株式会社ダイゾー()は、日本の化学メーカー。旧社名は株式会社大阪造船所(おおさかぞうせんじょ、)。かつては造船業を展開していた。1936年、「日本の三大億万長者」と称された実業家の南俊二により、造船メーカーとして大阪府にて設立された。日本国有鉄道の「大島丸」を建造するなど、造船業を中心とした事業展開で知られていた。その後、東京製鉄や大原造船所を併合するなど、事業の拡大を図った。しかし、昭和の終わりまでに造船業からは完全に撤退し、事業の中心を化学工業に移した。住友商事、住友重機械工業と合弁で長崎県に大島造船所を設立し、ダイゾーの大規模造船事業はそちらに集約された。2010年代に入ると、ダイゾーの造船鉄構事業部が新造船分野に再び進出し、タグボートの建造を手がけるようになった。現在はエアロゾル製品(日本のエアゾール製品の3本に1本を製造。日本市場の専有率は一番高い。)やモリブデン製品の製造販売事業(MoS2の販売量は日本市場の50%以上)、システム構築・販売・サービス事業、駐輪設備をはじめとする機械器具の設置工事事業などを手がける複合企業となっている。帝国データバンクの調査によれば、主な仕入先は三井物産、武内プレス工業、三谷バルブ、主な販売先はアース製薬、花王、資生堂とされる。また、TDB産業分類表で「他に分類されない化学工業製品製造業」に分類される日本国内601社のうち、ダイゾーは10位だとされている。近年では、日本銀行国際局局長などを歴任した東郷重興を経営陣に招聘するとともに、M&Aを積極的に推し進めている。オムロンや産業能率大学からインテリジェントスクエアを買収し、自社の情報システム事業部と統合し、新たにディアイスクエアを設立した。また、飛行船製造業のスカイピアを併合してスカイピア事業部を設立するなど、飛行船の製造・販売分野に進出している。一部の子会社は、重工業メーカーの子会社としてはやや異色な飲食関連事業に携わっている。関東地方で高級レストランを経営する銀座クルーズや、小豆島でのオリーブ栽培に乗り出した東洋オリーブも傘下企業である。オリーブの作付け面積は日本一広い。東芝銀座ビルにて銀座クルーズが経営する「GINZA CRUISE CRUISE」は、銀座(東京都中央区)を代表するランドマークのひとつでもある。創業時の社名は「株式会社大阪造船所」であったが、2000年に「株式会社ダイゾー」に社名を変更した。その後、ダイゾーの傘下で損害保険事業とリース事業を営む「大造興産株式会社」が、社名を「株式会社大阪造船所」に変更した。そのため、新「大阪造船所」(2005年 - )は旧「大阪造船所」(1936年 - 2000年)の子会社である。ダイゾーの傘下の企業、および、ダイゾーの傘下に入ったのち統合された企業である。
出典:wikipedia
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