フランコ・チェザリーニ（Franco Cesarini, 1961年4月18日 - ）は、イタリア生まれのスイスの作曲家、指揮者、フルート奏者。日本においては、主に吹奏楽編成の作曲者として知られる。スイス・ティチーノ州ベッリンツォーナ出身。ルガーノやバーゼルの音楽院、さらにはミラノ音楽院でピアノとフルートを学び、またペーター＝ルーカス・グラーフらに師事して音楽理論と指揮法を学ぶ。現在は作曲活動のほか、市民吹奏楽バンドの指揮活動なども行っている。また、イタリアのクラシック曲からの吹奏楽編曲や古いイタリアの吹奏楽曲の現代吹奏楽編成への改編も手がけている。日本の吹奏楽界においては、1990年代に「ビザンティンのモザイク画」「メキシコの風景」などの作品が取り上げられるようになり、その後2000年以降から「アルプスの詩」「ブルー・ホライズン（青い水平線）」などの楽曲が演奏会やコンクールで多くの団体により演奏されるようになった。ヨーロッパの作曲家の1人として、スパーク、デ・メイ、ヴァン・デル・ローストらとともに学生から社会人のバンドにまで広く認知されている。

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