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アラベスク (漫画)

『アラベスク』は、山岸凉子による日本の漫画作品。1971年から1975年にかけて発表された。1970年代の共産体制下のソビエト連邦を主舞台にした長編バレエ漫画。第1部は1971年から1973年に『りぼん』(集英社)で、第2部は1974年から1975年に『花とゆめ』(白泉社)でそれぞれ連載された。1970年代、日本のバレエはまだ到底世界的に通用するものではなかった事もあり、当時世界最高峰のバレエ大国であったソビエトを作品の舞台に選んだという。そのため、1970年代の社会情勢やバレエ事情が、作中に色濃く反映されている。その後ソビエト崩壊で世界情勢は一変し、バレエ事情も大きく変わっている(当時「規格外」とされた長身バレリーナが現在はむしろ主流、体操出身のプリマもいるなど)。単行本は、りぼんマスコットコミックス(集英社)から第1部の全4巻が刊行された。その後、花とゆめコミックス(白泉社)から第2部の全4巻が刊行され、当初集英社から刊行されていた第1部もこのレーベルから再刊行されている。ただし、花とゆめコミックスから刊行された第1部の単行本は、りぼんマスコットコミックス版に比べカバーのイラストなどに違いがある。ウクライナ共和国キエフのシェフチェンコバレエ学校で学ぶノンナ・ペトロワは長身で優雅さに欠ける劣等生であったが、ソビエトの「金の星」と称されるユーリ・ミロノフに見出され、レニングラード・バレエ学校に編入する。編入早々から猛特訓を課すミロノフの真意がわからなかったノンナであるが、全てはノンナをレニングラード・キーロフ・バレエ団の新作バレエ公演『アラベスク』のモルジアナ役に抜擢するためであった。ノンナはミロノフの期待に応えて公演を成功させ、当初から計画されていた映画化が実現するが、映画版のモルジアナ役をモスクワ・ボリショイ・バレエ団のライサ・ソフィア(ラーラ)と争うこととなる。『瀕死の白鳥』のダブルキャストによる対決の結果、観客と評論家の支持を得たラーラが役に決まり、傷心のノンナは逃避行の旅に出る。旅の途中、とある小さな町にたどり着いたノンナは町の劇場のベテランプリマであるオリガ・デミードウに出会い、バレエの心を教えられる。折しも様々な要因が重なったことにより映画の撮影が難航しており、撮影現場ではノンナを推す声が高まっていた。撮影現場に戻ったノンナはラーラとの再テストに挑み、遂に役を手に入れる。『アラベスク』映画版は大成功を収め、ノンナは世界の注目を浴びる。その後、ノンナとミロノフはパリ・オペラ座バレエ団から客員として招待され、クラシックを基礎とするソビエトのバレエとは異なる自由奔放なフランスのモダンバレエをクレール・マチューとロベールから教わる。フランスからの帰国後、『アラベスク』映画版の功績が評価されたノンナはウラノワ特別賞を受賞する。ノンナはレニングラードバレエ学校の最上級生の8年生になる。まだまだミロノフ先生から指導を受けたいと思っているが、ミロノフは、ド田舎のハルギツから有望な生徒としてスヴェトラナ・エフレモワ(ヴェータ)を連れてきて、熱心に指導する。卒業し、バレエ団員となった親友のアントニーナ・スホワ(アーシャ)が白鳥の湖でデビューすることになるが、彼女は公演中妊娠が分かり、大事を取り白鳥だけ踊ることになる。ミロノフの計らいでレッスンを見学していたヴェータしか、大幅に振り付け変更されてるその白鳥の湖を踊れるものがおらず、黒鳥をピンチヒッターでヴェータが踊り、アーシャのデビューが半減したものになってしまう。ノンナは、来ソビエトの政治家の接待公演でアラベスクを踊ることになるが、ミロノフのライバルでもある、世界的なドゥミ・キャラクテールであるエドゥアルド・ルキン(エーディク)がヴェータの用事で呼ばれて踊れなくなったミロノフの代役を独自の解釈で踊る。その場でアラベスクを踊るはずだったノンナは、ミロノフが熱心に指導するヴェータへの嫉妬心から精神状態が不安定になり、足が動かなくなってしまう。最上級生であるノンナは、卒業コンサートで「せむしの仔馬」を踊ろうと思っていたが足が動かないため踊ることができず、また偶然ヴェータが同じ演目を卒業コンサートで踊ることを当日知ることになり、パニックを起こしてしまう。コンサートに来ていたエーディクから、ノンナもバレエ団の北欧公演についていき、ミロノフから離れて自分の踊りを踊るために、北欧で一緒に亡命しようと誘われる。エーディクは亡命したが、土壇場で亡命せずミロノフのもとに居ることを選んだノンナは、足が動くようになる。現行は8年制だが試験的に9年制にする案が学校で起こり、ノンナは9年生になる。そのクラスで男子ナンバーワンのレミル・ブロフとノンナはパートナーを組むことになる。そして、エーディクのような亡命者を出さないため、モスクワから副校長として送り込まれた往年の名バレリーノのザカレフスキーの引きで、ベルリンからバレエピアニストのカリン・ルービツが9年生の教室に来る。怪しい魅力を持つ同性愛者のルービツは、ノンナがミロノフに尊敬以上の感情をもっているのを見て、ノンナを性的に未熟であるとバカにしたり、ミロノフを誘惑するようにけしかけたりする。ノンナはレミルと組んでコンクールに出ることになり、ザカレフスキーはラーラとの対決の「瀕死の白鳥」でノンナが失敗していることを持ち出し、プリマとしてではなく、バレエにおいては脇役のキャラクターダンサーとしてコンクールに出ることを発案するが、ミロノフの強硬な反対で、ノンナは、自分が苦手とする静かな踊りの極致であるラ・シルフィードをコンクールで踊ることになる。ルービツの恋人だった、自分とは反対のタイプである、華奢で繊細な外見の若いバレリーナの得意な演目がシルフィードであったことをルービツからほのめかされ、ノンナは気持が乱れるが、自分の解釈でシルフィードを踊ることで、心の迷いを断ち切り、コンクールではグランプリを取る。ルービツがベルリンに帰ることになり、実は心魅かれていたノンナを銃で脅して連れて行こうとするが、その場面を見たミロノフをルービツは誤って撃ってしまう。拘置所に会いに行ったノンナに、ルービツは、ノンナを愛したが、ミロノフにも魅かれ、ノンナがミロノフにもし抱かれればそのノンナを自分が抱くことで自分がミロノフと愛し合ったことになると思い、ミロノフを誘惑するようにノンナをけしかけていたと告白する。入院したミロノフをノンナはかいがいしく看病し、なぜルービツに脅されている場にミロノフが来たのかを問うと、ミロノフはノンナに愛を告白するつもりで来たことをほのめかして終わる。「アラベスク」はバレエのポーズの事だが、語源はアラビアの唐草模様からくる。そこから、「アラビアン・ナイト」の「アリババと40人の盗賊」を原案とする、ヒロイン・モルジアナとアリババの物語を描いた新作バレエのタイトルを『アラベスク』とした、という。注:( )内は愛称形。名前の後ろの数字は登場する部である。

出典:wikipedia

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