『Happy World!』(ハッピーワールド)は、竹下堅次朗による漫画作品。『ウルトラジャンプ』2000年6月号から2006年7月号まで連載されていた。単行本全11巻。また2002年から2003年には全3巻のOVAが製作された。本作品の特徴は「王道的展開」である。登場するメイン、サブヒロインのほとんどが主人公に恋愛感情を持ち、最終的には争奪戦に加わる、というのがほとんど。同時に「幸せ」や「生命」と言う重いテーマや、CGを多用した激しい戦闘シーンも盛り込んでいる。9巻以降、主人公とヒロインの出生に関するエピソードから、物語の展開が大きく変わり、パレスチナ問題をモデルにしたとされる「パルメキア編」では、内乱や虐殺を通して「神は、なぜこのような世界を作ったのか?」というテーマを描く。前半(王道落ちもの)・中盤(ハーレムラブコメ)・終盤(ヒューマンドラマ)と絵柄も内容も大きく変わり、さらに各話でのテーマもバラバラである。なお、作者は途中で路線変更した理由について、連載中にアメリカ同時多発テロ事件が起こった事をきっかけに「幸せとは何か」について考えるようになったからだと述べている。掲載時、読者に対するサービスを重視する傾向にあった。それは単行本での描き足し、カバー裏のピンナップや読者投稿コーナーなどが充実する結果になった。神様は、幸福と不幸を平等に人に与えるといわれる。だが、この世にたった一人だけ、不幸しか与えられなかった少年・大村猛がいた。生まれてすぐに母親を亡くし、父親は自分を捨て、それからと言うものはずっと叔母の家で暮らしてきたが、3年前にあることが理由で家出、再び一人暮らしとなる。ある日のこと、数日前に家が火事となり仕方なく叔母の家に向かう大村猛。その日もいつもの様に不幸な出来事が続く。小石につまづいて転んだ拍子に犬の糞を掴んでしまい、公園で手を洗っていれば蛇口が外れびしょ濡れに。さらにその蛇口を放り投げれば犬に当たってしまい追いかけられ、憂さ晴らしに電柱を蹴れば上からトランスが落ちてきて……重傷を負い天国に旅立ちかけた時、「自分を不幸から守るためにやってきた」と言うエルと名乗る少女に出会う。この少女との出会いが、自らを待ち受ける数奇な運命の始まりだとは知らずに、今日も不幸な少年、大村猛の超王道ラブコメな毎日は続く。天使が堕落した存在。天界から脱走した「逃魔(トーマ)」、完全に悪魔化した「堕魔(ダーマ)」に区分けされ、悪魔化した際の葛藤や憎しみから「影男(シャッテン)」という怪物を生み出してしまう。全て単行本一巻の内容である。
出典:wikipedia
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