『光とともに…〜自閉症児を抱えて〜』(ひかりとともに じへいしょうじをかかえて)は、戸部けいこによる日本の漫画、およびそれを原作とした連続テレビドラマ。漫画は秋田書店刊『フォアミセス』で連載していたが、2009年3月号より作者の病気により休載。2010年1月28日作者の逝去に伴い、2010年4月号、5月号にて病床に残された未発表の遺稿が掲載された。また、単行本化されていない原稿と病床に残されたネーム(後に作者没後6年にあたる2016年3月号で病床に残されたネームを基に、生前戸部と親交のあった漫画家の河崎芽衣が執筆の上完結した)、『光とともに…』に先駆けて『フォアミセス』に掲載された2作品(『さんきゅう先生』『春のまなざし』)を編集し、単行本の最終巻(第15巻)が刊行された。その後、文庫版(全9巻)も刊行された。2010年2月9日現在の累計発行部数は240万部に達する。綿密な取材に基づいて自閉症を描写している。サラリーマン家庭の東(あずま)家に生まれた光(ひかる)が自閉症であることが判明し、それに対する家族の葛藤や日常生活の大変さ、自治体の福祉政策の未整備等による翻弄、保育園から小学校の特別支援学級での生活を経て、中学校の特別支援学級へ進学した光の成長と新たなる問題などが描かれている。作者の次男の保育園卒園式においての、自閉症の同級生のエピソードが執筆のきっかけとなった。以後、その子の家族の話もストーリーの参考にしている。平成16年度(第8回)文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞作品。韓国・香港・台湾・アメリカ合衆国・カナダでも、現地語に翻訳され、出版されている。第13巻まで「東京のA区竹山」という町の分譲マンションに住んでいたが、第14巻で雅人の転勤を機に一家揃って雅人の実家へ転居し、雅人の母と同居を始めた。2004年4月14日から6月23日まで毎週水曜日22:00 - 22:54に、日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠で放送された。全11話。初回と最終回は15分拡大。篠原涼子の連続ドラマ初主演作。平均視聴率は15.4%、最高視聴率は最終回の18.3%。第42回ギャラクシー賞 テレビ部門奨励賞を受賞。第41回「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」(2004年春クール)で当ドラマが最優秀作品賞を受賞。また、主演女優賞に光の母親 東幸子役・篠原涼子、助演男優賞に光役・齋藤隆成、助演女優賞にあさがお教室の担任 里緒秀美役・小林聡美が受賞した。日テレでは、2006年8月28日(月)から9月13日(水)まで、毎週月~木曜の「Dパラダイス」枠にて再放送された。さらに、2007年6月5日(火)から7月5日(木)まで、毎週火~木曜の同枠にて再放送された。2009年3月31日から4月27日まで、毎週月~木曜の「ゴゴドラ」枠にて3回目の再放送がされた。
出典:wikipedia
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