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日本航空

日本航空株式会社 (にほんこうくう、.、略称: JAL) は、東京都品川区に本社を置く日本の航空会社である。コーポレートスローガンは、「明日の空へ、日本の翼」。日本航空株式会社法が、1953年(昭和28年)に施行されてから現在も、日本のフラッグ・キャリアである。国際線は東京国際空港(羽田空港)や成田国際空港、関西国際空港を拠点に、アジアや欧米、オセアニアに、国内線は東京国際空港や大阪国際空港(伊丹空港)、新千歳空港などを拠点に幹線からローカル線まで、幅広い路線網をもつ。世界的な航空連合である「ワンワールド」に加盟している。日本では全日本空輸と並ぶ主要な航空会社である。JALグループ再編の一環として2004年に日本航空株式会社から「日本航空インターナショナル」に社名変更し、国際線と一部の国内線を担当する会社として発足したが、のちに国内線の多くを担当する日本航空ジャパンを吸収合併したことにより、JAL便の運航を受け持つ単一の事業会社となった。2010年1月に会社更生法の適用を申請、更生手続の過程で持株会社「株式会社日本航空」や金融事業会社「ジャルキャピタル」などを吸収合併した。グループを代表する中核事業会社として、一般には旧持株会社同様、日本航空、日航、JAL(ジャル)と通称される。航空法は、日本国の航空運送事業者およびその持株会社等における外国人等が占める議決権の割合を3分の1以下に制限している(同法第4条および第120条、外資規制)。2014年11月7日現在、日本航空の外国人直接保有比率は55.79%であり、現在もナショナル・フラッグ・キャリアで、公的資金の注入を受けて再生した企業でありかつ国内混雑空港における発着枠の配分を受ける(すなわち国内幹線や国際線での収益が保証される)航空会社の過半数を外国人が所有するという状況にある。日本航空は、地方不採算路線の廃止(破綻前後に50路線を運休、8地点から撤退)や企業再生時の大規模な人員整理(退職勧奨による自主退職、パイロット81名・客室乗務員84名の整理解雇、子会社の売却などによりグループ全体で1万5000人以上を削減)、賃金・諸手当・福利厚生の見直しなどにより高収益体質へ転換していることに加え、欠損金の繰越控除制度により法人税が減免されており、当社の高い自己資本利益率・高配当利回りを評価した海外の機関投資家が日航株を買っているものと見られている。航空法第120条の2に基づき、3分の1(33.33%)を超える外国人保有分については名義書換を拒否しており、外国人等が占める議決権の割合を3分の1以下に維持している。2013年6月に改訂された定款の規定により、名義変更を拒否した外国人株主にも配当は支払われている。1959年に登場してから旧:日本航空(株)の尾翼マークとして長年用いられ、同社のシンボルとしても知られたものの、2002年10月に事業子会社となった(株)日本航空がロゴマークを「」に切り替えたため、名目上廃止された。鶴丸が尾翼に描かれた1989年からの旧塗装機は、機材の塗装更新や売却等により2008年までに消滅している。しかし、2010年1月の経営破綻後、原点回帰の意を込めて、2011年4月1日に改めて採用されることになった。新たな鶴丸は初代に似ているが、翼の切れ込みを深くし、「JAL」の文字を太い斜体にしている。同時に、日本航空やジャルパック・JALカード・JALマイレージバンクなど、グループ会社の社名ロゴタイプも一新された。新塗装初号機(ボーイング767-300ERの新造機JA654J)は、同年2月28日に羽田 - 釧路間のチャーターフライトでお披露目され、同年3月2日より羽田 - 北京線で定期路線への就航を開始している。日本航空と日本エアシステムの経営統合(日本航空システムの発足)時に「"The Arc of the Sun"(太陽のアーク)」と呼ばれるロゴマークと塗装が制定された。JALの「A」の上に、「ノ」の字状の立体形の円弧が描かれたデザインである。デザイン担当はアメリカ合衆国の大手デザイン会社ランドーアソシエイツで、旧:日本航空の民営化後の1989年初から導入されたAとLの下にグレーと赤の長方形を形取った先代のCIデザインも同社の手によるものである。新デザインは、2003年4月の新・JALマイレージバンクの発足とそれに伴うJALカードの券面が一新されたことや、JALパック・JALストーリーの再編に伴うロゴ変更で多くの目に触れるようになった。2004年4月以降は、日本航空インターナショナルと日本航空ジャパンの機体塗装や機内搭載品などを含めたすべてのビジュアルイメージが順次統一され、日本アジア航空などの系列運航会社も日本航空と同時期に社名ロゴタイプが変更となり、機体デザインを更新していった。独自ロゴの使用を継続していた琉球エアーコミューターも新機種導入を契機として2007年4月にJALグループのビジュアルイメージを採用した。なお、「Dream Skyward」というスローガンもこのロゴと同時に制定され、CMのアイキャッチやラジオの提供読みで使用されていた。このスローガンは2011年4月に鶴丸マークの採用によって消滅したが、機内誌である『SKYWARD』にその名を残している。国内線には日本採用の客室乗務員しか乗務しないものの、多くの国際線の路線においては日本採用の客室乗務員のほかに、香港採用、上海採用、シンガポール採用、バンコク採用(旧JALウェイズから転籍)、台北採用(旧日本アジア航空から転籍)、ヨーロッパ採用(フランクフルトとロンドン)採用の客室乗務員が在籍し、各採用地を拠点に乗務している。また、サービス等は行わない機内通訳として、ソウル採用のスタッフも韓国線の一部に乗務している。これらの客室乗務員は日本語や英語の訓練も受けており、現地語以外にも日本語や英語で基本的な会話が可能である。日本ならではの丁寧できめ細かいサービスは国際的に高い評価を受けている。過去には一部の国際線において、女性客室乗務員による着物着用のサービスが行われていた。特注のツーピース着物であったものの、機内で着用の手間がかかる上に緊急時の対応に支障が出ることなどにより1980年代後半に廃止された。2011年から「JALの新しい機内食」と題し、日本の厳選された食材をふんだんに取り入れた機内食メニューを展開するほか、スープストックトーキョー、たいめいけん、モスバーガー、吉野家、日清食品といった日本企業とのコラボレーション企画を行うなど、日本品質のサービスに力を入れている。一部区間を除く国際線と国内線ファーストクラスで提供されており、メニューは路線や機内クラスによって異なる。国際線では通常の機内食のほかに、糖尿病食や低カロリー食、低たんぱく食等の特別食や、ヒンドゥー教やイスラム教、ユダヤ教徒やベジタリアンなどのための機内食、12歳以下の子供用や幼児用の機内食も用意されている。これらの特別機内食を希望する場合は事前の予約が必要である。なお、最新の機内食については、ホームページで随時更新されている。https://www.jal.co.jp/inter/service/business/meal/国内線全クラスで、ジュースやコーラ、温かいお茶と冷たいお茶、コーヒーやコンソメスープ、ミネラルウォーターなどの複数の飲み物が無償で提供されている。国際線の飲み物サービスは、全てのクラスで国内線と同じくソフトドリンクやお茶、コーヒーなどのノンアルコール飲料の無償提供に加え、ワインやビール、ウイスキーなどのアルコール類も無償で提供している。2015年現在、国際線の全機材の全クラスで個人用液晶テレビが設置されており、オンデマンド形式によるビデオ・オーディオおよびビデオゲームプログラム、映画(jal mooove!)を提供している。また国内線では日本エアシステムから引き継いだ7機のボーイング777-200型機に個人用液晶テレビが設置されていたが、順次日本航空仕様の座席に改装されて、2013年までに消滅した。機内誌として『SKYWARD(スカイワード)』があり、日本語記事のみの国内線版と、日本語・英語記事併記(一部案内については韓国語、北京語、広東語表記もある)の国際線版が用意されている。同誌は一部の書店でも販売されているほか、定期購読も可能である。国際線の場合、あわせてファーストクラスとJALグローバルクラブ会員向け配布用の『AGORA(アゴラ)』も搭載されるほか、ファーストクラスとビジネスクラス乗客に無料配布される地図とレストランリスト、観光やエンターテインメイント情報が掲載された主な就航都市のガイドブック『JAL GUIDE』、一部路線ではJALホテルズの情報誌である『ファウンテンズ』も搭載されている。これらの機内誌は無料で持ち帰りが可能である。国際線の場合、全てのクラスに『週刊文春』や『週刊新潮』などの週刊誌のほか、『婦人画報』や『an・an』、『BRUTUS』や『MEN'S EX』などのファッション雑誌、『週刊東洋経済』などの経済誌、『SEVEN SEAS』などのクラスマガジンなど数十種類の雑誌、子供向けの絵本や子供向けの漫画単行本も搭載されている。また、『TIME』や『Newsweek』、『The New Yorker』や『VOGUE』などの英語誌、出発地の地元有力誌も搭載されている(路線によって掲載されている雑誌は異なる)。新聞は、ファーストクラスとビジネスクラス、プレミアムエコノミークラスには国主要紙のほか、The Wall Street JournalやFinancial Timesなどの国際経済紙、出発地の地元言語の有力紙や出発国の日本語紙などが搭載されている。国内線の場合、普通席と「クラスJ」には機内誌以外の雑誌、新聞の搭載はないが、子供向けの絵本や子供向けの漫画単行本は用意されている。ファーストクラスには日本経済新聞、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、産経新聞と、The Japan Timesなどの英字紙、スポーツニッポンや日刊スポーツなどのスポーツ紙、中日新聞や西日本新聞など出発地の有力地方紙も搭載されている。アメリカの調査会社「Conducive Technology」社が発表する定時到着率において、世界第1位の認定を受けている。2012年1月から12月までの実績では、国内線・国際線の定時到着率が90.35%となり世界の大手航空会社29社の中で第1位の認定(Major International Airlines部門)を受けたほか、合計3部門で世界第1位に認定された。2011年1月から12月までの実績では、コードシェア運航を含むキャリア別ネットワーク部門において世界第1位に認定された。2009年1月から12月までの実績では、世界の主要航空会社46社の定時到着率調査において、日本航空が90.95%で世界第1位となった。障害者やけが人、病人などのために、用途や体格差に合わせて用意された空港用車椅子や機内用車椅子。車椅子対応の機内トイレや点字案内、簡易筆談ボードやJALスマイルサポートカウンター(成田国際空港第2ターミナル国際線のみ)、ストレッチャーや医療用酸素ボンベなどが用意されている。なお、一部のサービスは事前予約が必要である。幼児から小学生程度の年齢の子供を対象とした子供向け玩具が年齢や性別に合わせて複数種類用意されており、対象年齢の希望者には無償で提供されている。公益社団法人日本医師会と連携し、機内で具合の悪くなった乗客の応急処置に協力する医師の事前登録制度である。医師がJALマイレージバンク会員で、JAL公式ウェブサイトでの事前登録が必要であるが、医師がどこに座っているかを客室乗務員が事前に把握することで、急病の患者に早く対応できるようになる。同様の制度は、日本の航空会社では日本航空が初めてである。国内線、国際線のすべての機材(ジェイエアや琉球エアーコミューターを除く)には、風邪薬や胃腸薬、絆創膏などのほか、機内で急病になった乗客に対し、機内に乗り合わせた医療関係者が処置を行えるように、点滴セットと生理食塩水やブドウ糖液、聴診器や血圧計、日本語と英語の2か国語対応の自動体外式除細動器が搭載されている。また、国際線用機材には胃管チューブやネラトンカテーテル、血糖測定器なども搭載されている。通常の有人チェックインカウンターのほか、自動チェックイン・発券機が用意されている。また、多くの空港において搭乗クラスや航空券の運賃カテゴリー、JALカードCLUB-A会員、JALグローバルクラブ、JMB FLY ONサービスステイタス、ワンワールドエリートステイタスによって、使用できる優先チェックインカウンターが用意されている。航空券の座席予約システム(CRS)は、株式会社アクセス国際ネットワークが運営するAXESSを利用している。ただし、2017年度を目処に、国内線と国際線の予約システムプラットフォームを、アマデウスITグループが運営する「アマデウスアルテア」に切り替える予定である。多くの空港において、飲料や軽食、新聞、雑誌のほか、ビジネスセンターやシャワールーム、マッサージサービスなどを無償で提供する空港ラウンジを用意している。特に国際線が多く発着する成田国際空港第2ターミナルのラウンジは、日本最大の広さを誇るラウンジである。対象となる乗客は、ファーストクラス、エグゼクティブクラス搭乗者と、プレミアムエコノミークラス対象運賃利用者、エコノミークラス対象運賃利用者であるが、JMBダイヤモンド、JGCプレミア、JMBサファイア、ならびにJALグローバルクラブの各会員は、航空券の搭乗クラスに関わらずラウンジを利用できる。これらのステイタスを持たない(またはステイタスを持った同伴者のいない)乗客でも、羽田空港のサクララウンジに限り有償での利用が可能である(1人3,000円。要事前予約)。なお、成田空港、関西空港に設置されていたJALファミリーサービス専用ラウンジは2014年1月31日をもって閉鎖された。国際線ラウンジ国内線ラウンジ搭乗にサポートが必要な乗客、妊娠中ならびに乳幼児連れの乗客を最優先に、続いてファーストクラス、ビジネスクラス、上級会員、すべての乗客と、予め定められた順番に沿って搭乗が行われる。経営再建中のために2010年2月より、一部の国内線と国際線で、客室乗務員がゲートの受け付け業務を兼務しており、これにより年間約2億4000万円のコスト削減効果が見込まれている。「JALマイレージバンク (JMB)」は日本の航空会社として最も早く始まったマイレージサービスであり、その会員数は約2,500万人(2012年10月現在)と国内最大であるほか、ポイント会員組織としても最大の会員数とされる。会費は無料であり、JALグループならびにワンワールド加盟航空各社への搭乗や買物利用でマイルが加算され、無料航空券やクーポンなどに交換ができる。他社との連携も行っており、イオングループと提携の電子マネー「WAON」、ビックカメラと提携のビックカメラショッピングマイルなどがある。JALカードは、JMBカードにクレジット機能が付いたクレジットカードである。DCカード、マスターカード、VISA、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブなどから選べ、カード会社に付帯する保険や会員誌のサービスを受けられるほか、機内販売や空港免税店で10%の会員割引などが受けられる。日本航空グループの国際線を利用した場合、ニッコー・ホテルズ・インターナショナルをはじめとする国内外の180軒以上のホテルに特別料金で宿泊できるほか、日本航空グループの便に搭乗していなくてもウェブサイトを通じて格安な料金で宿泊できる。国内線搭乗に際して、事前にJAL公式サイト上で「Webチェックイン」を済ませることで、チェックインカウンターやチェックイン機に立ち寄らずに、出発ゲート内の非接触ICに対応した自動改札機を利用して搭乗できる「JALタッチ&ゴー」サービスがある。スカイメイトなどの一部運賃を除き、パッケージツアーなども含めほとんどの運賃種別で利用可能となっている。多数のワイドボディ航空機を保有する日本航空(JAL)は、1990年代以降本格的に国際線業務に参入した全日本空輸(ANA)と共に日本発着による営業運航を行っており、毎日欧米諸国を初めとした国際都市と日本を結ぶ長距離国際線を多く運航している。2015年現在でも日本企業の海外出張など国際的経済活動を支える主要航空会社であり、2014年には現行の国際線主力機材B777シリーズに替わる次期主力機材として、日本航空としては史上初となるエアバス社の大型旅客機A350型機を確定31機、オプション25機発注しており、高い航続距離と快適性を併せ持つこの新機材は、2019年から順次導入予定である。現在では羽田空港の再国際化に伴い、大幅に国際線就航都市を増やしたANAと日本国民のニーズに協力して応える体制が確立され、かつて20世紀に双発機に課されていた渡洋飛行規制ETOPSが大幅緩和された事もあり、連続飛行による航続距離が大幅に中型機材B787(ドリームライナー)の保有機数増加も大きな要素として働き、2015年末時点でのJAL及びANA両社を合計した日本発着による直行国際便就航地は、西側としての国策的な関係もあり、国際線の運航が日本エアシステム(JAS)合併以前の日本航空による事実上の寡占状態であった冷戦時代よりも大幅に増えている。2013年頃から日本にも本格的に進出した国外格安航空会社による東アジア及び東南アジア各地への独自路線開設が相次ぎ、首都圏を経由せず海外に渡航する事が容易となり、一般国民による個人旅行としての海外旅行は、バブル経済期以前と比べさらに気軽に楽しめるようになった。日本航空の自社運航便としても、東京/羽田空港発着英国/ロンドン・ヒースロー空港線が高搭乗率を維持しており、2015年11月からは、2001年以来の約14年ぶりの復活となる成田国際空港発着テキサス州ダラス・フォートワース線を開設した。北米大陸路線については大型機材で運航するアメリカ合衆国/ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港やマサチューセッツ州・ボストンへの直行便に次ぐ主力路線として、最新鋭機材B787-8型機の新仕様機材である「JAL SKY SUITE 787」で運航するアメリカ合衆国南部への主力路線として運航している。同空港からの国際線運航便数は、13路線・1日20便(2015冬ダイヤから中国路線増便のため)となっており、首都圏発着以外の自社国際便では大阪府泉佐野市の関西国際空港発着便や愛知県常滑市の中部国際空港発着便などの三大都市圏発着国際線も高い定時出発率を維持しており、さらに地方空港からの各方面に向けた国際チャーター便も頻繁に運航している。世界的な航空連合のひとつである「ワンワールド」に加盟しており、コードシェア便によるネットワーク拡充、共通運賃の導入、マイル加算の多様化など利便性を高めている。ブリティッシュ・エアウェイズやアメリカン航空、キャセイパシフィック航空、カンタス航空、イベリア航空、フィンエアーなどのワンワールド各社や、エミレーツ航空、タイ国際航空、大韓航空、ベトナム航空などのワンワールド以外の航空会社とのコードシェアによる他社運航便を含めると、2015年4月現在、世界51か国・地域の305空港へ運航している(太平洋路線でのグアムは米国領、パペーテはフランス領ポリネシアとしてフランス扱いとして算定)。自社機材運航および自社便名の旅客便でグループ機材による運航便も含む。ただしコードシェア便による就航路線は含まれない(2016年3月29日現在)。「空港名略称」:成田(東京)=成田国際空港、羽田(東京)=東京国際空港、中部(名古屋)=中部国際空港、関西(大阪)=関西国際空港(国内4空港から自社運航便国際線有り)(中華民国)(中華人民共和国)マドリードやベルリン、デュッセルドルフなどワンワールド加盟航空会社が拠点とする都市、ヤンゴンや中国の地方都市など経済成長の著しい都市への新規路線開設や、デンパサールやサンパウロ、ミラノなど経営再建時期に撤退した路線を念頭として、2013年頃からの本格化した外国人訪日ブームが追い風となり、JALの業績は急速に回復した。長く続いた次期長距離機材(A350)の選定完了と黒字体質回復に伴い、以前の自社運航路線の復活や新路線開設が検討中である。そして2015年11月に、日航グループ全体の経営再建成功に伴う「再開路線第一弾」として、東京成田国際空港からアメリカ合衆国テキサス州ダラス・フォートワース国際空港への長距離路線が定期就航を再開した。。1970年代中頃までは航空機の航続距離が短かったこともあり、給油のために最終目的地までに数か所経由することが多く、協定により有償乗客の乗降が不可能な空港に純粋な給油目的で寄航することも多かった。また、とくに南回りヨーロッパ線は、シベリア経由北回りヨーロッパ線の就航便数が限られていたことや、フラッグ・キャリアが中東の産油国に乗入れることによる関係構築という国策もあり、南アジアや中東の都市に多数寄港していた。東京/成田、大阪/関西、名古屋/中部、札幌/新千歳、福岡、北九州など日本国内各地の空港からコロール、モントリオール、アンカレッジ、ザグレブ、ブダペスト、トロント、ウランバートル、フェアバンクス、マジュロなどへ不定期便またはチャーター便、プログラムチャーター便として就航している1994年4月から実施された新しい日本発国際航空運賃制度にもとづき、エコノミークラスを対象とした正規国際線割引運賃「JAL悟空」を、運輸省(当時)に認可申請し、同月1日から実施した。その後事前購入割引による複数の割引運賃を導入したほか、正規国際線割引運賃をビジネスクラスにも拡大した。国際線機内サービスの特徴として、かつては和服でおしぼりやうちわを手渡すサービスや、和食機内食の提供を行い好評を得たほか、和室風の空港ラウンジや、ダグラスDC-8やボーイング747などの最新鋭機の導入、機内ラウンジや寝台席などの豪華な機内仕様、清潔さを保った機内などに代表される日本的なサービスや新サービスの積極的導入を行い、高い評価を得た。1980年9月には日本の航空会社として初のビジネスクラスの導入を行った。2000年代後半以降、ファーストクラスやビジネスクラスにおいては、市場では入手困難な日本酒や焼酎、炊飯器による炊き立てご飯、法被やナイトガウンを提供するなど日本的なサービスを再び強化している。これらのサービスは、ファーストクラスやビジネスクラスの主な顧客層である日本人ビジネスマンのみならず、日本国外の旅行専門誌や富裕層向け雑誌、日本を訪れる外国人ビジネスマンにも好評を得ている。2008年6月10日、ファーストクラスやエグゼクティブクラス(現在のビジネスクラス)、エコノミークラスへ快適性を増した新型シートと機内エンターテイメントの導入を発表した。新しいデザインの「シェルフラットシート」がグッドデザイン賞を受賞した。2012年9月13日には、Welcome! New Skyプロジェクトを発表し、国際線ボーイング777-300ER型機の全クラスの座席と機内食を一新することを明らかにした。ビジネスクラスへのフルフラット座席導入をはじめとして、「1クラス上の最高品質」を全クラスのテーマとして掲げており、2013年1月の成田-ロンドン線からサービスを開始した。2013年5月30日にはボーイング767-300ER型機の全クラスの座席を一新することを発表し、2013年12月から成田 - バンクーバー線に就航した。また、B787型機にもスカイスイート導入が発表され、中長距離国際線のフルフラット化を進めている。経営破綻以降機内サービスも強化しており、JAL SKY Wi-Fiと呼ばれる機内インターネットサービスなど装備を充実させたボーイング777-300ER、767のスカイスイート機材を導入をしている。機材更新も進めており、2012年からは燃費効率の良い最新鋭のボーイング787を、ボストン、サンディエゴ、ダラス、バンコク、モスクワ、ヘルシンキなどに就航させている。これらのサービスが高い評価を受けて、1980年にはエアー・トランスポート・ワールド (ATW) 誌上でエアライン・オブザ・イヤーに日本の航空会社として初めて選ばれた。2002年にも日本の航空会社として2度目の選出を受けている。2008年10月に発表された旅行専門誌「コンデナスト・トラベラー(アメリカ版)」によるサービス格付け「Top 25 Airlines」の国際線部門においては、日本を含む北東アジアの航空会社としては最上位の5位にランクされたほか、2010年3月にオーストラリアで発表された国際線の満足度調査でも2位にランクされた。2015年現在はファーストクラスとビジネスクラス、2007年12月にビジネス旅客の多い長距離路線を中心に導入されたプレミアムエコノミーとエコノミークラスの4クラスがある。多くの地方発着路線や短・中距離路線、ハワイやグアム線などのリゾート路線、一部の長距離路線ではビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス制になっている。クラスごとにイメージカラーが設定されており、ファーストクラスは赤、ビジネスクラスは紺、エコノミークラスは緑となっている。このイメージカラーは空港カウンターや搭乗券、荷物タグなどにあしらわれている。現行の運航機材の多くは2008年6月10日に発表された座席をベースとしている。2012年9月13日には、2013年1月から導入する全クラスの最新の座席と機内食を発表している。全てのクラスの中で最も安価な価格で提供されており、「エコノミーセイバー」や「JAL悟空」と呼ばれる正規割引運賃のほか、旅行代理店経由での団体割引運賃も提供されている。全てのボーイング777、ボーイング767-300ERと同737-800型機にはシートテレビを備えたシートが設置され、MAGICと呼ばれるオンデマンド型のエンターテインメント設備が導入されている。2008年8月以降にボーイング777-300ERなどの長距離用機材に導入された新シートでは、個人用モニターを9インチに拡大(新造機の767-300ERと777-300ER(ロンドン線)、787-8は10.6インチ)し、ハンモック式のヘッドレストを導入する。シートピッチに変わりは無いが、快適性を犠牲にせずにクッションを薄くしたり、リクライニングと同時に座面自体をスライドさせるスライド式を導入することによって、結果的にシート足元の空間を広くすることに成功した。また、一部のB777-200ER、300ER、B767-300ER、787-8型機には電源設備(Aプラグ型コンセント)が付いている。機内食は、日本橋の老舗洋食店「たいめいけん」や「スープストックトーキョー」とのコラボレーションメニュー、スナックコーナーの設定(欧米長距離線のみ)を行うほか、梅酒や日本酒、赤白ワインチョイスなど幅広いメニューを揃えたアルコール類の提供を行っている。詳しい座席仕様や就航路線、機内サービスはJALホームページから確認できる。「プレミアムエコノミークラス」は2007年12月から主に欧米の長距離路線向けに導入された。2015年現在は、デリー線やジャカルタ線などのアジア路線や、シドニー線にも導入されている。「プレミアムエコノミークラス」専用のコンパートメントに、97センチのシートピッチを持ち、同クラスとしては世界初の座席の背もたれを完全に倒しても後席のスペースが犠牲にならないシェル型シート「シェルスカイシート」を導入した。同シートにはオーディオ・ビデオ・オンデマンド対応の個人テレビやPC電源、A4サイズのノート型PCに対応した大型サイズのテーブルなどが用意されている。機内食の内容はエコノミークラスと同様であるものの、パイパー・エイドシック社のシャンパンや、「ディーン・アンド・デルーカ」のアイスクリームや、JALですかいシリーズ「うどんですかい」が提供されるほか、専用のブランケットやスリッパ、アイマスク、歯磨きセットなども提供される。詳しい座席仕様や就航路線、機内サービスはJALホームページから確認できる。1974年10月に、長距離路線を中心に運航されていたボーイング747のエコノミークラスの一部の客室を普通運賃個人旅客専用エリアとする「タチバナ・エグゼクティブ・キャビン・サービス」を導入した。この「タチバナ・エグゼクティブ・キャビン・サービス」は、あくまで一部の客室を普通運賃個人旅客専用エリアとするもので、シートはエコノミークラスと同じものを使用していた。その後、より広いシートや内容の充実したサービスを要求する声が高まったことを受けて、1980年9月1日に日本の航空会社としては初めてのビジネスクラスとして「エグゼクティブクラス」の導入を行った。当時は日本航空のみが国際線定期便に就航していた時代である。その後も数回に渡ってシートやサービス内容の更新を行っている。2013年1月に777-300ERの新座席に合わせ、JALエグゼクティブクラスからJALビジネスクラスに改名した。なお、1980年代中盤にはファーストクラスとエグゼクティブクラスの間に、シートピッチを広げ、幅の広い専用シートを採用した中間クラス「スーパーエグゼクティブJクラス」が設定されていた。が、その後のエグゼクティブクラスのサービス内容の向上などを受けて短期間で廃止された。選択肢の多い機内食や、スリッパ、アイマスクなどのアメニティの配布をはじめとする機内サービスの充実、個人テレビやPC電源などが装備されたシートピッチの広いシートの提供、エグゼクティブクラス専用チェックインカウンターや空港ラウンジの使用、マイレージサービスの加算マイル数の割増(125%)、機内への優先搭乗案内や手荷物の優先引き渡しなど、幅広いサービスが提供される。日本発の主要長距離路線の機内食は、日本料理は「京都料理芽生会」が、フランス料理は「日本エスコフィエ協会」が監修したメニューが提供されるほか、炊き立てのご飯(一部欧米線)やオリジナルのカップ麺JALですかいシリーズ「うどんですかい」などが提供される。一部路線の2回目の機内食には、和風、洋風10種類ほど取り揃えたメニューの中から、好きなものを好きな時に食べられるサービスが提供される。東京 - ロサンゼルス線やロンドン線などの欧米線、ジャカルタ線やシドニー線などのアジア、オセアニア路線では、クラス最大級23インチの個人用モニターを持つフルフラットシート「JAL SKY SUITE」が装備されている。さらに、2015年の夏ダイヤからはフルフラットシートの「JAL SKY SUITE II」を装備した767-300ERをホノルル線や近距離の羽田_上海、広州線にも就航させるなど、サービスがかなり向上している。また、シンガポール線やバンコク線などの中距離アジア線に就航するボーイング777-200ERにも、最大157cmのシートピッチを持つライフラットシートに、10.4インチの個人用モニターやPC電源などが装備された「JAL SHELL FLAT SEAT」が導入されている。また、最新のシートを搭載したB777-246er(SS2)に更新されつつある。中国線などの短中距離国際線に就航する一部のボーイング767-300ER、737-800型機には、シートピッチが小さくリクライニング角度が浅い「スカイラックスシート」が装備されている。2010年10月から、新造機の767-300ERに10.6インチの個人用モニターやPC電源、USB端子などが装備された新座席「JAL SKYRECLINER」が、羽田発の韓国、台湾線に投入されている。詳しい座席仕様や機内食等のサービスの詳細は、JALホームページで確認ができる。最上級クラスとして、東京 - パリ線やロンドン線、ニューヨーク線やロサンゼルス線をはじめとする主要欧米路線では、ビジネス客や富裕層向けにファーストクラスが設定されている。1990年代以降のビジネスクラスのサービスの充実などを受けて、以前よりは設定されている路線が減っている。詳しいサービスや機内食に関しては、JALホームページで確認ができる。ファーストクラス向けの訓練を受けた客室乗務員のみがサービスを担当する。機内食は、日本料理が「京都料理芽生会」、フランス料理は「日本エスコフィエ協会」が監修したメニューが提供され、内容は他のクラスに比べグレードアップした内容となり、機内食の事前予約も受け付けているほか、10種類以上のアラカルトメニューも用意されている。アルコール類も、芋焼酎「森伊蔵」や日本酒「磯自慢」や「飛露喜」、「シャンパーニュ・テタンジェ」や「ポル・ロジェ」、「ヴーヴ・クリコ」「シャンパーニュ サロン」などの最高級銘柄が提供される。ポーチに入った資生堂特製の男性、女性別の専用アメニティセットや羽根布団が用意されるほか、オーディオもボーズ製のノイズキャンセリングヘッドホン「クワイアットコンフォート2」が採用されている。主要空港では、ファーストクラス専用チェックインカウンターや専用空港ラウンジの提供がされるほか、ヨーロッパ線とアメリカ大陸線(ハワイ線と他社運航のコードシェア便は対象外)の対象料金での利用者は、成田国際空港から東京都区部へのヘリコプター(森ビルシティエアサービスのユーロコプター EC 135)による無料移動サービスも提供されていた。2008年8月から、東京 - ニューヨーク線に19インチの個人モニターやPC電源などが装備された半個室型シート「JAL SUITE」が導入された。なお、2008年9月から東京 - サンフランシスコ線にも導入されたほか、2009年度以降もロサンゼルス線やシカゴ線、ジャカルタ線にも導入された。同シートには、テンピュールとのコラボレーションによる専用マットレスと枕が提供される。ヨーロッパ線は、1980年代に導入されていた寝台サービス「スカイスリーパー」のイメージを取り入れた、「JAL SKYSLEEPER SOLO」が導入されている。イギリス人デザイナーのロス・ラブグローブがデザインし、イタリアのポルトローナ・フラウ製の皮革を採用したフルフラットやマッサージ機能、靴入れや小物入れ、オンデマンド対応の個人テレビやPC電源などが利用できる。2013年1月から、東京-ロンドン線にも23インチの個人モニターなどを備えた「NEW JAL SUITE」が導入された。エコノミークラスの正規割引運賃(一部運賃を除く)以上のクラスおよびマイレージ特典を利用し搭乗した場合、下記のバスサービスが無償で利用できる。日本人ビジネスマンおよびその家族の日本国外への赴任や帰任時、赴任中の家族訪問時の出発地ならびに到着地の空港における各種支援サービスや機内サービスの提供を行っている。なお、成田空港、関西空港に設置されていたJALファミリーサービス専用ラウンジは2014年1月31日をもって閉鎖された。設立当初より国内線の運航は東京発着便を中心とした幹線を中心に行っていたが、1972年に日本航空と全日本空輸、東亜国内航空(のちの日本エアシステム)の大手3社に対して運輸省より事業路線割り当て(いわゆる45/47体制)が行われ、日本航空は国内幹線の運航が割り当てられることになった。しかし、1985年にこの事業路線割り当てが廃止された後は、準幹線や地方発着のローカル線にも路線網を拡大した。2002年の日本エアシステムとの統合で、国内線の多くを日本航空ジャパン(旧:日本エアシステム)に譲渡するとともに日本エアシステムの国際線を引き継いだが、2006年10月1日に同社と合併したため、最終的に旧両社の国内線を一手に引き継いで運航することになった。その後の路線の統廃合を経て2009年現在は国内線61拠点164路線を運航している。なお、一部の便は子会社の日本トランスオーシャン航空、ジェイエアの乗務員と機材で運航されている。2004年12月1日の羽田空港第2旅客ターミナル開業に伴い、同年12月21日から第1旅客ターミナル(西旅客ターミナル)の南北両ウイングから搭乗できるようになった。これにより中国、四国、九州、沖縄地方への便の搭乗は南ウイング、北海道、東北、北陸、近畿地方への便の搭乗は北ウイングと方面別に分かれた。新規参入航空会社が格安運賃で対抗してきているにも関わらず、日本航空と全日本空輸、日本エアシステムの大手3社は「片方が動けばもう一方が追随」の結果、日本の航空業界を支配する両社の運賃に大差はなく、その差額が数百円程度に収まっていた上、なぜか運賃改定が両社とも数日以内に行われていたことから「事実上のカルテル」だと揶揄されることも多かった。しかし一時期、国内線における全日本空輸との差別化は運賃にもおよび「片方が動けばもう一方が追随」というそれまでとは異なる状況になっていた。顕著な例としては、全日本空輸がバースデー割引を廃止して28日前までの予約で実質同運賃並みの運賃設定となる「旅割」を展開するのに対し、日本航空はバースデー割引を維持したまま、前述の「旅割」と同系の28日前までの予約で大幅割引の「先得割引」を新設するなど、運賃面でこれまで日本航空が全日本空輸より優位に立つなど、様々な戦略の変化が見られていた。しかし、その後の価格競争の激化によって、2014年現在では大きな差はなくなっている。なお、2008年4月にはJALカード会員限定で「ビジネスきっぷ」を発売した。マイルが100%積算され、最大で41%の割引となる。搭乗当日まで購入できることが特徴である。なお、繁忙期では往復運賃(ただし、往復運賃対象期間外は普通運賃)と同額になっており、文字通り当日購入するビジネス顧客をターゲットとした運賃である。なお、予約と同時にクラスJやファーストクラスの予約もできる。羽田空港の拡張をにらみ、2007年2月22日に、新小型ジェット機として「エンブラエル170」の導入を決定、確定10機およびオプション5機の購入契約を締結した。2009年2月にジェイエアが運航している名古屋小牧⇔福岡、松山への投入を開始した。また、ボーイング787を2008年度より国内線に随時導入する予定であったが、ボーイング社の開発遅延により2011年第一四半期以降に遅れることとなった。その後方針の変更により、ボーイング787は当面国内線には導入せず、国際線機材の間合い運用も一切行わないこととした。現在は、一部国際線B767-346erをskynext仕様として、退役したファーストクラスつきb777-246の後継として、一部機材を国内線転用している。普通席とクラスJ、ファーストクラスの3クラス制を取っているが、路線や機材によっては普通席とクラスJの2クラスとなっている。2014年5月28日からは羽田-福岡線にWelcome! New Skyプロジェクトの一環として、機内インテリアを刷新し、国内航空会社としては初めて国内線に機内インターネットサービスを利用できる新機材「JAL SKY NEXT」をボーイング777-200に導入。JAL SKY NEXTはボーイング777-300など77機に導入される予定だ(機内インターネットサービスは2014年7月導入)。国際線のエコノミークラスに相当する席で、全ての機材、路線に提供している。ソフトドリンクやコーヒー、紅茶、緑茶、スープなどの飲料やキャンディを無償で提供する。また、毛布や機内誌、機内販売も提供している。また、ニュースや「ミシュラン・グリーンガイド・ジャパンの旅」などのビデオをスクリーンや個人用テレビで放映するほか、機内オーディオ用のイヤホンも無償で提供する。ドイツのレカロ製のシートを中心に、機種や導入時期により数種類のシートが提供されている。なお、元日本エアシステムのボーイング777-200には個人用テレビが装備されていて時刻表でも「7J2」の表示で区別されていたが、順次ファーストクラス設定機材に改修され、その際にシートも交換されて他のボーイング777-200と同じく個人用テレビの無い内装になった。日本エアシステムとの経営統合後、「スーパーシート」「レインボーシート(日本エアシステム)」を元に、日本航空としては初めての国内線へのミドルクラスの導入として、通常運賃にプラス一律1,000円で利用できる「クラスJ」を設置した。現在は、日本トランスオーシャン航空の運航するボーイング737-400の一部やジェイエアが運航するリージョナルジェット、日本エアコミューターと琉球エアーコミューター、北海道エアシステムの3社が運航するプロペラ機を除く全ての機材に設定している。2016年5月にはジェイエアのエンブラエル190にもクラスJが設置される予定。リージョナルジェットでのクラスJ設定は初となる。追加料金が1,000円という廉価にも関わらずより広いシートと高いサービスで空の旅を楽しむことができること、空席がある場合は当日空港でアップグレードできること等が利用客に受け入れられ、高い座席使用率を維持していることから、2010年8月、設定座席数を増やす事を発表した。なお、1980年代中盤には、国際線のファーストクラスとエグゼクティブクラスの間に、「クラスJ」と似た名称の上級中間クラス「スーパーエグゼクティブ・Jクラス」が設定されていた。座席や詳しいサービスについては、JALホームページを参照。普通席と同様の無償でのソフトドリンクや茶類、スープの提供に加えて、厚手の毛布の提供などを行っている。グッドデザイン賞を受賞した、平均47cmと普通席に比べて幅の広い座面とひじ掛け、フットレストと引き出し型テーブルを持つ、平均97cmの広いピッチを持つシートを用意している。なお、国際線機材により運航される場合は、エグゼクティブクラスのシートが提供されるほか、シート切り替えが終わっていない機材については、旧レインボーシートおよびスーパーシートをそのまま流用していたが、全てskynext仕様に更新されている。ビジネスマンや裕福な個人旅客などの、利用頻度が多く比較的単価が高い路線を利用する客層を獲得するため、国内線における最上級クラスとして2007年12月1日から導入した。当初は羽田-伊丹線に就航しているボーイング777-200に導入。その後段階的に計15機に各14席の設置を進め、2008年4月1日には羽田-福岡線に、同年6月1日には羽田-新千歳線に、2012年8月1日には羽田-那覇線へ導入した。料金は通常の運賃に8,000円の追加となり、空席がある場合は、当日空港カウンターで追加料金を払うことでアップグレードが可能である。なお、全ての「ファーストクラス」導入機材に「クラスJ」も併設されているものの、「ファーストクラス」はその質の高いサービスが高い評価を受けて、「クラスJ」同様に導入以降高い搭乗率を獲得している。詳しいサービスについてはJALホームページを参照。機内食やデザートは、国内の高級レストランや料亭と提携したものを、朝食、昼食、夕食時のそれぞれの時間帯ごとのメニューから、好みの物を選択できる。夕食時には、「ミシュランガイド東京2008年版」で星を獲得した「分とく山」、「なだ万」、「アロマフレスカ」、「ラリアンス」、「エプバンタイユ」の5つの料亭やレストランとの提携メニューを提供する。また、全てのメニューは10日ごとに変更する。飲み物は、焼酎「森伊蔵」などをグラスや陶器で無償提供するほか、各種ビールやソフトドリンク、茶類も無償で提供される。また、全国紙やスポーツ紙、機内における上着の預かりサービスも提供する。出発時には専用チェックインカウンターや「ダイヤモンド・プレミア ラウンジ」、「サクララウンジ」(それ以外の空港)を用意するほか、専用のセキュリティーゲートの利用や優先搭乗、手荷物の無償上限の40キロへの引き上げや到着時の手荷物の優先手渡しサービス、区間マイルの50%割増加算を提供する。機内最前部に、日本の航空会社の国内線専用シートとしては最大の占有スペースを持つ、前後ピッチ130cm、座面幅53cm、ひじ掛け幅33cm、最大42度のリクライニング角の、レッグレストとフットレストが装備された本皮シートを設置する。また、この専用シートは大型パーティションを持つほか、ノイズキャンセリング機能付きヘッドホンや専用のスリッパ、ブランケット、クッションも提供する。日本航空便名(HAC運航便除く)による就航地のみを記載。グループ会社便名による就航地はJALグループ航空事業者項目を参照。2012年11月1日現在※ : フジドリームエアラインズの乗務員・機材によるコードシェア便による就航JALカーゴ (JALCARGO) は日本航空グループの貨物運送サービスのブランドである。機体に「JALCARGO」とマーキングされた貨物機による運送のほか、旅客便に搭載されるものも含まれる。なお、日本航空インターナショナルは貨物を対象とした航空連合WOWの会員であった。1990年代中期から2000年頃までは「JAL SUPER LOGISTICS」のブランド名を使用していたが、その後JALカーゴに戻している。2005年度には、国内線は貨物338,443有償トンキロ、郵便85,519有償トンキロ。国際線は貨物4,541,293有償トンキロ、郵便161,690トンキロの実績を持つ。なお、2009年3月から、国内第2位の日本貨物航空と太平洋路線で共同運航を行うほか、関西国際空港における日本貨物航空の積み下ろしの取り扱いを委託することになった。2010年10月末には経営再建に伴う機材整理のため、貨物専用機による運航が終了した。これに伴いWOWも脱退した。JALグループは国際航空連合(アライアンス)「ワンワールド」に加盟している。ただし、※のある航空会社は経営施策上ワンワールドには加盟していない。※ ◎は、ワンワールド加盟、△は、スカイチーム加盟、☆は、スターアライアンス加盟会社。()は加盟予定。◎はWOW加盟、△はスカイチーム・カーゴ加盟。1950年代より、皇族や内閣総理大臣・閣僚の海外公式訪問の際には、日本航空の特別機が使用されていた。1990年代以降は日本国政府専用機の導入や経費削減のため、以前に比べると頻度が減少しているが、政府専用機を天皇が使用している際や閣僚級の海外公式訪問には、日本航空の特別機を使用することがある。このため、特別機専用機材が常に複数機割り振られてあり、必要になった際には、これらの機材が政府によりチャーターされ、特別機として運航されている。また、ハイジャックや邦人救出、日本の団体スポーツ選手団の定期便が就航していない就航地への輸送などに際しては、過去の運航実績などから特別機やチャーター機を運航することも多い。1990年、湾岸戦争のきっかけとなったイラク軍のクウェート侵攻の際、クウェートに在留していた邦人を救出したり、湾岸戦争中、イラクで働いていてエジプトに避難していたベトナム人を輸送したりしたのは、日本政府がチャーターした日本航空の特別機だった。2010年アイスランドの火山噴火では、日本からニューヨーク経由でイタリアローマへ救援便を回航し、日本人救出第一便として日本へ運航するなど日本航空の体制でしかできない運航もしている。ただし、1985年(昭和60年)のイラン・イラク戦争の際には、乗務員の安全が確保されていないとして、日本国政府の要請による、イラン在留邦人の救出を目的としたチャーター便の運航を拒絶している。1992年にボーイング747-400型機2機が政府専用機として導入されて以降は、当時の日本の航空会社として最大級の国際線ネットワークであったことが認められ、整備作業や機内改装などを受託しているほか、政府専用機のうちの1機が整備などで使用できない場合は、日本航空の機材を予備機として提供している。これに併せて、航空自衛隊千歳基地所属の特別航空輸送隊第701飛行隊の空中輸送員による政府専用機の客室内での各種サービスの訓練の一部も委託されており、羽田空港内の客室乗務員訓練センターにおいて空中輸送員に対する訓練も行われている。また、政府専用機の機内食は、かつて日本航空の関連会社であったティエフケーが担当しており、他国の専用機の機内食も受注・納品している。2019年以降に政府専用機としてボーイング777-300ERを導入し、機体整備等の委託先に全日本空輸を選定したことで、日本航空による機体整備は打ち切られることとなる。フラッグ・キャリアである上に、長年の間日本の航空会社では独占的な国際線運航会社であったことから、オリンピックや万国博覧会、FIFAワールドカップなど、日本の歴史の節目となるような数々のイベントのオフィシャル・エアラインとなっている。またこれ以外にも、1964年に開催された東京オリンピックの聖火をギリシャから日本国内まで運送した。また、ダグラスDC-8やコンベア880など、ほぼ全ての運航機材にオリンピックのロゴを入れた。1999年以降、2015年現在に至るまでサッカー日本代表チームの「オフィシャルサポーティングカンパニー」としてサッカー日本代表チームを支援している。2002年と2006年のFIFAワールドカップで特別塗装機材を運航したほか、2010年の南アフリカ大会の際にはキャンプ地までの特別機の運航も行った。2006年度からボーイング737「ネクストジェネレーション」を50機導入しており、国際線にも随時投入しているほか、2012年からは燃費効率の優れた最新鋭のボーイング787の導入・運航を開始している。2014年には次期主力大型機として欧州エアバス製最新鋭機A350を発注した。2014年の機材更新計画発表を世界のメディアが当時の日航の選択を賞賛した。ゴーイングコンサーンとしての信念を押し通して導入を決めた欧州エアバス社製大型旅客機を、パートナーとして選んだ事でこの先25年間は同社のフラッグシップ機として世界の空を飛ぶ事になる。A350は、カタール航空やフィンランド航空は既に定期路線に就航している。ちなみにJALが大型機を発注した時期と前後してもう一つの日本航空界の柱である全日本空輸(ANA)は、同じくエアバス社製総二階建旅客機A380とボーイング社製B777-9X(次世代型777)を次期主力機材として選定した。JALとANAの両社は共に、初の国産ジェット旅客機MRJを確定発注しており、日の丸ジェット機は2020年代から日本航空での本格的な運行が始まる。。日本航空が発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)は46で、航空機の型式名は767-346, 777-346ER, 737-846, 787-846などとなる。統合前の日本エアシステムが発注した機体のカスタマーコードは89であり、日本航空が保有する一部のボーイング777型機の型式名は777-289となっている。エアバス社の航空機は、統合前の旧・日本エアシステムが発注したエアバスA300のみであったが、2013年10月7日、ボーイング777の退役に伴う後継機として、同社として初めてとなるエアバスA350 XWB型機を確定31機、オプション25機を発注し、2019年から順次導入予定となる。同機は日本の航空会社としても初発注となった。国際線機材では、中長距離路線にはボーイング777-200ER/-300ERや、従来型に比べ機内の各設備を更新したボーイング767-300ERを。アジアなど近距離向けにボーイング737-800を導入している。最新鋭のボーイング787-8は2012年から導入を開始しており、成田 - ボストン線や成田 - サンディエゴ線、成田 - ヘルシンキ線など、これまでの大型機では採算の厳しい中規模都市への運航を実現させている。ただし、ボーイング787に関してはJALが選定しているGEnx-1Bエンジンについて、2013年7月31日にロシアの航空貨物会社で運航中に着氷が発生、同系列エンジンのGEnx-2B67エンジンが4基中2基停止し、このうち3基で高圧コンプレッサーに破損が発見され、ロシア連邦航空局 (Rosaviatsia) は8月に安全勧告を発出していて、ボーイング社はこれをうけて787でGEnx-1Bエンジンを採用している航空会社に飛行規程を改定し、高度30,000フィート以上の雲中を飛行する際、飛行経路上に積乱雲など活発な雲域がある場合、その周囲約90キロメートル以内の飛行を禁止する通知を出していて、これを受けてJALは「安定的な運航を提供する」として、2013年11月25日出発便から、機材変更を実施していて、季節毎に気象状況などで、機材変更を行っていた。現在はこの問題を解決したので、機材の適正化を進めている。2019年からはボーイング777の退役に伴う後継機として、エアバスA350 XWBを順次導入予定。国内線機材では、中規模以上の路線にはボーイング777-200/-300型機、ボーイング767-300型機を、小規模路線にはボーイング737-800型機を運航している。2009年2月からは、既存路線の機材小型化・運航コストの効率化を目的に系列会社のジェイエアが運航する小型機エンブラエル170を導入した。2014年8月28日に同型機を追加発注すると同時に大型化型のエンブラエル190も新規発注し、2015年から導入し、さらに同日三菱航空機のMRJシリーズを2021年からの導入計画で発注している。自主運航開始後には早くも訓練専用機材を導入し、その後初のジェット訓練専用機材であるダッソー・ファルコン20を導入するなど機材ラインナップの拡充を行った。なお訓練は以前は下地島空港で行われていたが、2011年に同空港から撤退しており、2014年現在はグアム国際空港などで行われている。下記の単発、双発の訓練専用機材のほかに、実際に有償運航で使用されている機材での訓練やフライトシミュレーターでの訓練も行っている。世界の航空会社として最大機数を発注したボーイング747シリーズは、1970年代から現在に至るまで日本航空を代表する機材であると共に、大量輸送を実現する高度経済成長のシンボルとまで言われた。しかし、ボーイング747クラシックシリーズは航空機関士が必要であり、また原油価格の高騰も相成って運航効率が次第に悪化し、ボーイング747-300が2009年7月に、ボーイング747-400は2011年3月1日にラストフライトを行って退役し、保有するボーイング747ならびに四発機は完全に姿を消した。また、経年化が進んだボーイング767-200についても2010年3月に退役した。17年間運航したマクドネル・ダグラスMD-90は2013年3月30日に退役した。設立後しばらくの間は外国における広告宣伝活動と、国内線の広告が主であった。現在は夏季およびお盆休暇には、他の日本航空グループ企業と合同で、これらの繁忙期を狙った沖縄キャンペーンや北海道キャンペーンなどの大々的なキャンペーンが行われる。1983年から、東京ディズニーランド (TDL) と東京ディズニーシー (TDS) の参加企業で「オフィシャルエアライン」である。(2004年10月に日本エアシステムとの経営統合時には、日本航空ジャパンに名義が一時移ったが、再編により再びオフィシャルエアラインとなった)。東京ディズニーリゾートの参加企業として提供しているのは、東京ディズニーランドの開業当時から参加している「スタージェット」と、東京ディズニーシーの「ブロードウェイ・ミュージックシアター」の2つの施設である。1990年代から2000年代にかけては、機体全面にディズニーキャラクターが描かれた特別塗装機である「JALドリームエクスプレス」を運航していたほか、同機のミニチュア模型も販売されていた。2013年には東京ディズニーランド開業30周年を記念した特別塗装機「JALハピネスエクスプレス」が運行されている。なお、「JALドリームエクスプレス」の導入当初には、客室乗務員がミッキーマウスの耳をつけて乗務したほか、その後もキャラクターが描かれたエプロンを着用していた。また、「JALドリームエクスプレス」のバリエーションである「Tokyo DisneySEA号」は、「東京ディズニーシー」の日本国外での告知効果を狙って、国際線での運航も行われていた。

出典:wikipedia

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