に大出力ビームサーベル、上部にビーム砲を有する)、砲撃戦用のソニック・スマッシュ砲を装備し、あらゆる局面で絶大な戦闘能力を発揮する。更にNT対応のフラッシュ・システムを搭載しており、機体および武装の制御に援用されている。だが高性能な反面、搭乗者の安全性は考慮されておらず、特殊な制御系から来る精神的な負荷や高機動に伴う激烈なGなどパイロットを使い捨てのパーツとみなした設計が成された感がある。正式な記録は残っていない為、本機が大戦当時に実戦投入されたかは定かではない。A.W.0024年にはNT研究所の廃墟からカイによって発見され、そのまま彼の搭乗機となった。機体自体のスペックとパイロットの技量もあいまって、開発から四半世紀近いA.W.0024年においても有数の戦闘能力を誇る。また、ブラック・ホーネット基地に回収された際にリミッターと共に何らかの改良が成されたが、詳細は不明である。ガンダムヴァサーゴやガンダムアシュタロンは本機を基として開発されている。元々はゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズにて創作設定されたオリジナルのMSであり、アニメ本編の製作時には存在していなかった。のちに漫画『機動新世紀ガンダムX〜UNDER THE MOONLIGHT〜』にてライバル機として登場しているがアニメ本編の設定を上書きするものではなくあくまでゲーム出身の二次創作機体に留まっている。目次へ移動するD.O.M.E.のフラッシュシステムにより操作されるビットMS。月面施設の自動防衛システムとして戦後も一貫して宇宙革命軍の攻略を退け続け、「見えない悪魔」と恐れられる。ガンダム用のGビットと異なり母機に相当する有人機は無く、D.O.M.E.の直接指揮によって稼働する。その力は圧倒的であり、劇中でも革命軍の先遣隊を瞬く間に壊滅させ、更に革命軍と新連邦軍の旗艦に到達、砲口を向ける事で両軍の動きを封じている。機体のスペック的には飛びぬけて脅威という訳ではないが、劇中のランスローのセリフに「狙いが正確すぎる」とあるように、システム化されたD.O.M.E.が統制しているが故に攻撃が正確無比であることが圧倒的強さの正体である。武装は大型キャノン(ビーム・バズーカとの記述も存在する)1門とリフレクター2枚、胸部ビーム・マシンキャノン。大型キャノンは、通常の火器では歯が立たないクラウダを一撃で破壊するほどの威力である。ゲーム『SDガンダム GGENERATION WARS』ではこの武装をサテライトビームキャノンという名称で扱っている。ときた洸一による漫画版ではマイクロウェーブを送信された上でサテライトキャノンを使用。その一斉砲撃は革命軍の先遣隊を一瞬で消滅させている。リフレクターは2枚しか装備されておらず、ガンダムXの4枚や、ガンダムDXの6枚に比べると簡略化されているが、これは本機が防衛用機体であり月面施設周辺でのみ運用される為である。ティファ・アディールの呼びかけに応えたD.O.M.E.は、真実を知るべき者を導く為に、この機体を用いて自らの意思を伝えた。しかし、それを拒否したフロスト兄弟は彼等自身を導こうとしたビットMSを破壊、強引に部下を月面送電施設に潜入させD.O.M.E.をMW送信システムから切断した。なお、ゲーム作品における名称は、『Gジェネレーション』シリーズは「D.O.M.E.ビット」、『スーパーロボット大戦』シリーズと『Another Century's Episode 3 THE FINAL』は「Gビット」となっている。また『Another century~』版ではこの機体の色換版がGXビットの代わりにローレライの海に沈んでいた事になっている。目次へ移動する以下の機体の詳細は個別項目を参照。目次へ移動する軽量化による運動・機動性特化を徹底した試作MS。フロスト兄弟が取り寄せ、ガンダムダブルエックス追討を命じられた「白い死神」デマー・グライフに与えられた。手足の長い痩身のフォルムをしており、MSとしては極限までの軽量化が成されている為、武装はビームナイフ1基を装備するのみである。残像が発生する程のスピードでバッタの様に跳ね回りDXの持つビームライフルの上に乗る、空中回転して飛び蹴りを放つ、至近距離からのバルカン掃射を全て回避するなどMSにあるまじき動きをし、その敏捷さで相手を撹乱しながら、敵MSの駆動部やコクピットをビームナイフで狙う戦法を得意とする。武装はビームナイフ1基のみだが、本機のビームナイフはDXの左腕を2度の攻撃で切り落とした上、ビーム兵器に対してほぼ無敵を誇ったDXの胸部装甲を切り刻む等、極めて高い攻撃力を発揮する(劇中の通常戦闘でビーム兵器でDXの装甲部分に傷を付けたのは本機のビームナイフのみ)カラーリングは当初グレーと赤と青(仔細な彩色設定自体は未発表である)であったが、白に極端な執着を持つデマーは、自らの手で真っ白に(認識番号・危険表示等のマークまで)染め上げている。ガロードはシャギア・フロストに誘い込まれた市外廃墟の狭所でデマーの操縦するコルレルに襲撃され、そのスピードとナイフ捌きで窮地に陥る。ガロードの技量を持ってしても機体を捕捉する事は不可能だったが、軽量化の為その装甲は極めて脆弱で、とどめを刺そうとした際、ガロードがとっさに防御に用いたビームライフルにビームナイフが刺さり、その爆発で吹き飛ばされ廃墟の建造物にぶつかり体勢を崩した隙に、DXに搭載された全機関砲で蜂の巣にされ爆発した。機体名はCorre(スペイン語で「走る」の意)から。 デザインは担当した石垣純哉によれば、「高松監督からはデザインモチーフとして『あしたのジョー』の力石徹というオーダーだった」と述べている。他の新連邦製MSと同じく頭部センサーはデュアルアイだが、ゲーム『SDガンダム GGENERATION F』でのカットインではモノアイで誤って表現されている。本機の機体重量4.5tは全ガンダムシリーズに登場する通常MSの中で最も軽い数値である。目次へ移動する新連邦樹立後、新たに開発された初の量産型MS。脚部を変形させ推進装置とする事で、空間戦主体のMSとして充分な性能の飛行が可能。反面歩行器としての機能は無く着陸脚・安定翅的な機能のみに限定されている。元々はドートレスとは違う運用思想の元で開発されたが戦後の地球では、ほとんどの航空兵器が失われていた為、空から地上を攻撃する攻撃機的な運用に扱いが絞られ、新連邦の勢力拡大に多大な貢献をする事となり実質的にドートレスから主力機の座を引き継ぐ事となる。元々空間戦闘用として開発された事から宇宙空間運用適性も有るようで新革命軍との戦いでも主力機として用いられた。前腕部にビームサーベルラックと内蔵型二連ミサイルランチャーを有し、各種増設装備を予期したハードポイントが前腕部や脚部などに設置されている。ビームライフルは照準補佐用のレーザーセンサーが追加された新規格の物を使用している。機体名はvariant(英語で「変形」の意)から。目次へ移動するMS単機としての防御力を徹底的に追求した試作実験型MS。装甲の厚さは自力で稼動できる限界点まであげられており、さらにビームを完全に無効化できるビーム拡散フィールドジェネレーターを両肩に装備しており圧倒的防御力を誇った。しかしフィールドジェネレーターの小型化ができないまま、MSとしての運用にこだわった為、全高は通常のMSの約2倍近く有りまたスラスターの類も搭載していないため機動力には欠ける。武装は無く、巨体で敵を押し潰す、あるいは拳を握ることでナックル形態とし腕部を伸縮させ、これによる直接打撃攻撃を行うがレオパルドの両手を簡単に握り潰したりDXを片手で吊るし上げた事などから基本的な駆動出力は一般MSに比べ非常に高いものと推察出来る。「不死身の殺人マシーン」ミルラ・ドライドの操縦により、DX、エアマスターバースト、加勢したGXディバイダーの3機を圧倒したが、さらに加勢したレオパルドの捨て身の零距離一斉砲撃で肩部フィールドジェネレーター・胸部装甲を破壊された後、中破し主要武装も失ったレオパルドを除いた3機のビーム兵器の一斉攻撃で撃破された。機体名の由来はGable(ペルシャ語では「死」、英語では「破風」の意)から。目次へ移動する後方支援機として開発されていた機体をパイロットである「東部戦線の狩人」ドゥエート少尉のオーダーで奇襲・強襲用に改修したカスタマイズMS。両肩に装備された牽制用のマイクロミサイルや、右腕に装備されたルナチタニウム製の装甲をも軽く切り裂くモノフィラメントワイヤー(ヒートワイヤー)カッターといった特殊武器を使う。劇中では高速移動の為使い棄てのブースターパックを装着していた。南アジア戦線に投入され、DXとガンダムエアマスターバーストを急襲し善戦するが、両機の連携攻撃の前にワイヤー誘導部を破壊され撃破されている。機体名の由来はロシア語の「剃刀」から。目次へ移動する戦後初めて開発されたニュータイプ専用MS。フラッシュシステムを搭載した機体で、戦闘中にアベル・バウアーがシステムの起動に成功し、本体と同一仕様のビットMS部隊を駆使した「分身の術」でフリーデンのMS達を苦しめたが、ティファの助けを得たガロードの機転でビットMSの制御を失い、腕部も失って戦闘不能となって逃走。その後パイロットのアベルはフロスト兄弟に謀殺され機体も同様に破壊された。ガンダムタイプに似た頭部を持っているのが特徴。飛行能力を持ち高い機動性を発揮する。ビームライフルは本機専用の物が使用されている。機体名はロシア語で「夜明け」の意味。目次へ移動するドートレス直系の後継機。ガンダムヴァサーゴのデータがフィードバックされており、両前腕部にビームカッターとしても使用可能なワイヤード・ビームライフルを固定装備し、接近戦において無類の強さを発揮するが正式採用前の最終テスト段階であったため(このためワイヤード・ビームライフルも調整がまだ済んではいない事が一部設定に記されている)、第8次宇宙戦争以前ではワイヤード・ビームライフルを使わずバリエントと同型のビームライフル・ビームサーベルを装備・使用した機体も存在する。単体での大気圏内飛行能力を有しており、新連邦MSの集大成的な存在と言える。第8次宇宙戦争直前までに量産がなされたが完全な状態での配備ではなくフロスト兄弟指揮下の司令部直属の精鋭部隊にのみ試験的に配備されている。目次へ移動する新連邦が開発した飛行型量産MAで、高機動性と空戦能力に特化しており、制空戦闘を任務とする。形状は航空機と変わらず、既存の飛行型MAと違い表面の凹凸が少なく空気抵抗の少ないフォルムで、機体上部にドートレス系の頭部センサーがあり、両翼には推進力が高いエンジンを2基配しその下に収納式の腕部を持つ、明らかに航空機とは一線を画したスタイルである。また機体中央下部には専用の長銃身ビームライフルが装着されている。設定画ではこのビームライフルを機体から外し手で持つ事でビームサーベル(この際有線でエネルギーを供給する)にして(なおビーム刃そのものは設定画に描かれていない)いたがアニメ本編では一般的な手持ち式ビームサーベル(グリップデザインはガンダムアシュタロンの物に近い)を装備・使用している。高い空力特性と強力な推進力を生かした一撃離脱戦法を得意とする。ガンダムエアマスターを凌駕する空戦能力を誇り、2機がかりでエアマスターを中破させた。しかし、強化されたエアマスターバーストに対しては3機で挑んでも相手にならず一蹴されている。制空圏の確保を目的として開発されたが、A.W.年代の地球でまとまった航空戦力を有しているのは、新連邦を除けばエスタルドの様な極一部の自治国家のみであり、またその数もわずかである事から、航空戦力はバリエントの様な飛行型MSで充分と判断され生産は少数に留まっている。30機生産された内5機が対エスタルド戦に試験的に投入されたが、全機失われた。なお、第7次大戦後において純粋なMAとして開発された唯一の機体である。目次へ移動する第7次宇宙戦争当時、旧宇宙革命軍が主力として量産したMS。高い汎用性に加え実弾だけでなくビーム兵器も使用可能で豊富な武装を持っている。また、戦争終結後も旧連邦所属だったドートレス同様多数が残存し、様々なカスタマイズを受けバルチャーやその他のMS乗り達によって運用された。第7次大戦後の革命軍では、次世代機であるクラウダの配備により辺境コロニーの警備や、コロニーレーザー再建などの作業用MSとして運用されており、第一線から退いている。しかし、機体本来のポテンシャルは高く、後述のジェニス改エ二ルカスタムのように多少の改造とパイロットの技量があれば最新鋭機とも互角以上に渡り合えるスペックを秘めている。ほとんどの宇宙革命軍MSは西洋甲冑のようなスリットが入ったセンサーや放熱器とも思われる1対の機器を備えた頭部が特徴である。ドートレス同様に重量設定にバラつきが有るがこちらは主にMS乗り達の私的改造の結果であるようだ。胴体固定武装としてショルダーバルカン・ウェストバルカン(マシンキャノン)を装備し弾薬はバックパック横に有るマガジンから供給する。基本武装は旧革命軍機共通規格武装(この為他の旧革命軍機も使用しているシーンが多々有る)であるビームサーベル及び100mmマシンガン。他の共通規格オプション武装としてヒートホーク(アックス)、ヒートソード、ジャイアントバズーカ、ビームライフルが有る。設定画では専用の手持ち式シールドも存在する(劇中では未使用)なお革命軍のマシンガンとビームライフルには銃剣機能が備わっておりマシンガンは銃身下に装備されたビームサーベルを、ビームライフルはΖガンダムのロングビームサーベルと同様銃口からビーム刃を発生させる機構で操作はトリガー前のスイッチで行うということが設定画に記されている。(本編では未使用)機体名称は6月 (June) から。機体のモチーフは『機動戦士ガンダム』のザクII。 『∀ガンダム』の黒歴史の記録映像にガンダム系とザク以外で目立って登場した。ジェニスの改修機(型式番号:RMS-006G)。第7次大戦時、陸戦用に改修されたジェニスで、外見的特長であった両肩部のニードルがオミットされ、機体各所のバーニアが一部省略されている。目次へ移動するジェニスを陸戦用に再設計した機体。フォートセバーン市の自警団などによって運用された。劇中で登場するのは後述の寒冷地仕様機(ポーラ・ベアー)のみ。エニルが搭乗したMSで唯一専用カラーでは無い。機体名称は7月 (July) から。機体のモチーフは『機動戦士ガンダム』のグフ。ジュラッグの寒冷地仕様機(型式番号:RMS-007G)。スノーボード状の雪上・陸上移動オプションであり、時にシールドにもなる「スレッジ」を装備する。本体もセンサーや駆動系などが寒冷地仕様に改造されている(センサー形状がスリット状からモノアイ状センサーが露出するものに置き換わっている等)。フォートセバーン市所属。後に北米の新地球連邦軍抵抗組織にも配属された。劇中ではビームマシンガンを使用しているが、これが本来の正規装備なのかは不明。目次へ移動する旧革命軍の重MS。ジェニスをベースに重武装・高機動を目的に開発された機体である。胴体部に旧革命軍機特有の固定火器が存在(マガジンはジェニス、オクト・エイプと異なりバックパック中央に設置)しガンダムDXに対して使用されているが文字設定では記載が無く詳細不明(劇中ではバルカンと呼称されていた)。宇宙用だが、陸戦タイプも生産された。第7次大戦後も教導隊などで運用されている。カラーリングはブルー。第8次宇宙戦争時にはビームライフルを装備した機体も見られた。機体名称は9月 (September) から。機体のモチーフは『機動戦士ガンダム』のドム/リック・ドム。セプテムを陸戦用として改造した(バルチャーによる私的改造機を含)機体(型式番号:RMS-009G)。防塵機能が強化されているがジェニス改の様な外見的な変化は無い。作中ではガンダムアシュタロンを襲っていたジェニスによく似た緑基調のヴァルチャー機体、暗い桃色基調のローザ艦所属機が登場している。漫画『機動新世紀ガンダムX〜UNDER THE MOONLIGHT〜』に登場。テロ組織『宇宙の眼』に所属するグレーデンの部隊が所有するセプテム。それぞれ独自に改良が加えられていて、各々が異なる装備(バスターソード、トンファー、ビームジャベリン)を持つ。なお、マルコ機のバスターソードは、形見としてカイに引き継がれる事になる。目次へ移動する旧革命軍の高機動型MS。ジェニス、セプテムに比べ大型のバックパックユニットを持ち、大気圏飛行能力を有する。旧革命軍機特有の胴体固定火器は50mmガトリングキャノンに強化されている。純粋なスラスター出力のみでの高機動飛行や装備火器の性能の高さでフロスト兄弟も唸らせた革命軍の技術力を見せ付けるなど、量産機としては破格の高性能機である。就役は第7次大戦末期で、生産数は少数に留まり現存数は少ない。カラーリングは赤。劇中では主に地球に残った革命軍によって運用されており、シャトルで宇宙へ向かう同志を援護するべく新連邦軍と戦いを繰り広げた。機体名は10月 (October) と4月 (April) を合わせた造語から。機体のモチーフは『機動戦士ガンダム』のゲルググ。オクト・エイプのバルチャー仕様。元々現存数が少ない機種の為劇中に登場したのはグリーツ・ジョーが保有する機体のみ。しかも純正パーツは使用していない様で飛行能力は無く、メインウエポンもビームライフルでは無く100mmマシンガンであり、機体性能・武装共に純正仕様より大幅にスペックダウンしている。カラーリングはグレー(胴体部)と白。目次へ移動する第7次宇宙戦争時に宇宙革命軍が投入したNT専用MS。フラッシュシステムを介し脳波コントロールされ重力下でも使用可能な小型無人ビーム砲端末・ビットを計12基搭載する。肩の襟口にマシンキャノンを二門、特徴的な長い手首の先に内蔵型ビームライフルを搭載している。ビームサーベルは手の後ろ側からグリップを射出して手に持つ形式となっている。基本性能はガンダムタイプのMSに匹敵するものを持っており、戦後に開発された新連邦軍の最新鋭機でフロスト兄弟親衛隊所属のドートレス・ネオとも互角以上に戦い得る能力を見せている。カリスの白亜の機体は、ライラック作戦時にMAパトゥーリアと共に降下した予備パーツから組み上げた機体である。また、漫画『機動新世紀ガンダムX外伝 ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』で、ライラック作戦時での降下部隊護衛としてランスロー・ダーウェルが搭乗している。劇中では、ビットによるオールレンジ攻撃により、一度はガンダムXを圧倒、サテライトキャノン(キャノン砲身・リフレクター)とシールドバスターライフルを破壊・喪失させた。しかし、ジャミルが操縦するガンダムXディバイダーにビットを撃破され、その時の戦闘でビット撃破を学んだガロードが操縦するGXディバイダーとの戦闘ではビットを全て撃破され、ビームサーベルによる白兵戦の末、腕部を斬り落とされ擱座、敗北を喫している。その後、機体はフリーデン内で修復され、対パトゥーリア戦ではジャミルがティファを同乗させた状態で動かし、パトゥーリアの鎮圧に当たった。物語後半で再登場してからは、何らかの理由でビットを一度も使用していない。機体のモチーフは1stガンダムに登場するエルメスとして設定されているが、形状、塗装などは『機動戦士Ζガンダム』などに登場する後継機相当のキュベレイを彷彿させるデザインである。目次へ移動する宇宙革命軍が戦後初めて量産化した新型MS。量産機のカラーは薄いグレー。スパイを地球に降下させ地球情勢を探っていた革命軍は、地球連邦組織の再建(新連邦の成立)が近い事を察知していた。革命軍は再び地球と戦火を交える為にも強力な新型MSを欲し、クラウダが開発された。革命軍の本拠地クラウド9をもじって命名されたことからも、本機への期待の大きさを窺わせており、実際第8次宇宙戦争時において、本機の他に量産されていた新型MSは無かった。特筆すべきはその堅牢な装甲にあり、標準的な実弾火器を寄せ付けず、アンチビームコーティング処理により対ビーム性にも優れ通常のMSなら一撃で破壊するダブルエックスの専用バスターライフルやGファルコンの拡散ビーム砲の直撃にも耐える程で、量産機としては破格の性能を誇った。また、背部に巨大なビームカッターを標準装備させる事で対艦戦能力も高められた(アニメ本編ではこの武装は対艦用途でしか用いられていない)。ビームライフルは箱型の当機用新規格のビームライフルが用いられておりその出力の高さから一部資料ではビームバズーカとも記載されている場合がある。機体によってはビームサーベルを装備する例もあった様である。設計思想の転換の表れかバルカン砲は頭部側面に配置されている。一方で装甲で自重が増加しているが、機体各所に設置された大型スラスターにより運動・機動性も非常に高い。しかし、その特異なまで大きくかつ構造上脆弱な噴射口部を外部に露出させるのは、同時に弱点を晒すことに他ならず、ガロードに見抜かれてからはそこを狙われ撃破される事もままあった。特に腹部正面のバーニアは最も目立ち、狙われやすい部位だった。尤も、戦闘機動中の本機のバーニア部分をピンポイントで狙うのは至難の業であり、エース級の射撃技術を持つパイロット以外にとっては実質弱点とはなりえかった。指揮官機(型式番号:RMS-019R)の頭部には複合通信アンテナが設置されており、劇中でランスロー・ダーウェルが搭乗しているのは、この指揮官機にクリーム色の塗装をしたものである。一般に、この機体はランスロー専用機と呼ばれる。漫画『機動新世紀ガンダムX〜UNDER THE MOONLIGHT〜』に登場(型式番号:RMS-019-D)。第8次宇宙戦争終結から9年後のA.W.0024年、旧革命軍国家「クラウド9」が設立した私設軍隊ブラック・ホーネット隊に配備された機体。この時代におけるクラウダは既に旧世代機であるが、そのパワーと装甲はなおも一線級の水準を誇っている。BH仕様機は、実戦のみならず次世代機開発の為のデータ採集機としての側面を持ち、各部には同隊の新鋭機ディクセン・ホーネットのパーツが組み込まれている。同じく外装にもテスト用の新型装甲が使用されており、更なる防御力向上、特に対ビーム性能が格段に強化されている。但しバーニア噴射口の脆弱さは変わらず、一撃で容易に破壊されてしまう欠点も受け継いでいる。なお、機体色は部隊名に合わせた黒基調に変更されている。目次へ移動する旧革命軍が地球侵攻に用いた大型MA。四脚での安定した姿勢で大出力の荷粒子光弾砲による遠隔砲撃を行う移動砲台的な兵器。足裏部にホバーユニットを有し移動はそれを用いる。劇中ではアルタネイティヴ社が回収して所有しており、対フリーデン戦用の切り札として使用したが、ガンダムXによるサテライトキャノンの遠隔砲撃により消滅する。機体のモチーフは『機動戦士ガンダム』に登場したアッザム。ただし、本機は空中戦ではなく陸上戦に特化した設計で、武装の特徴も大幅に異なる。劇中では複数の大型ヘリに吊り下げられる形で空輸され、アルタネイティヴ社本社に運び込まれていた。目次へ移動する旧革命軍が第7次宇宙戦争末期に投入したNT専用MA(形式番号は"MS"とされている)。機体名称は2月(February)のもじり。作中では第1話冒頭など、回想シーンのみで物語本編には登場していない。コロニー落とし作戦に際しランスロー・ダーウェルが搭乗した。コロニー落とし作戦が強行され、地球に多数のコロニーが落着する最中、ジャミル・ニートのガンダムXと両軍のエース同士として激戦を繰り広げる。最終的には相打ちとなり、ビームライフルの直撃を受ける間際にガンダムXの頭部を破壊して戦闘不能にし、本体を撃墜されながらも頭部コクピットを分離させて脱出している。下半身は紡錘状のスカートの様な形状で脚部は無く、頭部に分離可能なコクピットを持ち、手部は各々5連装ビーム砲になっている。一部資料では後述のジオングをモチーフとしている事から有線ビーム砲であるとしている資料も有るが劇中では有線である事を示す描写(分離射出運用等)はしていない。ビット兵器「ペス・ポラドォール」を漫画『機動新世紀ガンダムX外伝 ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』「スーパーロボット大戦シリーズ」等で創作しており手部のビーム砲口からビームサーベルを発生させるという設定が『SDガンダム GGENERATION F』では加えられているがこれらは未だ派生作品の二次設定の域を出るものではない。型式番号なども含め機体のモチーフは『機動戦士ガンダム』に登場するジオング。ガンダムXとの最後の戦いはガンダム対ジオングのオマージュとなっている。目次へ移動する旧革命軍が地球攻撃作戦「ライラック作戦」に投入した超大型のNT専用MA。作戦の失敗により北米北部に不時着していた。共に降下した革命軍のドーラット博士は戦後、落着地点にフォートセバーン市を建設し、市長ノモア・ロングとして振る舞いながら、パトゥーリアを修復し、密かに再起を図っていた。NT、もしくは人工NTをサイコミュ・ダクトと呼ばれるカプセルを用いて生体部品として組み込む事で起動し、多数の有線ビーム砲を用いたオールレンジ攻撃が可能となる。組み込まれたニュータイプの精神は蝕まれていき、最終的には自我を失ってしまう=パトゥーリアそのものになってしまう。通常は巨大な艦船に胸像型の艦橋が鎮座している様な形状だが、攻撃時は下部の艦船状の部分が中央から2つに開いた形になる。飛行・防御用のフィールドジェネレーターが機体各所に装備されており、ビーム兵器を完全無効化する(劇中では防御用には発動していないが漫画版では防御用に発動させている)また、荷粒子砲は身体各所に配置されていると文字設定では表記されているが設定画ではっきりと確認できるのは胸像部の二門だけであり発砲描写は無い。600mを超す全長は、ガンダムシリーズ中全ての機動兵器でも最大級である。フリーデンチームと交戦し、テイファとガロードの呼びかけによってカリスのNT能力制御を停止した所をガンダムXディバイダーのハモニカ砲で装甲を破壊されてしまい、内部に侵入され、カリスを組み込んだサイコミュ・ダクトごと引き千切られ奪回されてしまう。エニルは脱出し、ノモアは自決したことで、制御する者が誰もいなくなった本機は墜落し崩れ落ちた。なお、型式番号は『機動戦士ガンダム』に登場するブラウ・ブロとほとんど同じである。目次へ移動する漫画『機動新世紀ガンダムX〜UNDER THE MOONLIGHT〜』に登場。第8次宇宙戦争終結から9年後のA.W.0024年、スペースコロニー国家「クラウド9」(旧宇宙革命軍)が開発した次世代型汎用MSである。大戦終結後、永らく断絶していた国交を回復した両国間では様々な技術の交換がなされ、それらを融合・昇華させた新技術も多く生み出された。ディクセンの機体設計は、基本的には従来の革命軍系MSを踏襲しているが、その上で連邦系の技術を組み合わせた独自の構造を併せ持つ。中でも特筆すべきは、通常サイズの機体としては初めてフィールドジェネレーターと呼ばれるバリアを標準搭載した点が上げられる。これはビーム射撃を無効化するだけに留まらず、斬りかかった敵ビームサーベルのビーム刃すら完全に消失させる程の能力を持つ。また、装甲材質はガンダムタイプと同質のルナ・チタニウム製とし、装甲の厚さ自体もより増加。総合的にはガンダムタイプ、そして前世代機のクラウダをも上回る防御力を誇る。基本性能もガンダムタイプに匹敵する程高く、A.W.0024年におけるMS開発技術の最高到達点とも言える高性能量産機として完成した。その耐久性と汎用性の高さから想定される投入領域は多岐に渡り、同時にこれらのどの領域においても最高の性能を発揮するべく、豊富なオプションが用意されている。機体名称は12月 (December) のもじり。ホーネット(Hornet:スズメバチ)は8(ハチ)からの語呂合わせである。鹵獲したGXの解析データを基に改修されたX装備(サテライトシステム)を標準搭載した機体である(型式番号:RMS-012-10)。旧X装備の欠点であった冷却システムの改良により、射撃時の信頼性・安定性は大幅に向上。また、旧装備で砲身部に設置されていたリフレクターは背面への固定装備とし、X状に展開される4枚と、上部に2つ折りタイプを備えた計5枚のリフレクターを装備する。砲身は従来の肩掛け式から取り回しに優れた腰溜め式に変更し、銃尻から本体に接続されたチューブを介しエネルギー供給を行う。また、銃尻には接近戦用のビームソードを格納する。システムと並行して本体も大幅な改修が行われ、ホーネット型よりも更に細身な体型にシェイプされている。頭部カメラセンサーは従来のモノアイ(単眼)状のものからツインアイ(双眼)方式に変更され、多分にガンダムタイプ、特にGXを強く意識した意匠を持つ。ホーネット型では腕部に装備されたフィールドジェネレーターは胸部に設置され、コクピットや動力部の安全性を高めている。更にNシステムとの連動によって、ニュータイプ能力の無い一般パイロットでもフラッシュシステムの使用を可能としており、無人のビットMS仕様のホーネット複数機を一括に制御出来る。また、MX及びビットのディクセンの外装にはレムレス塗料と呼ばれる特殊塗料が施されており、周囲の背景に同化する事で機体の姿を消し去り、敵の視覚外からの奇襲を可能としている。これはあくまで風景への同化であるため太陽光による影などはそのままであるという欠点もある。目次へ移動する南アジアの小国エスタルドが戦後初めて開発したMS。スリットの入った頭部センサーや胴体機銃など宇宙革命軍製のMSに通じる部分も多く、実際にそれらの機体の技術を応用している事が窺える。既に劇中の時代では後継機のパイロンに生産が移り、第一線を退いていた。エスタルドが新連邦への降伏を余儀なくされた時、抗戦派のリー・ジャクソン将軍が本機を持ち出し、最後の抵抗戦を行い、玉砕した。リー機のカラーリングは白を基調としたもの。目次へ移動するエスタルドスをベースに、エスタルドを始めとする南アジア独立小国家各国が共同開発したMS。劇中ではエスタルド、ノーザンベル、ガスタールの3国同盟軍の主力として新連邦軍と戦った。また、ガスタールが新連邦陣営に寝返ってからはガスタール軍のパイロンがエスタルドを攻撃した。各国によってカラーリングは異なり、エスタルド軍のものは紺色、ノーザンベル軍では茶色、ガスタール軍では緑色である。携行武装として独特なデザインの70mmマシンガンやMS用重機関銃、そしてGXDVのプラモオプション武装の手榴弾に酷似した物を使用する。胴体部にマシンキャノンがあるが本編では未使用。目次へ移動する太平洋上の都市セインズアイランド近辺に拠点をおくシーバルチャー、ルマーク・カウトが、サルベージして集めたジャンクパーツを組み合わせて製造したハンドメイドのMA。強力な加速力を持ち機動性は極めて高い。一方で火器は小型のビーム砲とマシンキャノンのみと軽装で、素早く接近し打撃を与える一撃離脱戦法を得意とする。再び戦いに身を投じたエニルがルマークから購入した。エスペランサ (esperanza) はルマークの故郷の言葉(スペイン語)で「希望」を意味する。ハンドメイドの為型式番号は無し。フリーデンを襲撃した際はその機動性でガンダムをも翻弄したが、フリーデンクルーのトニヤ・マームと親交を深めていたエニルは攻撃に徹しきれず退いた。その後、ゾンダーエプタ島に偶然立ち寄ってしまった為、島の存在を守秘しようとしたフロスト兄弟による追撃を受け、撃破されてしまった。エニル・エル専用ガンダムとしてデザインされたMS。他のガンダムタイプとは異なり、曲線を多用した女性的なデザイン。膝や脛の構造が独特で、シールドとしての機能が添付されている。デザイナーは石垣純哉。エスペランサの後のエニル専用機として企画されていたがお蔵入り(サンライズからの扱いも非公式扱いである)となり、その役は専用のジェニスカスタムが演じることになる。目次へ移動する
出典:wikipedia
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