パル(Pal、1940年6月4日 - 1958年)は、名犬ラッシーを最初に演じたことでよく知られているラフ・コリーである。パルを所有していたのは動物調教師(アニマル・トレーナー)であるとだった。パルが大きな成功を収め、名を知られることになったのは1943年のことで、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー (MGM) の映画『ラッシー 家路』の撮影の時であった。撮影予定では、ラッシー役を演じる犬は、フランク・インが調教したショー・ドッグ()のコリーを使うことになっていた。しかし、北部カリフォルニア州のサクラメント川で起こった大洪水を利用して、映画にスペクタクル・シーンを加えるため、急遽、新しい決定が行われた。ところが、予定のコリーがまだ訓練中であった為、MGM はパルを借り受け、危険な川のシーンでスタント役を演じさせた。この役割を演じることは、動物アクター(動物の俳優)にはかなりに難しいと見られていたが、パルは予想外に見事に役を演じた。伝説ではあるが、最初のフィルムを見たとき、MGM のトップであったルイス・B・メイヤーは、「パルは水に飛び込んで行き、ラッシーが水から上がって来た」と述べたとされ、こうして新しいスターが誕生したのである。パルは五歳のときに引退したが、パルの血を引く子孫末裔が、ラッシー役を演じ続け、もっとも近年では、オリジナル映画のリメイク版である1994年の映画でも活躍している。1945年には、パルは、『ラッシーの子(Son of Lassie)』において、ラッシーの息子のラッディー役を演じた。パルは、血統証明書の記述が正しいなら、雄のコリーである。ラッシーは雌犬で、ラッディーは雄犬である(Laddieは、お嬢さんの意味の Lassie に対応する言葉で、坊ちゃんとか若者の意味である)。パルはラッシーとして雌犬を演じて、その次にラッディーで雄犬を演じたことになる。ラフ・コリーの性別は外見では分からないようである。
出典:wikipedia
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