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ソード・ワールドRPGリプレイ第3部

ソード・ワールドRPGリプレイ第3部(ソード・ワールドアールピージーリプレイだいさんぶ)は、『月刊ドラゴンマガジン』1992年11月号から1995年3月号まで連載された、『ソード・ワールドRPG』のリプレイ作品。単行本は全4巻14話。他に『リプレイ・アンソロジー』収録の1話。リプレイ第3部、バブリーズ編とも称される。新装版はバブリーズ編と正式に銘打たれた。ゲームマスター (GM) は清松みゆき。イラストレーターは中村博文。プレイヤー・キャラクター (PC) はアーチー、フィリス、スイフリー、パラサ、レジィナ、グイズノーの6人。『リプレイ第2部』から続く『ソード・ワールドRPG』リプレイシリーズの3作目。前2作からGMと舞台を変えて開始された。主な舞台はソード・ワールドの主舞台の一つであるアレクラスト大陸東方の大国「賢者の王国」オランと、聖王国アノスを中心とした極東地方。山本弘がGMを担当した前2作と比べると、裏のあるシティ・アドベンチャーや国家規模の陰謀劇など謎解きと複雑な交渉を要するシナリオが多く、熱気とフレンドリーさで押してきた山本リプレイとは異なるクールな印象を与えている。清松自身も山本との違いを意識していたようで、山本が得意とした読者サービス(=登場キャラクターのヌードシーン)を作中で拒否している。プレイヤーもグループSNEのベテラン勢が複数参加しており、ゲームルールの穴を突いたような知的プレイングスタイルが読者の話題を呼んだ。クールなだけではなくユーモアにも溢れており、数々の名言や迷言を生んでいる。中でもGMのミスによって大金を得て以降のPCによる快進撃は、清松が担当していたケイオスランドの一部設定変更を余儀なくさせ、更には基本ルールの大幅改訂という『ソード・ワールドRPG 完全版』出版への契機となった。リプレイ終盤では「パーティの良心」と呼ばれたレジィナ以外のPCが悪役のような容姿のイラストに変貌を遂げるなどイラスト面での遊びもなされ、人気の上昇に拍車をかけた。"これらエピソードの詳細は#関連エピソードとルール改訂を参照のこと。一部に作品の核心部分等が含まれています。"連載終了後も当リプレイの人気は持続し、単行本が入手困難になった後も古本屋やネットオークションなどで買い求めるファンも存在した。この結果、ソード・ワールドRPGのリプレイとしては初めて、2002年に新装版が発行されることになった。20世紀末におけるソード・ワールドRPGの絶頂期を現出した作品となっている。「賢者の国」オランの王都に偶然居合わせた(という設定を提示された)、一癖も二癖もある6人の新米冒険者たち(と、彼らを操るプレイヤーたち)。そんな彼らの目前、真昼間の繁華街で事件は突然起こった。一人の男の胸に古代語魔法の一つ"エネルギー・ボルト"が炸裂したのだ。被害者に駆け寄る者、犯人を追いかける者、見ないふりをする者 (?) ……偶然と必然と報酬とが彼らを結び付け、事件は魔術師ギルドの不祥事へと繋がっていく。魔法を受けた被害者であるギルドの監査委員・クナントンから、盗まれた違法な共通語魔法のコモン・ルーンの調査と奪還を依頼された冒険者たち。早速情報収集をしていると、現れたのは別の冒険者グループだった(第1話『賢者の事情』より)。リプレイ第3部の主人公パーティーは通称バブリー・アドベンチャラーズと呼称されている。のち略されてバブリーズとなり、『魔法戦士リウイ』シリーズ「砂塵の国の魔法戦士」P120では濡れ手に泡(粟では無い)にバブリーズのルビが振られ表記されている。これはプレイ中、前回の冒険に対する報酬、及び次のシナリオ中でのギミックとして渡されたマジックアイテムが、実は非常な高額で売れることに気付いたプレイヤーたちがそのマジックアイテムの売却を選択、莫大な利益を得たことに端を発する。以降、傭兵を雇う、高性能な装備を購入する、高価な消耗品を遠慮なしに使い潰す、など金にあかせた物量作戦を展開したことと、またそれが功を奏して一気に成り上がっていった様から、バブル景気に準えて命名されたものである(ただし、バブルが弾ける兆しは全く見えない。加えて完全版以降では魔晶石の価格が上昇した為、彼らが溜め込んだ魔晶石の資産価値は更に高騰している事になる)。しかし、バブリーズの真価は成金になる前から変わらぬ「考えた」「ある意味知的な」「策をめぐらす」プレイスタイルであり(中でも水野良が演じたとされるスイフリー、リーダーであるアーチーのそれは際立っている)、金銭や地位を得たことも「報酬として手に入れたマジックアイテムを使わずに売り払う」という機転の結果で、知略を有効に活用する手段が拡充されただけであったということには注意すべきである。そして、拡大された人脈や地位は又更なる報酬へと繋がる、という一種のモデルケースとしての意味合いを持ち、極貧の冒険者が如何にして成り上がっていくかという、サクセスストーリーとしても価値のあるリプレイとなった。それはただの冒険者であった彼らの人脈が、最初は賢者の学院の監査委員や故買屋の主といったところから始まり、最終的には聖王国ファリスの政府高官や『天をも焦がす』古竜コーラスアスとすら面識があるまでになった事からも見て取れる。バブリーズの持つ知恵と悪さと微妙な人情を併せ持つ雰囲気は人気が高く、モケケピロピロ、「スイフリーの処世術講座」「無謀と慢心の精霊」など多数発生した名言、迷言も彼らのキャラクターを立て、人気を上昇させる結果につながった。ちなみに、スイフリーは後の『魔法戦士リウイ』シリーズにおいて、「限りなくダークに近いエルフの噂」として登場人物の台詞中に語られ、またパラサの口癖も変形バージョンがグラスランナーの挨拶として『牧歌の国の魔法戦士』に登場しており、彼らの存在がフォーセリア世界に与えた影響は極めて大きい。「混沌の大地」でもヴォーゲルの悪夢の中に登場したり、「ゲートを破壊した金に汚いパーティ」と登場人物の会話で語られている。後発のサプリメントでは、彼らが小説版で使った手口を応用して悪事を働いた悪党も登場しているほどである。バブリーズが一流の目安である5レベルを超えた高レベルに成長したため、高レベルのNPC、社会的地位の高いNPC、モンスターNPCが多数登場することになった。また、イーストエンドなど多くの作品未登場地域とも関わりを持つこととなった。ソード・ワールドRPGにおいて、グラスランナーが初めてPCとして登場したシリーズでもあり、その活用法が示された。また、スイフリーが使った戦法によって一部の精霊魔法のバランス調整が行われるなど、様々なルール改変、世界の広がりの契機となった作品でもある。ちなみにグラスランナーについて設定が掘り下げられるのは後続の第4部、および短編小説尻っぽのともだち(短編集『バブリーズ・リターン』収録)以降のことである。大胆な物量作戦いわゆる「お大尽アタック」やスイフリーの際立つ知的なプレイングと並ぶ、同リプレイのハイライトの一つとして強烈な印象を残しているのがモケケピロピロの誕生である。詳細は、モケケピロピロのページを参照。第3部リプレイに関連しては、リプレイ初期に登場した悪役・ヴォーゲルが混沌の地を扱った『RPGドラゴン』誌連載の企画にて再登場している。読者投稿キャラクターで、「死亡したグイズノーを格安料金で蘇生させてしまい左遷されたラーダ神官」なるキャラクターも採用されている。このほか山本弘の「ソード・ワールドRPGシアター」にもバブリーズを主人公とした作品原案「子供たちを責めないで」が投稿・紹介されており、企画連載中に開催されたイベントJGC'97においても同原案の作品化を望む声が多数山本に寄せられた。山本は「(バブリーズは)他人のキャラだけに使いにくい」という旨の回答を返しこれを渋ったが、後日シアター単行本の『五分間シアター』にて同原案は収録されている。収録された位置も、目に止まりやすい場所であった。このほか『ドラゴンマガジン』誌の当時の読者投稿イラストにバブリーズ関連のものが多く採用されていることも特筆すべき事項である。なお、第3部リプレイ終了後のバブリーズの活躍を描いた小説『バブリーズ・リターン』が後に発売されたが、イラストがリプレイ時の中村博文から竹浪秀行に変わっており、リプレイのイラストとあまりに画風が異なるため、その点を不満に思う読者もいる。さらにその後のバブリーズの活躍を描いたリプレイアンソロジーの中の一編『デーモン・アゲイン』では再び中村博文がイラストを担当した。ソード・ワールドの絶頂期を現出させた第3部であるが、同時に多くの負の遺産も残した。スイフリーのマンチキンプレイとも称される、ルールの穴を突くプレイングが完全版製作にあたって「ルールの穴を塞ぐ」形の修正を招くことになったのはその最たるものである。他にも、ファリスの神官、クレア・バーンロードをNPCとし、嫌な奴でないファリス神官の例を見せようとしたが、PCたちが個性的すぎたため影が薄くなり、リプレイ第1部から綿々と続いていた「ファリス・バッシング」の完全払拭には至らなかったなど、消化しきれなかったテーマもある。この解決は結局「新ソード・ワールドRPGリプレイ」のイリーナ・フォウリーの登場を待たねばならず、シリーズ最後期まで継続した。

出典:wikipedia

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