ピパ科(Pipidae)は両生綱 無尾目(カエル目)に属する分類群の一つ。この科の基準属(分類体系上で、ある科を認識・確認するための基準となる属のこと)はピパ属("Pipa")である。アフリカ大陸(エチオピア区)と南米大陸(新熱帯区)のみに分布する。この特徴的な分布様式は、アフリカと南米とが一続きであったとする大陸移動説により、容易に説明出来る。大陸移動説が浸透する以前は、この科がアフリカからユーラシア大陸(旧北区)、北米大陸(新北区)を経由して南米大陸に進入した後、旧及び新北区では絶滅したために現在の分布様式が成立したとする考えが主流であった。変態後も水から出ることが無いほぼ完全な水性で、河川や池沼に生息する。舌を欠いていることから、餌は周囲の水とともに一気に飲み込み、口を完全に閉じる前に水だけを吐き出す摂食方法をとる。また、この分類群に属する種の繁殖様式は非常に特徴的である。まず、抱接の仕方が一般的なカエルとは異なり、雄は雌の腰部を抱く。更に、ピパなど保育行為を行う種がいる。また、当然のことながら他の無尾類と同様に広告音を発する。現生種は5属31種が知られている。他複数の化石種を含む。
出典:wikipedia
LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。