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軍師

軍師(ぐんし)は、軍中において、軍を指揮する君主や将軍の戦略指揮を助ける職務を務める者のことである。このような職務を務める者は東アジアにおいては古代から軍中にみられたが、ヨーロッパでは近代的な軍制において参謀制度が確立するまで制度としては存在しなかった。知将、策士などとも言われる。軍師は、西欧の軍制度における参謀などと異なり、軍司令官的な存在とも対等、ないしやや上位の関係にあり、賓客(要人)、顧問的な立場であった。時として君主の師匠扱いもされ、君主より上位の存在の場合すらあった。しかしながらこうした軍師像は、師匠は弟子よりも上位とする儒教道徳的な考え方、実際に軍司令官的存在に対し、上位の立場で軍事にのみ助言する軍師という存在は『三国志演義』・『水滸伝』、あるいは日本の戦国時代を基に作られた軍記物などの創作(フィクション)の世界によって創作された部分が大きい。軍師の代表例とも言える諸葛亮(諸葛孔明)であっても政治・軍事の枠を超えて蜀のほとんどの分野に関わった人物であった。つまり軍政両面に権限を持った人物が、軍事に専従する人物よりも上位にあった、というほうが実情に近い。中国では、周の文王が呂尚(太公望・姜子牙とも呼ばれる)を師に立て、子の武王のときついに殷を滅ぼしたことが『史記』にみえるように古くから軍師にあたる者が存在した。また漢の高祖劉邦に仕えた張良は野戦の功績は1度も無かったが、「謀を帷幄のなかにめぐらし、千里の外に勝利を決した」と高祖に言わしめ、軍師の典型として知られている。前述の通り、後漢の頃になって正式な職名として軍師の名があらわれ、後漢末から三国時代には「軍師祭酒」などの官名があらわれた。この時代に軍師の官名を帯びた者の中では、劉備に出仕すると「軍師中郎将」の官名を与えられ、のちに「軍師将軍」となった諸葛亮が特に有名である。諸葛亮は劉備の相談役として劉備に「自分に諸葛亮が必要なのは魚に水が必要なようなものだ」と言われるほど重用されており、外交官・政治家・武将としても重用された。曹操に仕えた荀彧は、曹操に「我が子房(張良の字)」と賞賛され、優れた洞察力と有用な進言で曹操を盛り立て、多くの有能な人材を推挙し、曹操政権の基盤を築いた。孫権に仕えた魯粛は、赤壁の戦いで曹操と対立する劉備との同盟を勧めて勝利に貢献し、その後も劉備との同盟を主導し曹操・孫権・劉備の三国鼎立の確立に貢献した。また、明の建国の功臣の一人・劉基も軍師と同様の役割を果たした事で中国ではよく知られた存在である(『三国志演義』の諸葛亮像は劉基をモデルにしたとする説もある)。呂尚や諸葛亮、劉基のように歴史上に有名な軍師たちは、やがて講談や演劇のような歴史物語の中で神がかった智謀や魔術めいた策略を自在に使いこなし、更には本当の妖術まで使うようなスーパースターとしてもてはやされた。歴史物語の中で軍師は欠かせない存在となり、架空の歴史物語である『水滸伝』においても呉用や朱武が梁山泊の軍師として登場する。日本では、中世に軍師と呼ばれる人々が現れたとされるが、中世に軍師という呼称やそれに相当する役職はなく、実際に存在したのは陰陽道の影響を受けた占星術、易などの占術を学び、合戦における縁起担ぎを取り計らう軍配者であったと言われる。戦国時代が終焉して江戸時代に入ると、太平の時代風潮からかえって戦国大名が戦場で用いた戦法を研究する学問として軍学が生まれ、軍学者によって甲斐国の武田信玄に仕えた山本勘助、越後国の上杉謙信に仕えた宇佐美駿河守定行、駿河国の今川義元に仕えた太原雪斎、豊後国の大友宗麟に仕えた立花道雪などの伝説的な武将が軍学の始祖として称揚された結果、戦国大名家には軍師の職制が存在し、彼らが実際に活躍した軍師であると信じられるようになった。また、江戸時代には戦国時代の合戦を取り上げる軍記物が数多く書かれて戦国大名に仕える名参謀たちが描かれ、さらに明治以降には軍記物が講談や歴史小説の題材に取り上げられて、豊臣秀吉の軍師竹中半兵衛などの軍師のイメージが一般に広まった。秀吉が竹中半兵衛を迎えるために七度彼の庵に通ったという有名な物語が劉備と諸葛亮の三顧の礼の逸話に基づくことが明らかであるように、日本の軍師のイメージは、多くは中国の歴史物語に範をとって江戸時代以降に作り出されたものであると言える。中国や日本の歴史物語の中の軍師は、ある君主に仕えて軍事と政略に謀略をめぐらす人物として描かれた。このため、一般的な言葉としては、軍中の参謀に限らず、東アジア諸国において政略の相談役として活躍した人物のことを広く軍師と呼ぶことが多い。本記事では以下にそのような広い意味での軍師の例を挙げる。

出典:wikipedia

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