頭山(あたまやま)は落語の演目の一つ。「頭山」は江戸落語での名称で、上方落語では、「さくらんぼ」の題名で演じられている。こちらは桂雀々の持ちネタのひとつでもある。主にケチの噺の枕として使われる小噺であるが、八代目林家正蔵(林家彦六)は話を膨らませて一席噺として演じていた。落語の演目の中でも最も非現実的な内容でありながら、強いリアリティが感じられる傑作。2002年、山村浩二によって短編アニメ化され、23の映画祭で受賞・入賞を果たした。このアニメ版の語り手は国本武春。また日本舞踊でも踊られ、狂言では茂山千五郎家が新作狂言として演じられる。徒然草の『堀池の僧正』が元ネタである、という説がある。気短な(あるいはケチな)男が、サクランボを種ごと食べてしまったことから、種が男の頭から芽を出して大きな桜の木になる。近所の人たちは、大喜びで男の頭に上って、その頭を「頭山」と名づけて花見で大騒ぎ。男は、頭の上がうるさくて、苛立ちのあまり桜の木を引き抜いてしまい、頭に大穴が開いた。ところが、この穴に雨水がたまって大きな池になり、近所の人たちが船で魚釣りを始めだす始末。釣り針をまぶたや鼻の穴に引っ掛けられた男は、怒り心頭に発し、自分で自分の頭の穴に身を投げて死んでしまう。ビュルガー原作の小説「ほら吹き男爵の冒険」に、これとよく似たエピソードが存在する。
出典:wikipedia
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