オーケー株式会社()は、神奈川県横浜市西区に本社を置く中堅のディスカウントセンター (DC) 及びディスカウントスーパーマーケット (DS) を展開する企業であり、関東地方と宮城県に店舗(オーケーストア)を有する。オーナーの飯田勧は、創業120年を超える日本橋の酒卸問屋「岡永商店(現・岡永)」経営者飯田紋治郎の三男である。長兄飯田博は「岡永」会長兼「日本名門酒会」最高顧問、次兄飯田保は居酒屋チェーン「天狗」のテンアライド最高顧問、末弟飯田亮はセコムの最高顧問である。1958年6月25日に第1号店を上板橋で開店し、1967年にオーケー株式会社を設立している。1975年5月2日に日本初無人スーパーの実験店舗を国分寺で開店するも、来店客には不評であり短期間で従来形式へ改装されている。人口密度が高い国道16号の内側を出店戦略地域としている。1986年以降、世界最大小売企業アメリカ合衆国ウォルマートを手本に「EDLP」(Everyday Low Price = 毎日安い)と呼ばれる価格戦略を取り入れ、株式は公開せず、株価が経常利益と連動する種類株式目論見書を店頭サービスカウンターで配付して募るなど、無借入金で経営している。2016年9月には、本社を東京都大田区仲六郷から神奈川県横浜市西区みなとみらい(みなとみらい地区59街区)に移転した。低層部には新たな旗艦店となる「オーケーディスカウント・センターみなとみらい店」の他に、専門店や同社直営の焼肉店などを配置する。現在は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・宮城県の1都4県で店舗展開・営業している(各店舗の詳細は公式サイト内「お近くのオーケー」を参照)。2016年1月現在関東地方84店舗、宮城県仙台市2店舗。今後も国道16号の内側を当面の出店予定地域としている。EDLPを方針としていることから、価格を極端に引き下げる特売は行っておらず、その代わり全般的な価格を低めに抑える価格戦略を採っている。従って、折込チラシにはオーケーの通常価格が掲載されるのみである。品揃えはメーカーから仕入れるナショナルブランド商品を中心とし、原則として各商品につき1メーカーに絞り品目数を減らして1品目を大量に仕入れることで仕入れ価格を抑えている。チラシなどに基づき、近隣の競合店(スーパー、ドラッグストア等)が特売などによりオーケーの販売価格を下回った場合にはそれ以下の価格まで下げる「対抗値下げ」を行いPOP広告を掲示して対応している。逆に値上げを行う際には「オネストカード」と呼ぶ事前告知を掲示することもある。ナショナルブランド商品ではない青果、精肉、鮮魚といった生鮮食品などについてはこれらの方針は当てはまらないが、オネストカード掲示はナショナルブランド商品同様に掲示される。また取り扱い商品も店舗の周辺環境などによって大きく違う。商品の価格は「98.00円(105.84円)」のように銭単位で税抜価格と税込価格を併記する非常に珍しい表記方針を採っている。また、税抜価格の方を目立つ赤字で表示している。クレジットカードは従来使用できなかったが、2010年12月より一部店舗・レジにおいてVISAカードの取り扱いを開始。2014年4月14日よりJCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ、交通系ICカード、iD、QUICPayが利用可能となった。なお、クレジットカードでの支払いを行う場合はオーケークラブによる食品103分の3割引の対象外となっている。また、家電製品など高額商品以外は一括払いのみの取り扱いとなる。2005年10月に労働基準監督署から「時間外勤務手当が適切に支払われていないので改善するように」(いわゆるサービス残業)との是正勧告を受けており、営業時間外の労働を解消するため開店後の品出しや閉店前の片付けが行われている。レジ袋は有料(大のみ、6.48円)である。大半の来店客は自分で何らかの袋を持参している。また、空の段ボール箱は処理するのに経費がかかるため無料であり、自動車や自転車での来店客が購入済みの商品を持ち帰るために用意されている。2002年に東京都杉並区でいわゆる「レジ袋税」が条例で制定された(すぎなみ環境目的税)が、この制度設計には生協と並んでオーケーが参考にされている。徹底した万引き対策がとられており、ほとんどの店舗では一度店内に入ったらレジ通路を通らないと店外に出ることが不可能なレイアウトになっている。他店で購入した商品は専用の袋に入れないと店内に持ち込むことができない。買い物籠も精算前後で色分けされている。犯罪防止のため、店舗によってはエレベーター内にも監視カメラが設置されている。この、レジ通路を通らないと店外に出られない造りは「レジを通らないと外に出られないので心理的に商品を購入しなければならない義務感を生む流れに繋がるため、顧客に商品の購入を半ば強制しているようなもの」として、予てからこの通路構成にはまた、他店で購入した商品を専用の袋に入れないと店内に持ち込むことが出来ないという方針も「客を疑いの目で視ているようなもの」との理由から2006年11月から「オーケークラブ制度」がスタートした。カードは店内のサービスカウンターで郵便番号を告げ発行手数料の100円を支払えばその場で発行され、宮城県内を除くオーケー全店で使用できる。以前から行っていた食料品の103分の3割引(単品ごとに端数切捨)はこれによりクラブ会員のみの特典とされた。2013年3月にオーケークラブの会員数が約291万人になった。※すべて3月期のデータ。
出典:wikipedia
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