市井 由理（いちい ゆり、1972年12月20日 - ）は、日本の女性歌手である。ヒップ・ホップユニット 「EAST END×YURI」のボーカルとして、1995年（平成7年）のNHK紅白歌合戦にも出演した。東京都出身高校在学中、 『週刊ヤングジャンプ』に掲載された。1989年（平成元年）、「乙女塾」1期生として『パラダイスGoGo!!』に出演。翌年、篠原涼子や穴井夕子も参加していた「東京パフォーマンスドール」のフロントメンバーとしてデビュー。グループ活動と並行して、穴井夕子、八木田麻衣とともに「ViVA!」という内部ユニットでも活動した。1994年（平成6年）9月、篠原涼子、米光美保と同時に東京パフォーマンスドールから脱退、同年から「EAST END×YURI」のメンバーとして活動。1994年にリリースしたファーストシングル「DA.YO.NE」と、翌1995年にリリースしたセカンドシングル「MAICCA〜まいっか」は、ともに100万枚を超えるヒット曲となったが、これは日本のヒップホップ曲の販売が100万枚を超えた初めての例となった。1995年末には第46回NHK紅白歌合戦に出場した。1996年（平成8年）、2ndソロアルバム『JOYHOLIC』を発売、これをもって「EAST END×YURI」としての活動は実質的に終了した。また、1994年12月に上映された映画『愛の新世界』で銀幕デビュー、同映画では取っ組み合いのシーンもこなしている。芸能界を引退後には、イギリス・ロンドンに語学留学した。帰国後の1999年（平成11年）にはファッションデザイナー兼クラブDJのNIGOと結婚するが、2002年（平成14年）に離婚した。三兄弟の末っ子で、上には兄と姉がいる。スヌーピーグッズのコレクターである。

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