髙窪 利一（たかくぼ としかず、1930年4月24日 - 2003年3月17日）は、日本の法学者。商法専攻。正五位勲三等瑞宝章。弁護士。東京都生まれ。都立日比谷高校を経て、1953年、中央大学法学部卒業。1959年、中央大学院民法専攻博士課程修了（指導教授は升本喜兵衛 (四代)）。以後、同法学部助手から1959年中央大学法学部助教授。1966年中央大学法学部教授に就任。1995年 博士（法学）（中央大学）、学位論文は「有価証券法研究」。他に末広文化賞受賞。学術会議委員。この他に、公認会計士二次試験考査委員（1983年～1988年）また、中央大学多摩キャンパス内にある多摩学生研究棟（通称：炎の塔）に所属する中央大学商法研究会の創設者である。親族としては、父は商法学者の高窪喜八郎（元中央大学教授）。刑事法分野で知られる高窪貞人（青山学院大学名誉教授）は弟。息子と娘がいる。息子の高窪統は工学者（中央大学理工学部教授）。その手形法学説における手形理論では、創造説のうち所有権説をとる。その他にも特色のある見解が多く「高窪説」として、商法の中でも有価証券法や金融法の分野で特に知られている。

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