アルビオン(ALBION)はOVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場した架空の艦艇。地球連邦軍の宇宙・大気圏内両用強襲揚陸艦。艦長はエイパー・シナプス大佐。一年戦争後、ペガサス級強襲揚陸艦の7番艦として月のアナハイム・エレクトロニクス社にて建造された、宇宙世紀0083年における最新鋭艦艇の1つ。本艦の外観はそれまでのペガサス級(ホワイトベースやグレイファントム等)の一般配置を踏襲しているものの、細部の形状に異なる点が多くみられる。外見上の最大の相違点は翼の配置と枚数であり、それまでのペガサス級の2枚に対して、本艦は4枚の可変翼を有する。また、ホワイトベースなどではMSデッキに直結し、いわゆる「前脚」の内側に配置されていたMS用カタパルトが、本艦の場合はMSデッキの上(「前脚」の上面)に配置されている。このカタパルトは非使用時には折り畳まれて収容されているが、グリプス戦役以降の艦に見られる形式に近いものとなっている。なお、従来のMSカタパルトが有った部位はコアファイター用発着艦デッキ兼MS用着艦デッキとなっている。乗員211名。武装面では、対空兵装が従来の実体弾を用いた機関砲からレーザー機銃に変更されているのが最大の変更点。なお、本艦は連邦軍艦艇としては初めてレーザー推進用の受光ミラーを備えている。これはメインエンジンを使わずに、外部からのレーザーで推進剤を加熱、加速することができるというもの。作中ではフォン・ブラウン市から出航する際に用いられた。スタイリングを担当したのは河森正治。あくまでもスタイリングであって、デザインではない。これは河森のこだわりによる物であり、そのため彼は本作において、主役級の機体と艦の(一般的に言うところの)デザインを行っているが、メカニカルスタイリングとしてクレジットされている。宇宙世紀0083年10月13日、本艦はガンダム開発計画の一環として、オーストラリアにある連邦軍のトリントン基地に寄港。そして、同日のアナベル・ガトーによるガンダム試作2号機の奪取を受け、同計画の責任者であるジョン・コーウェン中将の指示により2号機を奪還する任務に就く。試作2号機を回収したジオン残党の潜水艦を追ってアフリカに向かい、10月23日には搭載されたMS部隊と共にジオン残党軍のキンバライド基地を陥落させる。しかし、陥落の直前に2号機はHLVで打ち上げられたため、応急処置を済ませてそのまま宇宙へと上がる事になる。10月31日、コーウェンの計らいによってサラミス級巡洋艦"ユイリン"及び"ナッシュビル"と合流を果たすが、ほどなくして、シーマ艦隊のMS隊と交戦、両艦共に轟沈。これ以後は単艦で行動を取る。この際の戦闘でかなりの損傷を負った試作1号機の宇宙仕様への改装作業(これ自体はもともと予定されていた)のため、フォン・ブラウン市へと向かう。試作1号機フルバーニアンを受領し、フォン・ブラウン市を出航した後には、試作2号機の捜索に加えてソロモン海域の哨戒任務に就く。この時期は1号機のテストも同時に行っており、11月5日にルンガ沖にてチベ級と砲火を交えた際(CDドラマ『ルンガ沖砲撃戦』)は、主砲のスタビライザーを試作型のロングビームライフルに一時的に移植している。11月10日の観艦式が近づくにつれてその戦闘は苛烈なものとなり、それにつれて錬度や士気も高まってきていた。しかし、観艦式直前の11月8日にはサウス・バニング大尉、10日のガトーによる核攻撃直後には試作1号機と、隊の中核たる戦力を次々と失ってしまう。核攻撃後はコロニー落としの動きをいち早く察知し、ガンダム試作3号機を受領するためにアナハイムのドック艦、ラビアンローズに向かった。しかし、デラーズ紛争そのものを勢力拡大に利用しようとする連邦軍内の一派によって、新たにラビアンローズ周辺の警戒任務を与えられ、実質的に蚊帳の外に置かれてしまう。この命令をアルビオン隊は無視し、11月11日、半ば強奪に近い形で試作3号機を受領してコロニーへと向かう。そして、コロニーの地球落着を阻止するため、その管制室を制圧するべく一路コロニーを目指すが、デラーズ・フリートのMS部隊の猛攻を受けて戦闘能力の大半を失うほどの損害を負う。デラーズ紛争終結後の詳細は不明だが、一説によればティターンズ所属艦になったといわれる。その他に廃艦処分となった説も存在し、その理由としてはデラーズ紛争でのダメージから修復不能とみなされたため、またはガンダム開発計画登録抹消に絡んだ証拠隠滅のため、などとされる。艦長
出典:wikipedia
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