LINEスタンプ制作代行サービス・LINEスタンプの作り方!

お電話でのお問い合わせ:03-6869-8600

stampfactory大百科事典

H&K P9S

H&K P9Sは、ドイツの銃器メーカーであるH&K社が1970年に開発した、9x19mmパラベラム弾を使用する拳銃である。SIG SAUER P220とほぼ同時期に登場、第二次世界大戦後に登場した新世代のダブルアクション方式の自動式拳銃としては先駆け的な存在であり、1970年-1978年まで発売されていた。現在はギリシャでEP9Sという名でライセンス生産されている。H&K P9Sは、ドイツの銃器メーカーであるH&K社が1960年代に同社初の9x19mmパラベラム弾を使用する拳銃として開発したH&K P9を改良したモデルである。しかし、ダブルアクションのP9Sに対して本家のP9はメカニズムがシングルアクションであり、同年代に生産が終了(少なくとも1970年より前に生産が縮小)したため、P9の存在を知る者は少ない。本銃最大の特徴は、フレームの先端からトリガーガード、グリップフレーム前部はポリマーでできている点である。(正確に言えば)H&K P9がグリップ以外の場所に(部分的ではあるが)プラスチックを使用する最初の銃となる。次に、銃身のライフリングにポリゴナル・ライフリングと呼ばれる方式を採用した事である。ポリゴナル・ライフリングの銃身は、断面で見ると穴が角の丸い六角形をしておりライフリングが彫られていない構造となっている。作動方式としては拳銃では珍しい「ローラーロッキング方式」を採用したことが挙げられる。ローラーロッキング方式はH&K社のG3自動小銃や、MP5短機関銃に用いられている作動方式であり、射撃時の反動が少なく、連射でも高い命中精度を保つことができる。反面、他の方式に比べて機構が複雑で故障の原因になりやすいという欠点もあり、拳銃で採用している例としては他にCz52があるだけである。また、ダブルアクション方式の自動式拳銃は、ダブルアクション射撃の際、引き金の引き(トリガープル)が重いという欠点がある。P9Sでは複雑な発射構造を採用することでこの欠点を解決し、ダブルアクション射撃は他に例のない滑らかで軽いトリガープルを実現している。銃把(グリップ)の上部分、引き金直後の位置に押し下げるタイプのレバーが付いているが、これは外観、位置的に酷似しているSIG SAUER P220のレバーとは異なり、撃鉄を起こす(コックする)ための「コッキングレバー」となっている。このレバーはP9Sの撃鉄が内蔵式であり、直接手では撃鉄を起こせないために装備されている。一方、P220のレバーは、起きた状態の撃鉄を安全に(弾を発射させずに)降ろす「デコッキングレバー」である。なお、P9Sの試作1型は撃鉄が露出しており、コッキングレバーの代わりにスライドを固定するストップレバーと、フルオート機構を備えていた。P9Sはスライド上に安全装置を備えているが、これは撃針をロックするだけのもので、撃鉄を降ろす機能はない。そのため、撃鉄を降ろす際には、安全装置を掛けた状態で引き金を引かなければならない。また、撃鉄が内蔵式であるために、指で撃鉄を押さえたまま引き金を引き、ゆっくりと撃鉄を降ろすという手段も使えない。P9Sの構造は、他の自動式拳銃と比べても際だって複雑で部品点数も多い。内部はシートメタル製の部品が複雑に絡み合い、精密な機械時計を思わせる。しかし、これは兵器としてはあまりに複雑すぎ、よほどの知識と工具がない限りは日常分解以上のことは難しくなってしまっている。しかも、H&K VP70が史上初のポリマーフレームとして設計されたことによるインパクトが強かったことやグロック17が成功を収めこの銃のほうが有名になったこと、それ以降に登場した銃の設計はポリマーフレームの採用に焦点があてられるようになったため、プラスチックを設計に取り入れただけとも言える本銃の知名度は低い。P9Sは西ドイツ警察の一部に採用されたが、1976年に西ドイツ警察がより新世代の自動式拳銃であるP5・P6・P7を採用したため、広くは使用されなかったが、特殊部隊の装備として、GSG-9(国境警備隊第9部隊)が長く使用していた他、日本の警視庁特殊部隊(当時の部隊名称は特科中隊もしくはSAP、現在のSAT)の基幹拳銃であったとされている。また、アメリカ海軍のSEALSに採用されていた事が確認されている。また、P9Sには、3点射機能を備えたものが存在する。

出典:wikipedia

LINEスタンプ制作に興味がある場合は、
下記よりスタンプファクトリーのホームページをご覧ください。